にっぽん縦断 こころ旅
私の心の風景は、もう50年以上前になりますが、
西那須野町、今は那須塩原市にある「烏ヶ森公園」です。
昭和40年夏、小学校6年生の時に、私の通う宇都宮市の錦小学校と黒磯市の青木小学校の交換学生として、2人一組で民家へホームステイしました。自然が豊かで、ビックリしたのを覚えています。
翌41年4月頃、そのホームステイ先の家族と、その親類と私の家族で、満開の烏ヶ森公園へ行きました。
その親類の中に、1つ年上(中学2年生)の女の子がいました。
13歳の頃の少年にとっては、はるかに年上に見え、又服装も、自分は学生服、彼女はワンピースで、女優か、モデルの様に見えました。
そんな中、公園内を歩いていた彼女が、土手(1~2m)を下りる時、私に「下りられないから、手を引いて」と言いました。
ドキドキしながら手をつなぎました。夢中でした。
周りの酔客が、ひやかしたのも覚えており、少し大人になった気分でした。憧れの東京の人を見たのは、初めてであり 彼女とはそれっきりでした。私の初恋でした。
その後、公園を一度訪れましたが、土手の周りがこんなに小さかったのかなぁ~と思い、又 桜の季節以外は少し寂しく感じられました。
正平さん、スタッフの皆様、名前の由来も含めて(調べて)是非行ってみてください。
宇都宮市在住(64歳)
山本 英樹
栃木県宇都宮市
山本英樹さん(64歳)からのお手紙