にっぽん縦断 こころ旅
「赤灯台と魚市場の中間から見る岩木山」
中学校からの帰り、仲良しグループとは、何故か少し遠回りして魚市場を通り、飴玉や冬にはツボ焼き芋を食べながら帰りました。
時には親しい先生も一緒に。潮と魚や漁具の生臭い臭いなどあの頃は気にもならなかったです。
そして振り返ると湾越しにそれは美しい津軽の父であり母である岩木山がそびえてこちらを見ています。感動の風景です。
昭和30年代半ば、東京オリンピックの準備で東京では土煙が舞っていたでしょう。
でもここにはまだぬかるんだ道で春を感じるワクワク感、お盆に夏祭り、秋のお山参詣、冬到来のハタハタ等々、心待ちにする事が沢山ありました。ここで育まれた四季を愛する心、
故郷を思う気持ちは終生変わらないものと思います。
またその昔、海の埋め立てに崩され、少し残っている天童山からの眺めも、街並みと海と岩木山は素晴らしいです。
追伸
こころ旅、頑張っていますね、正平さんもスタッフの皆様もよくまあ登れるのかと心配になる時があります。心臓肥大にならないように適当に、これからも全国をまわって下さい。
東京都 品川区 藤本 明子 68歳
東京都品川区
藤本明子さん(68歳)からのお手紙