にっぽん縦断 こころ旅
こころ旅 2017年春の旅へ、心の風景
火野正平さん、スタッフの皆様、いつも大変に御苦労様です。そして、ありがとうございます。
心に残るお手紙、風景はもちろんのこと、音楽も、番組の構成も、火野さんの自然な存在感も、大好きで、ほぼ初回から楽しみに夫婦で見させて頂いております。
そんな中、昨年秋の旅(10月放送 鳥取)で思いがけず 私の郷里で今は無人駅の因幡社駅に降り立って下さり、"こんな事もあるんだ!"と本当にうれしくて、夢のようでした。
〔※駅のちょうど川向うに元実家(今は人手に渡っています)があり、カメラに入らなかったのが少し残念。〕
そんな私が縁あって嫁いだ岡山のこころの風景は、「九幡周辺の防潮堤に並ぶ四ツ手網と小屋」です。
山と谷と川で育った私が 瀬戸の海の間近で 日の出と大きな夕陽が見られるのは感動でもあり 又、不思議な気持ちでもありました。
(当時、小柳ルミ子さんの瀬戸の花嫁が流行っており、自分と重ねて、里心をまぎらわせていたように思います。)
夫の家族はお酒好きで 母も楽しいことが好きで、兄弟、家族がそろう機会ができると夕方から仕度をして、食材を持ち込んで、総出で四ツ手網へと行ったものです。
児島湾の海岸に電灯のともった四ツ手網が連なっている光景はすばらしいものでした。
ところが10年程前に来た大きな台風で大半が壊れてしまいました。
いつもお世話になっていた赤枝さんも、地域の方も修理、再建されたようですが、小屋の数は減りました。(愛好家の方も多く、穴場のようで、時期によってはいっぱいになります。)
父も、赤枝さんも、もう亡くなり、四ツ手網に久しく行っておりませんが、防潮堤沿いに車を走らせると そこにはいつも懐かしい心の風景があります。
赤枝さんはご夫婦で九蟠の"のり"の養殖もされていて、厚みのある、まっ黒な味つけのりは絶品でしたが、それも"幻の味"になりました。
でもネ、赤枝さ~ん♪
現在、この周辺に水の公園体育館(ここでNHKののど自慢もありましたよ!)や、岡山のサッカーチーム・ファジアーノの政田サッカー場もできて、随分にぎやかになっていますよ~!。
火野正平さん、スタッフの皆様
新岡山港から小豆島へ往復するフェリーや、陽光キラめく海面も美しい海岸沿い、夕方からの四ツ手網の光のファンタジーも ぜひ見に行ってくださいませ。
住所.岡山市
眞玉(まだま)くに子 (65歳) 女性
四ツ手網は一辺が5~6mの正方形の大きな網に十文字に竹が組んであり、小屋から水中につり下げ、夕刻に電灯をつけて魚を寄せて、引き上げてとる漁法です。
小屋には流し台や、冷蔵庫、コンロ、鍋など常備されているので、その場で調理できます。
魚はあまり多くはとれなくなってきていますが、肉や食べ物持参で、バーベキューや、鍋など家族や友人と楽しむ場所になっています。
--参考までに--
岡山県岡山市
眞玉くに子さん(65歳)からのお手紙