額田悟志さん(35歳)のこころの風景は、母校小田原高校の通学路にあった通称「百段坂」の頂上から見える風景です。いい思い出がまったく無かったという高校時代はただの通り道だったのが、数年前久しぶりに百段坂を登ってふと振り返って見た絶景に驚いたそうです。「こんな素敵な風景に巡り会えていたんだと」。そして、初めて高校時代を少し肯定できたような気がしたと。そんな百段坂を目指して、この日は前日のゴール付近から約12kmの自転車旅。酒匂川サイクリングコースから小田原市内へ。お手紙通り131段の百段坂を上って振り返ると、市街地の向こうに春がすみの相模湾が広がっていました。