高知県須崎市にお住まいの林 秀子さん（７３歳）のこころの風景は、中学を卒業して集団就職で行った西脇市水尾町にある織物工場の宿舎そばの神社です。秀子さんが大都会と思ってやってきた水尾町は山に囲まれた田舎。工場で働きながら自然も楽しみました。心に残っているのは宿舎の窓から見えた神社。田んぼの中の一本道の突き当たりに神社があり、大阪にいた姉が会いに来てくれた姿が忘れられないそうです。母の病気で家業の手伝いに戻ったため、水尾町にいたのは２年間でしたが、この時が一番幸せだったとお手紙には書かれていました。正平さんは、兵庫駅から電車を乗り継ぎ社町駅まで輪行、そこから西脇市水尾町へ。のどかな山あいの田園の中、神社は変わらずに残っていました。