この日の目的地・都呂々は、お手紙をくれた大越さんのお母様の故郷。もやしっ子だった大越さんが、お父様が肺の病気にかかったために預けられ、海山川で遊ぶうちにすっかりたくましくなったという思い出の地です。ザーザー降りの雨の中、天草市の牛深港からバスを乗り継いで2時間の輪行。都呂々に着くと雨もやみ、春らしいカエルの大合唱に迎えられました。のどかな里山でやんちゃなガキ大将に戻った正平さんでしたが、こころの風景・富岡城址を目前に急坂に悪戦苦闘。ようやくたどり着いた城址の石垣越しに、大越さんが降り立った富岡港と天草の素敵な風景が見渡せました。