東日本大震災で亡くなった人たちの写真と家族からのメッセージを募集し、放送やHPで紹介しているNHKの「こころフォト」。
HPには作家の瀬戸内寂聴さんなど家族以外からもメッセージが寄せられています。そのうちの一人、批評家の若松英輔さんは、「死者」をテーマに様々な執筆・講演活動に取り組んでいます。
震災の前の年に妻を乳がんで亡くした若松さんは著書に、「死者に触れることなく、震災の問題の解決を求めることは問題の大きな一側面を見失うことになる」と記し、「一人一人が数に置き換えられて記録され、記憶からは消されていく」ことに警鐘を鳴らしています。
■日時: | 平成25年10月20日(日)午後1時半~午後3時【終了しました】 |
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■場所: | 石巻専修大学 4号館2階4203教室 「こころフォト展示会場」 (石巻市南境新水戸1) |
■講演: | 「こころフォトを語る~かなしみを経験するということ」 |
■講師: | 若松英輔(わかまつ・えいすけ)
批評家、1968年生まれ。慶應義塾大学文学部非常勤講師。
> 若松英輔さんの「こころフォトに寄せて」
「生きている死者」をテーマにさまざまな執筆、講演活動を行う。 『魂にふれる 大震災と生きている死者』『死者との対話』(トランスビュー) 『内村鑑三をよむ』(岩波書店)など。 |