NHK高校講座

書道T

Eテレ 隔週 木曜日 午後2:20〜2:40
※この番組は、前年度の再放送です。

書道T

今回の学習

第16回 仮名の書

散らし書きに挑戦 〜仮名の表現〜

  • 書道監修:NHK学園高等学校教諭 川合 広太郎
学習ポイント学習ポイント

散らし書きに挑戦 〜仮名の表現〜

  • 皆藤愛子さん
  • 高校生

MCは皆藤愛子さん。
そして今回みなさんと一緒に学習する高校生は、
古橋舞悠さん、栗原大河くん、黒木うららさんの3人です。

  • 蓬莱切
  • 変体仮名を多く使っている

今回は仮名の作品作りに挑戦します。
元になるのは蓬莱切(ほうらいぎれ)です。
平安時代の三蹟の一人である藤原行成が書いたものと言われていて、端正な字の形と清らかな線質が特徴です。
変体仮名を多く使うことで、表現に変化が加えられています。

達人に聞こう
  • 川合広太郎先生
  • 雲紙

ここで、「達人に聞こう!」のコーナーです。
今回の達人・川合広太郎先生に蓬莱切について聞きました。

蓬莱切に使われている紙は平安時代に流行った雲紙(くもがみ)です。
雲のデザインをすき込んである紙で、現在ではこの紙を作れる人は少なくなっています。

  • 雲紙
  • 蓬莱切の臨書

達人に蓬莱切の臨書をみせてもらいました。
「おほぞらに むれたるたづの さしながら おもふこヽろの ありげなるかな」
この和歌の意味は
「大空に群れた鶴も目指す方向を指しながらあなたの長寿を祝う心があるように見える」
というものです。
達人の臨書の様子は、ホームページでノーカット版を公開していますので、ぜひご覧ください☆

  • 散らし書き
  • 料紙

蓬莱切は3行の行書きになっています。
今回は蓬莱切を散らし書きにしてオリジナル作品を作ってみましょう。
使う紙は、普通の半紙ではなく色や文様の入った料紙を用意しました。

仮名の創作〜空間の使い方〜
  • 継色紙
  • 寸松庵色紙

散らし書きのポイントは空間を上手く使うことです。
紙のどの部分に空間を作るか、そして行の高さや傾きなどを工夫することで自分なりの表現を考えましょう!
レイアウトの参考になるのが以前学んだ古典です。
【継色紙】
空間を大きく2つに分けて、右側を大きめに書き、左側を小さめに書くことで変化をつけています。
また、行間も不揃いになっています。
【寸松庵色紙】
行末をほぼ揃えて、行の頭をずらしています。
最後の行が1文字になっているのもポイントです。

  • 3行で書かれた蓬莱切を4行に
  • 変体仮名が使われている部分をひらがなに置き換える

3行で書かれた蓬莱切を4行にレイアウトしなおしてみます。
行の頭の高さを少しずらし、行間も均等ではなくしてみました。
余白にも注意して、あまり紙の端に文字が入らないようにした方がきれいです。
変体仮名が使われている部分をひらがなに置き換えるなど、自由な発想で創作してみましょう!

  • 最初に全体の構成を決めます
  • 最初に全体の構成を決めます

達人のアドバイスを参考にして、3人が散らし書きにチャレンジ☆
最初に全体の構成を決めます。蓬莱切の文字を切りとって並べて考えましょう。

  • 細くても力強い線を書くことが大切
  • 墨色の変化にも注意

構成が決まったら、清書をします。
細くても力強い線を書くことが大切です。
墨継ぎのタイミングに気をつけて、墨色の変化にも注意しましょう!

みんなの書
  • “カポエイラ”を習うみなさん
  • 書に挑戦

誰でも書のアーティスト☆
今回は、格闘技と音楽、ダンスが融合したブラジルの伝統芸能“カポエイラ”を習うみなさんに、書に挑戦してもらいました!

仮名の創作
  • みんなの作品
  • みんなの作品
  • みんなの作品

みんなの作品ができあがりました☆
古典をそのまま臨書するだけでなく、自分で創作することで表現の幅を広げていきましょう!

  • 皆藤さんと川合先生
  • 皆藤さんの作品

今回は皆藤さんにも作品をつくってもらいました☆

平安の紙文化・料紙
  • 料紙
  • 料紙作家の福田行雄さん

仮名を書くときには、絵の具、金箔、銀箔、模様などで装飾された料紙を使います。
料紙は平安時代の後期に仮名と共に発達し、現在まで伝えられています。

埼玉県立大宮光陵高等学校では料紙作りの実習を行っています。
教えているのは料紙作家の福田行雄さんです。

  • 墨流し
  • 水面に墨液を落とし、そこに油を加える

ひとつめは墨流しという方法。
水面に墨液を落とし、そこに油を加えると墨をはじいて空白ができます。
その作業を繰り返して複雑な模様ができたら和紙に模様を写して完成です!

  • から紙
  • 版木に絵の具を塗る

もうひとつはから紙です。
模様になる版木に雲母という光沢のある鉱物を混ぜた絵の具を塗ります。
それを版画の要領で紙に写し取ったら完成です!

  • 次回もお楽しみに〜

次回もお楽しみに〜☆

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