NHK高校講座

コミュニケーション英語T

Eテレ 毎週 月曜日 午後2:40〜3:00
※この番組は、前年度の再放送です。

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今回の学習

第38回 Reading 2

物語を読もう

  • 英語監修:文教大学教授 阿野 幸一
学習ポイント学習ポイント

物語を読もう

物語を読もう
  • たかしさん
  • 斎藤司さん

未来のある日。場所はHOTEL TRENDY。
Frogに扮(ふん)したオーナー(トレンディエンジェル・斎藤司)、Toadに扮した執事のたかしさん。

オーナー「Frog斎藤です!」
たかし「Toadたかしです!」
オーナー「お兄さん、トレンディだね〜。」
たかし「うん。」
オーナー&たかし「トレンディ両生類!」
たかし「ということで!きょうは私たちのステージをお見せする、当ホテル自慢のENTERTAINMENT SHOWです。」
オーナー「え?こんなかぶり物で?」
たかし「…頭が隠れるじゃないですか。」
オーナー「そうか、そうか。」

ちなみに…
frogはカエル、toadはガマガエルという意味です。
英語では、水辺に住むカエルをfrog、陸に住むヒキガエルをtoadといいます。

Today's Mission!「物語を読もう」〜Part 1〜
  • Joann
  • 健と結衣

突然、過去から飛ばされてきた健(狩野見恭兵)と結衣(犬塚しおり)。
健「…あれ?きょうはどうしてここに。。。」
結衣「えっ。。。あ、Joannさん!」
Joann「いらっしゃ〜い!2人も英語の勉強がだいぶ進んだし、きょうはじっくり聞いてほしい物語があるの。」
結衣「英語のですか?」
Joann「そう!カエル君とガマ君の話です。2人はとても仲よしなの。」

ということで、今回2人に挑戦してもらう物語はArnold Lobel作、“Days with Frog and Toad”の中に収められている“Alone”という作品です。

健「aloneは“1人”って意味だよね。仲よしなのに1人ってことですか?」
Joann「それは読んでいくとわかるわよ。」

  • カエルくんの書き置き
  • ガマくん

ある日、ガマ君がカエル君の家を訪れると、扉にメモが貼ってありました

DEAR TOAD,
I AM NOT AT HOME. I WENT OUT.
I WANT TO BE ALONE.
           FROG


Toadたかし「Alone? Frog has me for a friend. Why does he want to be alone?」
Toad looked through the windows.
He looked in the garden.
He did not see Frog.
Toadたかし「森かな?」
Toad went to the woods.
Frog was not there.
Toadたかし「いないなぁ…原っぱかな?」
He went to the meadow.
Frog was not there.
Toadたかし「いない…いったいどこにいっちゃったんだろう?Frog斎藤は…」

  • 物語の内容、わかった?
  • Joann

ここまでの物語をおさらいしておきましょう!

健「カエル君は書き置きを残していなくなっちゃったんだね。」
Joann「手紙を読んでみて。」
健「I am not at home. (ボクは家にいません) I went out. (ボクは出かけました)」
Joann「その次に書いてある “ I want to be alone. ” 意味はわかる?」
結衣「“ボクは1人になりたい”って意味ですね?」
Joann「そう。」
健「なんでですか?」
Joann「ん〜…だからガマ君は、 Why does Frog want to be alone? (なんでカエル君は1人になりたいんだ?)って思ったんだよね。 Frog has me for a friend. (カエル君にはボクという友だちがいるのに)って。」
結衣「わかります、ガマ君の気持ち。」
健「それでガマ君はカエル君を捜しに行ったけど、その辺にはいなかった…と。」
結衣「どこに行ったんだろうね?」

  • カエルくんを見つけたガマくん
  • ランチを制作

それでは、物語の続きです。

Toad went down to the river.
There was Frog.
He was sitting on an island by himself.
Toadたかし「Poor Frog... He must be very sad. I will cheer him up.」
Toad ran home.
He made sandwiches.
He made a pitcher of iced tea.
Toadたかし「サンドイッチとアイスティー、完成!」
He put everything in a basket.
Toad hurried back to the river.
Toadたかし「いたいた! Frog!」
he shouted,
Toadたかし「It's me. It's your best friend, Toad!」
Frog could not hear Toad.
Frog was too far away from him.
Toadたかし「おーーーい!!!」
Toad shouted and waved, but it was no use.
Frog was still sitting on the island.
He did not see or hear Toad.

  • 健と結衣
  • クイズ

物語の内容はわかりましたか?

健「ガマ君はサンドイッチとアイスティーを作ってカエル君に届けようとしたんですね。」
Joann「そう!」

それでは、ここまでの物語からクイズを出します!
Why didn't Frog notice Toad? (なぜカエル君はガマ君に気づかなかったのでしょう?)
(A) Toad was too far away from Frog.
(B) Toad was sitting on an island.


(A)は「ガマ君はカエル君からとても離れていた」
(B)は「ガマ君は島に座っていた」
という意味です。
島に座っていたのは、ガマ君ではなくカエル君でしたね。
ですから、答えは(A)です。

作者・Arnold Lobelとは?
  • アーノルド・ローベルについて
  • アーノルド・ローベルについて

アーノルド・ローベル(1933〜1987)はアメリカの絵本作家です。
ローベルはロサンゼルス生まれ。
子供時代は繊細で、いじめられることもあったそうです。
そんなとき、いつも通っていた図書館で本やイラストに出会い、才能が芽生えていきました。
高校卒業後、美術学校を出たローベルは、話もイラストも自分でつくる絵本作家として活躍します。
Frog and Toadシリーズは、家族と過ごした避暑地にたくさんいたカエルたちをモデルにしているそうです。
カエル君ガマ君の心温まるエピソードは世界中で愛されています。

Today's Mission!「物語を読もう」〜Part 2〜
  • カメのJoannちゃん登場
  • 川に落ちるガマくん

話の続きに戻りましょう。

川の向こうのカエル君に手を振るガマ君ですが、なかなか気づいてもらえません。
そこに…
A turtle swam by.
Toadたかし「あ!カメのジョアンちゃん!」
Joann「しょうがないわね。カエル君のところに行きたいんでしょう?ここに乗って!」
Toadたかし「ありがとう、よいしょっと。」
Toad climbed on the turtle's back.
Joann「じゃあ、行くわよ!」
Toadたかし「Turtle, carry me to the island. Frog is there. He wants to be alone. 1人になりたがっているんだ。」
Joann「でもさ、ガマ君。 If Frog wants to be alone, why don't you leave him alone? (もしカエル君が1人になりたいって言うなら1人にしてやればいいじゃない?)」
Toadたかし「え… Maybe you are right. Maybe Frog does not want to see me. Maybe he does not want me to be his friend anymore.」
Joann「Yes, maybe.」
Toadたかし「Frog! I am sorry for all the dumb things I do. I am sorry for all the silly things I say. Please be my friend again!」
Toad slipped off the turtle.
With a splash, he fell in the river.

  • 再会
  • 2人はともだち

Frog斎藤「おい、大丈夫か。」
Toadたかし「ごめん。」
Frog pulled Toad up onto the island.
Toad looked in the basket.
The sandwiches were wet.
Toadたかし「サンドイッチがグシャグシャだ…!アイスティーもなくなっちゃった… We can't eat this lunch! It's so wet. I wanted to cheer you up, Frog, so I made it for you.」
Frog斎藤「But Toad, I am happy. I am very happy. This morning when I woke up I felt good because the sun was shining. I felt good because I was a frog. I also felt good because you are my friend. I wanted to be alone. I just wanted to think! Everything is fine and I am very lucky.」
Toadたかし「Oh, so you wanted to be alone. I guess that is a very good reason.」
Frog斎藤「Now, I am glad because I will not be alone. Let's eat lunch.」
Toadたかし「うん、食べよう!」
Frog and Toad stayed on the island all afternoon.
They ate wet sandwiches without iced tea.
They were sitting alone together, just two close friends.

みなさん、物語の結末、わかりましたか?

  • 結衣
  • オーナー、みんな興味ないよ!

Joann「ハッピーエンドでよかったよね! They were sitting alone together, just two close friends. 最初、カエル君は1人きりになって自分の幸せをかみしめていたけど、物語の最後では、その幸せを2人でかみしめたんだね。“alone together”は“2人で”っていう意味だよ。」
健「今、やっとわかりました!!!」
Joann「ところで… Have you ever been alone together with someone? 誰かと2人きりになりたいと思ったことはありますか?」
健「友だちと遊んでいて帰るときに“もうバイバイか…”っていうさみしさはあります。」
たかし「えっ?なんだ、それ!」
オーナー「色気のある回答をちょうだいよ〜!」
たかし「健はもういい!結衣ちゃんは?」
結衣「私はまだ誰かと2人きりになりたいと思ったことはないから、これからその相手が見つかるといいなと思います。」
Joann「いいね、いいね!じゃあ、オーナーは?」
オーナー「ボクも大人だからね。そういう人はいろいろいたなぁ…」
Joann「えぇっ?誰だろう…」
オーナー「ちょっと、それは勘弁してください!事務所に聞いてください!」
たかし「いや、興味ないよ!」

JoannのSmall Talk with Big Names
  • 澤さんと母
  • 澤さんとJoann

ゲストは、元サッカー女子日本代表、澤穂希さん。
15歳で女子日本代表に選出された澤さん。
2011年FIFA女子ワールドカップでは、キャプテンとして「なでしこジャパン」を優勝に導き、FIFAの最優秀選手賞を受賞した、日本女子サッカー界のレジェンドです。

澤さんのサッカー人生の転機となったのは、アメリカのリーグへの挑戦でした。
その背中を押してくれたのが、母・満壽子(まいこ)さんのある言葉だったといいます。
澤「『チャンスの波に乗りなさい』といつも言われていたんです。誰にでもチャンスは必ずくるから。迷うことってあるじゃないですか。やりたいけど、不安だしどうしようかなとか。でも、やらないと絶対に後悔するし。それに、やりたいな、どうしようかなと悩んでいるときって、やりたいから悩んでいるんですよ。やりたくなかったら迷わないじゃないですか。」
Joann「それ聞いて思い出す格言があります。 I'd rather regret doing it than regret not doing it. (やらないで後悔するよりも、やって後悔したほうがいい。)他に、海外で生活されて、何か印象に残っている言葉はありますか?」
澤「Just Do it. You can do it. それはもうずっと。いつもその言葉があったから。やらなきゃいけないし、やるっきゃないし、っていうのもあって、自分だったらできるって。すごく大きな試合になるにつれて、“澤穂希はできる”っていつも思ってやっていたんです。そう思うといつもできるんですよ。ポジティブな言葉を常に言ったり、思ったりすると、できるので。」
Joann「Just do it.
澤「こう言われて…You can do it.
Joann「2011年のワールドカップで優勝したときは、どんな気持ちでしたか?」
澤「So excited! 時間はかかったけれど、ずっとやり続けてきてよかったなって思いましたね。自分が目標に掲げていたのが世界一だったので、成し遂げたときは本当にうれしかったですね。それこそ so happy です。」

次回は、澤さんの娘さんへの英語教育について聞きます。
お楽しみに☆

阿野先生のワンポイントLesson☆
  • 阿野先生
  • トレンディエンジェル

夜も更けたHOTEL TRENDYでは大人の時間が流れています。
先生「カエル君とガマ君の物語、とてもいい話でしたね。最後に食べていた“ぬれたサンドイッチ”も、何だかおいしそうでしたよ。」
オーナー「そうなんですよ…口に入れた瞬間なくなるパンが非常においしかったです。。。」
たかし「どこがだよ!食べてなかったじゃん。」
先生「この物語では、ガマ君がサンドイッチを作ってあげましたよね。そのシーンでは、He made sandwiches. と“make”を使っていました。」
オーナー「あれ、そういえば料理の場合は“cook”じゃないんですか?」
先生「そう思いますよね。料理をするときに使う“cook”、実は、火や熱を使って料理をするときに使うことばなんです。物語に出てきたようなサンドイッチを作るときには、ふつうは火を使ったり温めたりはしないで作りますよね。そういうときは“make”なんです。 I made sandwiches.
オーナー「サンドイッチは“make”なんですね!」
先生「同じように、サラダを作るときにも温めたりはしないので“cook”ではなく“make”を使うんですよ。(先生お手製のサラダを出して)はい! I made a salad.
たかし「サラダとサンドイッチ!ヘルシーですね。」
先生「これは特に海藻たっぷりですから、どうぞ!」
オーナー「おいしそうですね!いただきます。」
たかし「(オーナーの頭を見つめながら)いまさら海藻を食べても…」

それでは次回もお楽しみに!

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