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地理

Eテレ 毎週 金曜日 午後2:40〜3:00
※この番組は、2014年度の新作です。

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地理

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※この番組は、2014年度の新作です。

今回の学習

第1回 現代世界の系統地理的考察
【自然環境】編

地球を旅する(1) 〜大陸と海洋〜

  • 地理監修:中央大学附属横浜中学校・高等学校教諭 田中 友也
学習ポイント学習ポイント

地球を旅する(1) 〜大陸と海洋〜

  • 中田敦彦さん
  • トリプルG

MCは中田敦彦さん。
そして1年間みなさんと一緒に学習するのが、トリプルGこと山田彩さん(やまちゃん)、ドミニクさん(ドミちゃん)、田中日奈子さん(ひなちゃん)の3人です!
“G”には「Geography=地理」の意味があります。

  • 恐竜が支配していた2億2千万年前
  • パンゲア大陸

地球は最初から今の姿をしていたわけではありません。
恐竜が支配していた2億2千万年前、地球上の大陸は1つにまとまっていたと考えられています。
パンゲア大陸とよばれるその大陸は、長い時間をかけて分裂と衝突を繰り返し、今に至っているのです。

世界の地形を旅する
  • ヒマラヤ山脈
  • モンゴル高原

地球上で最も高い“出っ張り”であるヒマラヤ山脈
標高7000m〜8000mの高い山が連なっていて、空から見ると鋭く尖った剣のように見えます。
世界一高いエベレストもここにあります。

一方、なだらかな山々の麓に広がるモンゴル高原
標高は平均1500mで、なだらかな“出っ張り”となっています。
モンゴル高原では、草原を活かした人々の暮らしが営まれています。

  • ウユニ塩原
  • ダナキル低地

世界一真っ平らな場所、ウユニ塩原。標高およそ3700mの塩の大地です。
年に1度の短い雨季。雨が降ったあとには塩原は一面水に覆われます。
塩原は空の変化を映し出す天空の鏡となり、この季節限定の特別な風景が見られます。

そして、地球上の“へこみ”であるダナキル低地
アフリカ大陸にあり、海面よりも100mも低い位置にあります。
そして大きな穴の底には溶岩の湖があり、地球の奥深くから沸きあがる約1000℃の溶岩が吹き出しています。

このように、地球上には時間とともに作られてきたさまざまな風景があります。
私たちが暮らす地球は、地形が作り出す豊かな表情に満ち溢れているのです。

プレートの動きと地形の関係
  • いろいろな地形ができる理由を解き明かすポイントはプレート
  • マントルの上の地殻の部分がプレート

地球上にいろいろな地形ができる理由を解き明かすポイントはプレートです。
地球の表面は十数枚の硬い岩盤によって覆われています。
その岩盤ひとつひとつをプレートと呼びます。
地球の内部は何層かに分かれていて、マントルの上部と地殻の部分がプレートです。
マントルはゆっくりと動いてプレートを複雑に動かしています。
そのため、プレートの上に乗っている大陸も移動することになるのです。

  • 田中友也先生
  • ぶつかり方や力のかかり具合によって地形は変化する

では、プレートが動くと、なぜ高い山や穴ができるのでしょうか。
教えてくださるのは田中友也先生です。

プレートは複雑に動いているので、プレート同士がぶつかると、お互いが持ち上がったり、ずれたりします。また、一方のプレートの下に、もう一方のプレートが潜り込むこともあります。
そのようなときに地形が変わることがあるのです。

ヒマラヤ山脈、ダナキル低地、そしてウユニ塩原などは、いずれもプレートの境界付近に位置しています。
同じように境界付近にあっても、ぶつかり方や力のかかり具合によって地形は変化するということですね。

  • 深い海の底には火山が連なっている場所がある
  • プレートは広がる

では、いろいろな地形は、プレートの境界でどのようにして作られるのでしょう。
それを解き明かす3つのポイントを学習しましょう!

(1)広がる境界
深い海の底には火山が連なっている場所があり、そこでプレートが生まれます。
このような火山は山の嶺のように見えることから海嶺とよばれています。
そして、海嶺で地球の内部から湧き出してきた高温の物質が冷え、プレートとなって広がっていくのです。

  • 海嶺の上の島であるアイスランド
  • ギャオ

通常海嶺は海底にあり、見ることはできません。
しかし、海嶺の上にあるアイスランドでは、広がる境界の姿を見ることができます。
島には何本もの深い裂け目があり、現地の言葉でギャオと呼ばれています。
この裂け目は今も広がり続けています。

  • 一方のプレートがもう一方のプレートの下に沈み込む
  • 沈み込むのではなく持ち上がる場合もある

(2)狭まる境界
さて、地球の大きさは変わらないので、プレートはどこかが広がれば、どこかが縮みます。
縮む場所では、一方のプレートがもう一方のプレートの下に沈み込み、地中深くに消えていきます。
また、沈み込むのではなく持ち上がる場合もあります。
持ち上がった例がヒマラヤ山脈です。ヒマラヤ山脈は今も少しずつ高くなっています。

  • サンアンドレアス断層
  • プレートは現在も1年間で数センチメートル動いている

(3)ずれる境界
北アメリカにあるサンアンドレアス断層は、プレートの動きによって大地が裂けています。
アイスランドのギャオと似ていますが、ギャオは裂け目が広がるように動くのに対し、サンアンドレアス断層では上下の方向にずれているのです。

プレートは現在も1年間で数センチメートル動いています。
これは、人間の爪が伸びる速さと同じだと言われています。

  • 2013年11月小笠原諸島西之島のすぐ近くで海底火山が噴火
  • 噴火が起こったのはプレートの境界近く

さて、プレートの境界の近くには活発な火山が多くあります。
2013年11月小笠原諸島西之島のすぐ近くで海底火山が噴火し、“新しい島ができるのでは…?”とニュースになったのを覚えていますか?
噴火が起こったのはプレートの境界近くです。
ここの境界は、一方のプレートがもう一方のプレートの下に沈み込む「狭まる境界」です。
1ヶ月ほどで“新しい島”は西之島とつながり、2014年2月28日現在、西之島の面積はおよそ3倍になっています。

  • 火山がもたらすエネルギーを利用して地熱発電
  • 発電に使った温水も温泉として有効利用

火山は地形を変えるだけでなく、人々に恩恵も与えます。
“広がる境界”の上にあるアイスランドでは、火山がもたらすエネルギーを利用して地熱発電をしています。
これによりアイスランドで使用する電力の30%をまかなっています。
発電に使った温水も温泉として有効利用されています。
面積は5000mと広く、世界最大の露天風呂として人気の観光スポットとなっています。

  • 高温の水を使って野菜を栽培
  • 床に温水が流れるパイプを這わせている

他にも、地下からくみ上げた高温の水を使って野菜を栽培しています。
床に温水が流れるパイプを這わせて、ビニルハウス内を温めているのです。
夏でも20℃を超える日がほとんどないアイスランドで、火山のエネルギーが人々の暮らしを支えているのです。

  • 次回もお楽しみに

世界の人々の暮らしは地域ごとにさまざまです。
その違いは、自然環境の違いによるところも大きいと考えられます。
みなさん、いろいろな視点で人々の生活を見つめる力を一緒に身につけていきましょう☆
1年間よろしくお願いいたします!

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