NHK高校講座

ビジネス基礎

Eテレ 隔週 金曜日 午前11:20〜11:30
※この番組は、前年度の再放送です。

ビジネス基礎

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今回の学習

第3回 ビジネスの担い手

ものの生産者

  • ビジネス基礎監修:城西大学経営学部客員教授 粕谷和生
学習ポイント学習ポイント

ものの生産者

ものの生産者
  • ビジネス基礎
  • さまざまな商品について、誰が作っているのか考えたことはありますか?

みなさんが普段手にするさまざまな商品は、誰が作っているのか考えたことはありますか?
今回は、ものの生産者について学んでいきましょう!

ものの生産者の役割と種類
  • 店長と多恵
  • 多恵さんのシュシュ

ここはコンビニ“マエマート”。
店長・加藤勝(33歳)とアルバイトの山田多恵(16歳)が働いています。

店長が多恵さんに声をかけました。
店長「山田さん、その髪留めって…」
多恵「髪留めじゃないですよ!シュシュです!バイトを始める前に、この店で買ったんです。お気に入りなんですよ。」
店長「へえ〜そうなんだ…。そういえば、そのシュシュって女の子に売れてるよね。」
多恵「こんなかわいいシュシュ作ってる人ってどんな人なのかな…きっと素敵な人なんでしょうね!」
店長「いやいや、案外ボクみたいなおじさんかもよ?」
多恵「え〜、それは何か嫌です…」
店長「何でよ!」

  • 第一次産業と第二次産業
  • “ものの生産者”の役割

私たちが日々買っている商品は、さまざまな“ものの生産者”によってつくられています。
“ものの生産者”は大きく次の2つに分けられます。
 ☆第一次産業…自然からもたらされるものを収穫する農業・林業・漁業
 ☆第二次産業…原材料を加工して製品をつくり出す製造業など

“ものの生産者”の役割は、消費者ニーズを満たす製品を製造し、商品として市場に提供することです。
多様化する消費者ニーズに対応し、“この商品を買ってよかった!”と思わせる顧客満足度の高い商品を提供することが重要です。
また、品切れを起こさないように、安定した生産をしなくてはなりません。

ものの生産者のビジネス☆
  • トゲトゲシュシュ
  • ピカピカシュシュ
  • きのこシュシュ

店番をしている多恵さんの元に、自作のシュシュを持った店長が駆け寄ってきました。
店長「店長手作りシュシュだよ!例えば、自分を強く見せたい人には“トゲトゲシュシュ”!」
多恵「(トゲトゲシュシュを触って)痛っ!ダメですこんなの!怪我しちゃったらどうするんですか?」
店長「じゃあこれはどう?目立ちたい人にオススメ“ピカピカシュシュ”!」
多恵「ちょっとかわいいけど、電気のむだ遣いです!」
店長「じゃあこれはどう?小腹が空いても大丈夫な“きのこシュシュ”!」
多恵「ダメダメ!食べ物のむだ遣いです。」
店長「えぇっ?絶対売れると思うんだけどな〜」
多恵「商品が売れれば、何でもありなのかな…?」

  • 商品の安全性や環境問題への対応
  • 製造物責任法(PL法)

“ものの生産者”のビジネスは、消費者ニーズを満たす製品をつくることがもっとも重要です。
一方で、商品の安全性環境問題への対応も求められます。
例えば、製品の欠陥が原因で人や物に損害を与えた場合には、その製品の製造者が被害を受けた人に対して損害賠償責任を負うことが法律で定められています。
その法律を製造物責任法(PL法)といいます。

ものの生産者の動向
  • 大量のインスタントラーメン
  • 日本生まれの商品はたくさんある

マエマートに外国人のお客さんがやってきました。
購入したのは、大量のインスタントラーメン!
客「このインスタントラーメンは日本で発明されたって知っていますか?」
多恵「そうなんですか?」
客「他にも、レトルトカレー、乾電池、使い捨てカイロも日本で生まれたんです。日本すごいです!」
多恵「へえ!知りませんでした!日本生まれの商品って、そんなにたくさんあるんですね。」

  • 青色LED
  • リチウムイオン電池

日本の製造業は世界に誇る技術開発力を持っています。
これまでにも、青色LEDやカーナビ、リチウムイオン電池など、たくさんの世界初の商品が日本で生まれています。
これは、長期にわたって、日本の製造業が新技術や新素材などの研究・開発を地道に続けてきた成果です。

  • リニア中央新幹線
  • リニア中央新幹線

2027年の開業をめざして研究・開発が進められているリニア中央新幹線。
車体を地上から浮かせることで、時速500km以上で走行することが可能です。
それを可能にしているのが超伝導磁石で、日本が世界で始めて実用化した技術です。

  • 超伝導磁石のしくみ
  • 直線的に伸ばしたもの

−269℃に冷却することで電気抵抗をゼロにしたコイルに1度電流を流すと、半永久的に電流は流れ続け、強力な磁石になります。
これが超伝導磁石のしくみです。

超伝導磁石を利用したリニアモーターは、従来の回転式のモーターを直線的に伸ばしたものです。
車両側と地上側の磁石の反発する力と引き合う力を使って、車体を地上から浮上させて走行します。
試験走行での最高速度は時速603km。
これは、地上を走る鉄道の世界最速として、ギネスの世界記録にも認定されました。

  • 超伝導リニアの開発に携わった藤江さん
  • リニアモーターカーの浮上走行実験

リニアモーターカーの開発が始まったのは、1962年でした。
当時、超伝導リニアの開発に携わった藤江さんにお話をうかがいました。

Q:超伝導リニアの開発でいちばん苦労したことは何ですか?
藤江「いちばんの苦労は、やはり超伝導磁石。これが時々、常電導(通常の電導常体)に変わってしまう。車両が落ちたり止まったりして、安定的に走れない。」

その後、藤江さんたち技術者は、2年にわたる研究・実験を繰り返して、ようやくリニアモーターカーの浮上走行実験にこぎつけました。
そして現在も、若い技術者たちがリニア中央新幹線の実用化に向けて開発を続けています。
営業線に向けて必要な技術はすでに完成していて、現在は開業に向けて、より低コストで効率的なメンテナンスの手法の検証をしている段階です。
2027年にリニア中央新幹線が開通した場合、東京-名古屋間が40分で、早ければ2037年に開通する予定の東京−大阪間は67分で結ばれます。
日本のビジネスにとって革命となるはずです。

  • 重さ30kgシュシュを提案

シュシュ作りに燃える店長。
今度は付けているだけでシェイプアップができる“重さ30kgシュシュ”を提案!
「そんな重いシュシュ付けられないですよ!」という多恵さんの意見も聞かず、試作をすると宣言した店長。
こんな店長でマエマートは大丈夫でしょうか…次回もお楽しみに!

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