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簿記

Eテレ 夏・冬期特別講座放送
※この番組は、前年度の再放送です。

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簿記

Eテレ 夏・冬期特別講座放送
※この番組は、前年度の再放送です。

今回の学習

第1回 簿記の基礎

はじめよう 簿記! 〜資産・負債・純資産〜

  • 簿記監修:城西大学経営学部客員教授 粕谷 和生
学習ポイント学習ポイント

はじめよう簿記!〜資産・負債・純資産〜

  • 酒井瞳さん
  • 松田莉奈さん、石井祥伍くん

学習の舞台となるのは、さまざまなローカルグッズを販売する「さかっち商店」。
店長はさかっち(酒井瞳さん)。
ビジネスでの成功を夢見てアイドルから転身、お店を始めました。
そして、アルバイト従業員が2人。
かわいい顔して大雑把な莉奈ちゃん(松田莉奈さん)と、ちょっと天然な祥伍くん(石井祥伍くん)。

それでは1年間、3人と一緒に簿記を学んでいきましょう☆

  • わたび〜さん
  • 簿記とは!

さかっち商店はもうかっているのか、財産がいくらあるのか…それを知るために必要なのが簿記です。

簿記について教えてくれるのは、わたび〜さん。
どーもくんは備品、どーもくんのケガの治療費は修繕費…という簿記用語のネタを披露してくれたわたび〜さんは東大卒のエリート公認会計士にして(売れない)芸人さんです。

さて、簿記の“簿”は帳簿の簿!
帳簿とは、お店や会社のお金などを記録するものです。
そして簿記の“記”は記録の記です。
つまり、簿記とは経営活動を一定のルールにしたがって帳簿に記録・計算・整理することなのです。

日々の売り買いの取引状況を帳簿に記帳し、時期がきたらその帳簿を計算・整理してまとめます。
これが決算です。
学校では、学期ごとに成績表が渡されますよね。
お店や会社でも同じようなものを作っているということです。

  • 簿記の目的
  • さかっち、莉奈ちゃん、祥伍くん

簿記の目的は大きく分けると次の3つです。
(1)財産管理をする
(2)財政状態を明らかにする

  お店に現金や商品、借入金などがどれくらいあるかということ。
(3)経営成績を明らかにする
  一定期間、例えば1年の間にどれだけ儲かったのか、損をしたのかということ。

簿記マスター演習!〜5つの要素を覚えよう〜
  • 簿記の5つの要素
  • 現金は資産

帳簿には、受け取る現金や支払う現金、仕入れた商品や売った商品などを記入します。
このとき記入する内容は5つのグループに分けられます。
(1)資産……現金、商品、売掛金、貸付金、備品、建物、土地など
(2)負債……買掛金、借入金など
(3)資本(=純資産)……(資産総額)−(負債総額)=(資本の額)で求めます
(4)収益……商品を売ったときの儲け
(5)費用……給料など支払ったもの

今回は、資産・負債・資本(純資産)の3つについて覚えましょう。

  • 後で売り上げ代金がもらえる権利のことを売掛金という
  • 後でお金を返してもらえる権利のことを貸付金という

☆資産にあたる売掛金とは…☆
さかっち商店が商品を10万円で売ったとします。
しかし代金は後で払うという約束で、まだもらっていません。
このように、後で売り上げ代金がもらえる権利のことを売掛金といいます。

☆資産にあたる貸付金とは…☆
さかっち商店がB商店に1万円を貸したとします。
貸したお金は後で返してもらう約束です。
このように、後でお金を返してもらえる権利のことを貸付金といいます。

売掛金や貸付金などの“権利”のことを債権ということも覚えておきましょう!

  • 後で仕入れ代金を払う義務のことを買掛金という
  • 後でお金を返す義務のことを借入金という

☆負債にあたる買掛金とは…☆
さかっち商店が商品を10万円で仕入れたとします。
代金は後で払うという約束で、まだ支払っていません。
このように、後で仕入れ代金を払う義務のことを買掛金といいます。

☆負債にあたる借入金とは…☆
さかっち商店が銀行などからお金を借りたとします。
後でお金は返さなければいけません。
このように、後でお金を返す義務のことを借入金といいます。

買掛金や借入金などの“義務”のことを債務ということも覚えておいてくださいね!

社会で簿記ing
  • 昔の帳簿
  • 一冊で数十年分の記録が載っている帳簿もある

創業は江戸時代という大阪の老舗デパート。
このお店の資料館には江戸時代からの取引の記録が残されています。
昔から商売繁盛のためには取引を正確に記録することが必要だったのです。

上の左図の帳簿では、上に取引金額、下に相手の名前が書かれています。
このほか買った記録、売った記録、取引先ごとの記録など、さまざまな記録が作られました。
一冊で数十年分の記録が載っている帳簿もあります。

  • デパートの財務部
  • 簿記は会社の原点!

150年以上経った現在でも、取引を正確に記録することは欠かせません。
このデパートの財務部では、たくさんの人が何重にもチェックをして、ミスがないよう細心の注意をはらっています。
簿記は会社の原点と言っても過言ではありません☆

この店って大丈夫?
  • パソコンなどの備品
  • 負債総額は40万円

まとめのテストです。
以下の数値を元に、さかっち商店の資本を求めてみましょう!
・現金…20万円
・商品…30万円
・売掛金…10万円
・備品…40万円
・買掛金…5万円
・借入金…35万円

上記の中で資産にあたるのは現金、商品、売掛金、備品なので、資産総額は100万円です。
また、負債にあたるのは買掛金と借入金なので、負債総額は40万円です。
したがって、
資産(100万円)−負債(40万円)=資本(60万円)
と求めることができます!

  • さかっち、莉奈ちゃん、祥伍くん
  • わたび〜さん

資産−負債=資本
この式のことを資本等式といい、これだけでも会社やお店の財政状況がよくわかります。
しっかり覚えておきましょう☆

簿記の“キモ”
  • 粕谷和生先生
  • 次回もお楽しみに〜

最後に、簿記を教えて38年!粕谷和生先生に簿記のキモを教えてもらいましょう!
今回の学習のポイントとなる3つの用語が「資産・負債・資本(純資産)」でした。
簡単に言うと、たくさんあるとうれしいのが資産、反対に多くない方が良いのが負債です。
純資産と言うより資本と言う方が圧倒的に多いので、今後は資本と言う言葉を使って学習を進めていきましょう!

それでは次回もお楽しみに〜☆

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