NHK高校講座

ベーシック国語

Eテレ 毎週 月曜日 午前10:20〜10:30
※この番組は、前年度の再放送です。

ベーシック国語

Eテレ 毎週 月曜日 午前10:20〜10:30
※この番組は、前年度の再放送です。

今回の学習

第4回

意思を伝える 〜話す〜

  • 出演:杏林大学教授 金田一 秀穂
学習ポイント学習ポイント

意思を伝える〜話す〜

意思を伝える〜話す〜
  • 滝沢カレンさん
  • オウムさん

今回のテーマは「意思を伝える〜話す〜」です。
滝沢カレンさん、オウムさんと一緒に学習していきましょう!

オウム「カレンちゃんって常にマイペースなイメージだけど、悩みやストレスを感じることってあるの?」
カレン「ストレスを感じたことはなくて〜」
オウム「それは最高だね!」
カレン「悩みはいくつかあるよ。」
オウム「あるんだ、悩み。それは誰かに相談することもあるの?」
カレン「絶対に悩みは相談するんだけど、そんな小さいことで悩むな!ってなって終わりです。」
オウム「そうなんだ…。ちょっとした悩みを相談するにしても、ちゃんと自分の言いたいことが相手に伝わるように話さないと的確な答えはもらえないかもね。」
カレン「そうね。」
オウム「(カレンちゃんの悩みも相手に)正確に伝わっていないのかもしれないよ?」
カレン「そっちかぁ。。。」

というわけで、今回は、意思を伝える話し方について学んでいきましょう☆

授業開始!
  • 金田一秀穂先生
  • カレンさん

誤解が少なくなるように自分の気持ちを伝える話し方について教えてくれるのは、金田一秀穂先生。

先生「カレンさんは、友だちだけで通じる言葉を使うことってありますか?」
カレン「あります。ちょっともじったりとかして…私は驚いたときに“びっくりこきまろ”って言うのが主流…」
先生「えっ??なんだって???」
オウム「独特だね。」
カレン「高校生のときから、親友たちの間で(使っている)。」
オウム「若いのか古いのかわからない!」
先生「一般的に、親しい間柄になると、その間柄で通じる言葉を使いたくなります。」

  • 高校生に聞きました
  • 高校生に聞きました

高校生に“友だちだけに使う言葉”を聞きました。
(カッコ内は言葉の意味です。)

おけまる(OK、了解)
それな(本当にそうだよね)
きょむる(あきらめる)

  • 先生
  • カレンさん

先生「このような(親しい間柄だけで通じる)言葉を仲間言葉と言うんだけど、例えばカレンさんはモデルさんの仲間内だけで使う言葉ってあります?」
カレン「“すぎ”っていうのを使います。一つの言葉に対して重みをどれだけ出すかが勝負になってくるので…例えば“ありがとすぎ”とか。」
オウム「それ、勝負感、感じてる?」
先生「それ、かえって軽くならない?」
カレン「“ありがとう”だけだと気持ちを込められないんですよ。だから、なるべく“うれしすぎ”とか“どういたしましてすぎ”とか“あたりまえすぎ”とか。なんでもかんでも“すぎ”を付ける。」
先生「要するに“とっても”って意味だね。」
カレン「だけど、仲間感を出したいっていう私たちがいるから、みんなモデルは“すぎ”を使ってる。」
オウム「モデル、みんな使ってる??」
カレン「私が知ってるモデル…(笑)」
先生「でも、そしたら“ありがとすぎ”と言うより“どうもありがとすぎ”の方がもっと強いじゃん。」
カレン「それはないって話になっちゃって。」
オウム「そういう話は1回あったんだ!そういう会議があったんだね!」

  • 先生
  • オウムさん

先生「オウムさんは特別な業界の言葉ってあります?」
オウム「寄席の楽屋にいるんですけど、落語家さんとかがよく使うのが“のせる”という言い方。これ、どんな意味だかカレンちゃん、わかります?」
カレン「具をのせる?」
オウム「ちょっと近いんだよね。ご飯を食べることを“のせる”って言うの。」
カレン「そうなんだ〜。」
オウム「おなかに食べ物をのせるっていう意味らしいんだけど。」
カレン「かっこいい…」
オウム「あとは、びっくりこきまろとかね!」
先生「使ってないでしょ〜。」

仲間内の会話では、そういった楽しい言葉を使うことで仲間意識も生まれ、みんなが仲良くなれます。
しかし、そこには落とし穴もあるので注意しなくてはいけません。

  • 高校生
  • 高校生

仲のいい友だちに使う言葉を他の人に使ったらどうなるでしょうか。
高校生に具体的な体験を聞きました。

「あ〜ね(そうだね、という意味)」という言葉を母親に送ったら「ん?」という反応だった。
「おこ(怒る、と言う意味)」という言葉を、あまり親しくない友人に使ったら「え?なになに?」と聞き返された

  • 人体模型
  • 一つの言葉でも、細かなニュアンスの違いでいろいろな意味がある

仲間言葉は、場合によっては相手に疎外感を感じさせることもあるので注意が必要です。
また、仲間の結びつきが強くなると、言葉の意味やニュアンスも正確に伝わりやすくなります。
今は、言葉の意味合いを瞬時に共感できることが大切な時代です。

スタジオには人体模型を用意しました。
先生「これを見て、どう思います?」
オウム「ちょっとキモ〜って思いますね。」
先生「私もちょっと気持ち悪いなと思うんだけど、ある女子高校生のグループだと“キモ〜”っていう言葉の中に“かわいい”という意味が混ざってたりとか。例えば、このおなか(ちょっとぽっちゃりしている…)のあたりとかね?」
オウム「そういうこと!?」

このように、一つの言葉でも、細かなニュアンスの違いでいろいろな意味があります。

  • カレンさん
  • 先生

オウム「カレンちゃんも奔放な言葉使い言葉づかいの中に、実は深い意味がある言葉があったりするの?」
カレン「いかにこの思いを伝えるかを考えるようにしてるよ!例えば、“超すごい”と言うより“とてつもなくすごい”と言うほうが相手は圧巻されるじゃないですか。」
オウム「形容詞を変えるんだ。インパクトを与えたいってことだね。」
カレン「うん。“かっこいい言葉”とか“超”とかより、“壮大”、“絶大”、“とんでもない”などの言葉が好き!」

言葉はどんどん進化するものです。
そして、若者の言葉は若い人が仲良くなるための言葉です。
しかし、相手が“仲間”ではない場合には、自分たちの仲間言葉を使わない気づかいが必要です。
また、自分の気持ちをきちんと伝えるためにも、そのような言葉を選ばなくてはいけませんね。

本日の授業終了!
  • 先生
  • 全国共通語を使おう!

カレンさんに本日の授業の総括をお願いします。
カレン「全国共通語を使おう!」
オウム「無難!(笑)」

それでは次回もお楽しみに!

科目トップへ

制作・著作/NHK (Japan Broadcasting Corp.) このページに掲載の文章・写真および
動画の無断転載を禁じます。このページは受信料で制作しています。
NHKにおける個人情報保護について | NHK著作権保護 | NHKインターネットサービス利用規約