前回まで,免疫とは体内に入った病原体などの異物(抗原)を排除するしく みであり,さらに一度入った異物の抗原は免疫細胞によって記憶されることを学んだ。しかし初めてかかる感染症に対しては免疫記憶がないため,病原体を排除するまでに時間がかかることも学んできた。重い症状となる感染症にかかった場合には,免疫反応が遅れて命が脅かされることに,人類はどのような知恵 を生み出してきたのだろうか。今回の学習では,免疫のはたらきを利用した予防法や治療法の開発に理解を深めるとともに,免疫が異常にはたらいた場合,また免疫がはたらかなかった場合など,免疫とヒトの関わりについて関心を広げていこう。
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