西洋の近代思想の多くは、理性への信頼の上に成り立ち、理性中心主義、人間中心主義を特徴にしていた。しかし、科学技術の急激な発達や、近代化にともなう社会のあり方の変化は、近代的なものの見方・考え方の問い直しにもつながった。また、近代的な理性への反省は、理性的思考をささえる言語についての考え方も問い直すことになった。ソシュールの言語学、レヴィ–ストロースの構造主義、フーコーの権力論について理解することを通じて、人間と言語についての考え方が、どのように問い直されたのか、考えを深める。
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