甲府局アナウンサー日記

こんにちは!ラジオの全国ニュースでご存じだったかも知れませんね。三橋 大樹(みつはし おおき)です。

富士山が見える甲府放送局で、テレビに映っています(笑)

 

 いいじゃん!中継、今回は、富士河口湖町の西湖のほとりにある観光施設 「西湖いやしの里根場(ねんば)」からです。

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ここは、富士山の眺望 が美しい! 

ゆるやかな斜面に20棟のかやぶき屋根の家屋が建ち並ぶ、まさに【日本の原風景】が体感できる施設です。

 

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現代生活にこころが疲れた方は、ここに来て、山々からの澄んだ空気を胸いっぱいに吸って、ボーっと過ごしてみてはいかがでしょうか。

山梨名物のほうとうそばおだんごなども味わえますし、陶芸体験などもできます。

きっと、かつて住んでいた旧足和田村・根場の人たちも、ゆっくり流れる時間の中で、穏やかな毎日を送っていたに違いありません。

そんな平穏な暮らしを、一夜にして変えてしまった大災害が、およそ55年前に起こりました。

「足和田の土石流災害」です。

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昭和41年9月25日の未明、村人たちは寝ている時間です。

それまで連日、降り続いた雨と台風26号による雨によって山の上流部が崩れ、大きな岩や土砂が集落をのみ込みました。

死者・行方不明者が94人にのぼる大災害でした。

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災害後、村の人たちは西湖の対岸や青木ヶ原溶岩台地に集団移転しましたが、ふるさとで起きた『災害の記憶』後世に伝えていこう、「西湖いやしの里根場」のかやぶき屋根の1戸を「砂防資料館」にして、災害の実相を伝えています。

 

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10年ほど前から、施設の方が先生となり、地元をはじめ全国からくる子ども達に向けて「災害学習」を行っていますが、先月25日には、富士河口湖町 地域防災課の渡辺大介さんが初めて先生役を務めました。

実は、渡辺さんの母と祖母は、「足和田の土石流災害」の体験者だったのです。

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「母は当時、中学2年生。祖母が、家の裏で水が激しく流れる音を聞いて、『これはいつもと違う!おかしい!』と、母のことを起こし、隣家の2階に避難したそうです。」

家は土石流にのみ込まれましたが、いまで言う【早めの避難】、そして【垂直避難】をして、命が助かったのです。

「祖母の判断がなかったら、いま自分がこうして話をすることはなかったかも知れない。」

渡辺さんの防災への意識の【原点】になっています。

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「災害学習」に参加した町立勝山中学校の1年生も「足和田の土石流災害を初めて知ったが、こわいと感じた。」とか、「山梨は災害が少ないイメージがあったが、身近でこんな大きな災害があることを知り、もっと勉強していきたい。」と話してくれました。

子どもたちの心に、「防災」という種がまかれた瞬間を感じました。

 

皆さんの周りで、コレ「いいじゃん!」と感じること、情報をお寄せ下さい。

私、三橋をはじめ、NHK甲府放送局のアナウンサーが、その話、伺いに駆けつけます!!

 

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