"食事"のパワー【林聖海】
6月20日は「世界難民の日」。
それに合わせ、県内でも難民について知ってもらい、支援しようというイベントが開催され、先日の「Newsかいドキ」の中の「いってみ隊」のコーナーにて紹介しました。
私たちの生活に身近な“食”を通したイベントで、
日本に暮らす難民のふるさとの料理を提供し、売り上げの一部を、難民支援協会を通じて難民支援活動に寄付する「M4R」という取り組みです。
こちらは6月22日と23日に行われた北杜市の催しの様子です。
料理の写真は、左がパキスタンのチキンカレーで、右は中東のクルド民族の料理で、「ドルマ」というピーマンにひき肉を詰めて煮込んだものがメインです。
正直「難民」と聞くとどこか難しい印象で、今まであまり詳しいことは知りませんでした。
そんな私にとって、このM4Rは、普段食べる機会の少ない国の料理を味わうだけでなく、
どんな国だろう?どんな問題があるのかな?と興味を持つ機会になりました。
頂いたチキンカレー、スパイスのいい香りが食欲をそそり、
辛すぎず甘みもあってとてもおいしかったです!
そして、いってみ隊の放送後、
番組でもご紹介した山梨英和大学でのM4Rにも足を運びました。
ミャンマーの「鶏肉と野菜のスパイシー炒め」と
スリランカの「タピオカとさつまいものデザート」です。
食事代金のうち、50円が寄付されます。
デザートは温かくて驚きましたが、甘くておいしかったです。
「M4R」は、食べるというみんなに共通のことを通じて、新しい世界の見方が広がり、
誰かの助けにもなるすてきな活動だと感じました。
また、普段は友人と難民についての話をしたことがなくても、
難民のふるさと料理を一緒に囲むだけで自然と会話できました。
食事の持つ力はすごいですね。
大好きな“食べること”をこれからも大切にしていきたいと、
今回の取材を通して改めて思いました。