くう ねる あそぶ こども応援宣言

ねる

20180301_ushikubo1.jpg

牛窪恵さん(マーケティングライター)


「食べる・寝る・遊ぶ」。かつて私達の子ども時代に当たり前と思えたことが、いまはそうでなくなりつつあることを、全国の親御さんや子ども達への取材で実感しています。最初は暗く切実な話になってしまいますが、どうかお許しください。

たとえば、ある地域の小学校では、早朝7時ごろから廊下に並ぶ子どもたちがいます。理由は、「家で朝食を食べられないから」。親御さんが忙しくて朝食を作れないだけではない。コンビニでパンを買うお金もなく、前の日の給食の「残り」をもらうために並んでいると聞いて、愕然としました。政府はいま、子どもの貧困問題を解消しようと施策を打ち出していますが、それでも子どもたち(17歳以下)の6~7人に1人は、経済的に苦しい家庭で育つ「貧困」層だと言われます。

【続きを読む】

20171013_000.JPG

堺市教育委員会学校教育部生徒指導課 木田哲生


○「みんいく(睡眠教育)」をはじめたきっかけは不登校対策だった
私はもともと中学校の教員で、その間、生徒指導主事として多くの不登校生徒と関わってきました。なんとか不登校を改善したいと、家庭訪問、別室登校、SCやSSW・家児相との連携等、考えられることは色々と試みましたが、抜本的な改善が得られませんでした。

「行きたいけど、行けない」
そんな子どもたちの苦しさや、どうにかしたいと焦り悩む保護者の気持ちに応えることができない苦しい毎日でした。
そのような中、テレビ放送「NHKクローズアップ現代(平成二十七年一月八日放送)」で、「不登校と生体リズムの関係」に関する研究をしている三池輝久医師の存在を知りました。
近年のコンビニやメディアの普及、仕事体系の変化などにより日本全体の夜型化が進む中で、睡眠時間の減少、夜ふかしといった生活習慣の乱れが子どもにも及び、それらが脳機能低下を引き起こし不登校の背景になっているといいます。
「これだ」と直感しました。

【続きを読む】

2017年08月24日 (木)

こどもと睡眠Q&A

「くうねるあそぶ」特集番組「ねる子よ育て!」放送に際し、みなさまから寄せられたご質問について、熊本大学名誉教授 三池輝久さんに回答いただきました。

回答者:熊本大学名誉教授 三池輝久さん

Q:3歳と1歳の子どもがアトピーのため、夜中に何度もかゆがって起きてしまいます。
朝まで熟睡してくれたことは、ほとんどありません。上の子は寝つくまでに時間がかかり22時近くになってようやく寝ます。下の子は、明け方に何度も泣いて眠りが浅いようです。
将来的に影響はありますか?

A:アトピー性皮膚炎、鼻炎、喘息などアレルギー性疾患を持つ子どもたちには、睡眠障害が高い割合でみられます。特に夜間睡眠の中断が問題です。皮膚の痒みなどによる刺激的な問題の他に、眠りを妨げる働きを持つ炎症性物質が血液中に増加するために起こると考えられています。このままの状態を放置すると、将来的に、睡眠不足による、発達への影響や朝起き困難に伴う学校生活への影響も考えられます。
そこで「アレルギー性疾患を持つ子どもたちには、アレルギー治療と睡眠障害治療を並行して行うことが大事」です。なぜなら睡眠障害によってアレルギー症状そのものが増悪する傾向があり、睡眠問題が解決するとアレルギー症状も改善する傾向があるからです。最近では睡眠問題と炎症を押さえる働きとを併せ持つものとして「メラトニン(サプリメント)」が比較的安全で有効性が高いとして使用を進める論文もいくつか見られます。専門医にご相談ください。
(※尚、「メラトニン(サプリメント)」は副作用がでる可能性もあり、日本では医薬品指定のため市販はされていません。)

【続きを読む】

 20170814_miike003.jpg

熊本大学名誉教授 兵庫県子どもの睡眠と発達医療センター(特命参与) 三池輝久


○「規則的な眠りと覚醒リズムが元気な脳を作る」
ヒトの「脳」は夜に眠り、日中は覚醒して活動します。脳の「眠り:夜」と「覚醒:日中」で成り立つ、地球上の一日の生活を24時間で規則的に営むためにヒトは概日リズムと言う「体内時計」を身につけました。この体内時計は、ヒトの身体を構築する37兆個の細胞の一つ一つに至るまでその機能を調節する指揮者の働きを持っています。なので、この時計が狂ってしまうと、ヒトの心(脳)と身体のバランスが崩れ、生活はバラバラになります。

【続きを読む】

20170726_aoki.jpg

青木さやかさん


○自分の娘に望むこと
私は7歳になる娘がいるんですけど、一番大事にしているのは、“自己肯定感”をつけさせるということです。私自身、自己肯定感が低いので、とても生きづらいところがありますし、自信がないんですね。だから、娘には「生きるって楽しい」「人と関わるのって幸せ」と感じて、体も心も幸せでいてほしいと思います。
生きていると、どうしたって辛いことを経験することもあると思うんですけど、その中でも「楽しんで乗り越えられる強さ」があるといいなと思います。そのために私に何ができるのかというと、まず、子どもなりの個性を見つけて、ほめるようにしています。それと、「人と比べない」「フツーを求めない」ことですね。

【続きを読む】

※8月24日追記
「くうねるあそぶ」特集番組「ねる子よ育て!」放送に際し、みなさまから寄せられたご質問について、熊本大学名誉教授 三池輝久さんに回答いただきました。こちらをクリック→「こどもと睡眠Q&A」



20170814_0001.jpg子どもが安心して暮らせる社会を生み出すため大人にできることを考える「くうねるあそぶこども応援宣言」。今回は睡眠がテーマです。

【続きを読む】

20170814_0002.jpg

ちょっとした寝不足が積み重なり「睡眠負債」の状態になると、育ち盛りの脳や身体に様々なリスクが・・・。ぜひ、お子さんと一緒にチェックしてみてください。

※対象:幼児~小学生
※監修:三池輝久さん(熊本大学名誉教授・兵庫県立リハビリテーション中央病院子どもの睡眠と発達医療センター特命参与)

【続きを読む】

20170726_kuribayashi001.jpg

豊島子どもWAKUWAKUネットワーク理事長 栗林知絵子さん

長男が小学校に入学した頃、私は不安でいっぱいでした。下校するとランドセルを急いで降ろし遊びに行き、6時に鳴り響くお帰りチャイムを聞いて、元気いっぱいに帰ってきます。いっぱい遊んで成長してほしい気持ちと裏腹に、ひとりで遊びに行く長男が心配でした。

そんな時、先輩ママの「地域の子どもに声をかけなさい。皆が声を掛け合う地域なら、誰かがあなたの子もきっと見守っているから」の一言が、親バカスイッチを押しました。私は長男の安全を祈るあまり、地域の子どもに声をかけまくるようになったのですが、毎回挨拶を交わすうち地域の子どもと知っている関係になりました。すると、わが子同様にみんなが可愛くなりました!不思議ですね。

【続きを読む】

20170720_tamesue.jpg

為末大



もうすぐ3歳になる息子がいます。夜は飲んでいることが多かったのですが、息子が生まれてから、仕事が終わるとすぐスキップで家に帰るようになりました。最近は会話もできるようになったので、ひとつひとつの物事を理解していくのをみて、子育てが一番面白いなと感じています。
一方で、子育てほど投資がかかるものはないなとも思います。お金の面もさることながら、自分の時間と労力をかなり投下しないと子育てができません。コントロールもなかなか利かないですし、もちろん思ったようにもなかなかいきません。

【続きを読む】

社会政策学者 首都大学東京教授 阿部 彩

子どもの貧困が社会問題として認識されて久しいです。子どもの貧困に対する法律も策定され、ニュースや本屋で子どもの貧困に関する情報もよく目にするようになりました。「子どもの6人に1人が貧困」といったデータも、驚きをもって受け取られることも少なくなりました。

【続きを読む】