くう ねる あそぶ こども応援宣言

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鈴木おさむさん 放送作家


妻と僕の子供は笑福(えふ)と言います。「笑う門には福きたる」から「笑福」と名付けました。現在、2歳半。一歳過ぎたあたりから、色々な成長が見られますよね。言葉を話したり、歩くようになったり。

成長が目にわかるようになると、どうしても同じ年に生まれた子供たちと成長を比べるようになってしまいました。うちの子はあの子に比べて歩くの早いなとか、遅いなとか。
うちの子は「ママ」って覚えたの早かったよなとか。あんなにまだ会話出来ないなとか。
ふと、小学校ってすごいなと思う。保育園はまだいいけど、小学生になると〇年生と学年がある。僕は4月生まれで体が大きいから良かったけど、今思うと、小学校1年生の時なんか、4月生まれの事3月生まれの子と、そりゃ体も違うし、成長も違うよなと思います。
その中で一緒のことも覚えていく。だから小学生になるとなおさら比べてしまうのかなと
思ったり。

そんな中、ある時、僕の姉からLINEが来ました。僕の姉は4つ上で保育士をしております。本当に僕が尊敬している人です。明るくたくましい。二人子供がいるのですが、長男は20歳で今年就職します。次男は16歳。高校生の年です。次男は姉が妊娠7か月の時に生まれてきてしまい、生まれてすぐに手術をしました。命は助かりましたが、大きな障がいを持って生きています。姉が言っていたのですが、次男は「生まれてきてから、生まれてきたことを誰にも『おめでとう』と言われたことがないんだ」と。生まれてすぐに生死の境をさまよい、命が助かったら、大きな障がいを持ち生きていくことになる。だから周りから「おめでとう」と言われなかったと。

年に数回、僕も会います。16歳ですが、会話は出来ません。体の骨が曲がっているところがあり、歩くのも大変です。二年ほど前、大学病院でかなり曲がった背骨を治す大手術を行いました。最近は力も強くなり、やたらとテレビのリモコンを変えようとするので、それを止めるだけでも一苦労。
けれど会話は出来なくても、とても優しく。姉が一人で泣いていた時に、ティッシュを持ってきてそっと渡してきてくれたらしいです。

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そんな姉のLINEは数か月前。その次男が、初めてトイレで一人でうんちをしたらしいのです。一人でトイレするのも大変だったのに。一人でうんちをした。
笑福は現在トイレトレーニングをして、もうすぐ一人でおしっこをするようになると思います。姉の子は、16歳。初めて一人でうんちをしたのです。姉は、その姿を見て、嬉しすぎて泣いてしまったそうです。その気持ちを誰かに伝えたくて、僕にLINEをくれたそうです。


そこで思いました。人、それぞれその子にあったスピードがある。子供は親の為に成長してるんじゃなくて、自分の為に成長しているのだと。
比べるのではなく、今、目の前にいる子供の成長を褒めてあげて、伸ばしてあげるのが大事なんだなと。スピードはみんな違う。それでよい。

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