くう ねる あそぶ こども応援宣言

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大沢あかねさん


Q:大沢さんは子どもの頃、どのようなお子さんでしたか?
やっぱり反抗期みたいなものは少しありましたよ。だけど小さい頃から(芸能界で)仕事をしていたので、ある程度どこか自立していたというか。目標があったのでそっちのほうが忙しくて、ワルくなっている暇がなかったような気がします。母とけんかもしょっちゅうしましたけど、一人親家庭でお母さんひとりしか頼る人はいないし、そう考えると仲良くしていくしかないなと子どもなりに思っていた部分はあるのかもしれないですね。

母が明るい人だったので“頼り上手”というか、周りにうまく頼ることが出来ていた気がします。ご近所づきあいがあったり、周りの人たちが子育てに協力的で「ひとりで頑張っているね」「いつでも私が預かるよ」とか、そういう感じだったんです。私は団地に住んでいたんですけど、団地のお隣のおばちゃんや、下にスーパーがあってお惣菜屋のおばあさんたちが「ああ今日も来たの」みたいな感じで「あかねちゃん1人だからサービスしておくね」って声をかけてくれたものです。昔は地域の人たちが一緒になって育てようって雰囲気があったんだと思います。私がこういう仕事をしているせいもあるんですけど、自分の幼少期の頃に比べて、今はご近所づきあいがあまり無かったり、周りに頼るっていうことが減ったのかなって気がしますね。

Q:お母さんも仕事をしていると、食事はどうしていましたか?
母も仕事をしながら育ててくれたので、スーパーで買ったお惣菜だったりとか。あまり家事をしない人だったので、後半は結構自分で作っていましたね。小学校2~3年ぐらいからは、卵を混ぜて卵焼きぐらいだったら自分でできたし、レンジでチンするご飯とか売っているじゃないですか、それをおにぎりにしてのりを付けて食べたりとか。結構なんでもできた子だったんですよ(笑)。でも誕生日会にお呼ばれして友達のお母さんの作った豪勢なごちそうが並ぶのを見ると、「わ、よその家ってこんな感じなんだ」っていう衝撃はありました。確かに羨ましというのもあったんですけど、私は1人を楽しんじゃっていましたね。「今日は1人で何作ろうかな、何おにぎり作ろうかな」みたいな。「お茶漬けの元を入れて今日は大人な気分でリッチにお茶漬け」とか。(笑)いろいろ子どもなりに考えてやっていました。


Q:大沢さんは小さい頃からお料理をしていたのでお得意だと思いますが、お子さんの食事にはどのようなことを心がけていますか?
料理は得意ではないけど、生きていくためにやらざるを得なかったというか。(笑)
子どもたちには、なるべく手作りでおいしいものを食べさせてあげたいと思っているんですけど、1人目のときに手作りに必死にこだわって頑張っていたら自分もだんだん辛くなってきて。仕事も大事だし、でも子どもに手作りのものを作ってあげるのも大事だな、でも辛い・・って。だけど意外と子どもたちは外食が好きだったりしますので、今はいろんなものを食べさせるようにしています。外でご飯を食べたり、一緒に家で餃子を包んだり。上の子(7歳)も一緒に料理を作ってくれますし、自分で作ると嫌いなものでも食べたりするんですよね。「これは自分で作ったから、しょうがないから食べようか」みたいな。(笑)

私は子どもの頃、野菜もスーパーで売っているものしか知らなかったんですよ。いろいろなロケに行った時に「きゅうりってこうやって出来ているんだ」「じゃがいもって土の下にあるんだ」って、初めて知った時の衝撃が大きかったので、なるべく子どもにはそういうことを伝えたいと思っています。「野菜はこうやってなっていくんだよ、それをこうやっておいしくいただくんだよ」ということを知って欲しいと思って、絵本を読ませたり、畑に連れて行って教えたりしています。私の友達が小さな畑で野菜をつくっていて、その隣でバーベキューができるんです。畑で収穫したものをそのまま焼いて食べたりすると、子どもも「あれって、こうやってできていたよね」って言いながら食べていて、普通に食事とはちょっと違うのがいいなと。生き物を大事にいただくことって、小さいときは深く考えず大人になってから気づいたので、小さい頃から体験するのは大事だと思います。

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Q:このプロジェクトでは、子どもの「くう、ねる、あそぶ」の大切さを伝えていますが、お子さんの「睡眠」についてはいかがですか?
うちの場合はルールではないですけど、しっかりと毎日のルーティンを大事にしています。次の日が休みだったら遅くまで起きていてもいい…と言っても9時半とか10時までなんですけど、バッと遊ばせて疲れさせて寝かせますし、お姉ちゃんに学校があるときは8時半とか9時には寝かせます。
だいたいパパは仕事でいないので布団の中で3人で今日あったことを話しながら寝かせつけます。天井に絵が投影できて音楽が流れる装置みたいなものがあるんですけれど、それを見ながら…下の子はまあ聞いてやしないんで、暗い部屋の中でバーっと暴れていますけど(笑)そうしていると静かになっていて、気づくと寝ているんですね。私が先に寝ていることもあるんですけど、バッと10分後ぐらいに起きると「あ、もう寝ている」って感じで。うちはできるだけ毎日それを繰り返しています。

メリハリも大事で、次の日がお休みで何も無い時は、テレビ見ていいよ、ゲームしていいよとか走り回っていいよとか。学校がある日はちゃんと寝ようねと言っています。子どもの頃、夜中まで起きていて次の日学校に行くのが自分は辛かったし、全然勉強が頭に入らなかったので、自分の経験からもメリハリのつけた生活を子どもには心がけています。


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Q:いまの子どもたちに望むこと、メッセージをお願いします。
やっぱり体を使っていっぱい遊んでほしいですよね。私は小さい頃から仕事をしていて、お友達と遊ぶことがあまりできなかったので、もっと遊んでおけばよかったなって娘を見て思います。お友達と一緒に遊んでいるときの娘は、本当に楽しそうで幸せそうなので!
私は、勉強も大事なんだけれど、遊ぶことの方がまず大事だなと思います。お友達を作って、外で体を使って遊ぶと気持ちよく寝られるし、ご飯もいっぱい食べられる。こどものうちは、とにかくいっぱい遊んでお友達と楽しい時間を過ごしてほしいなと思います。