新型コロナウイルス対策としての「緊急事態宣言」が解除され、
待ちに待った(事実上の) “新学期”がスタートしました!
……とはいっても、時差通学、分散登校など、
まだしばらく感染防止のための措置は続きそうです。

しかし、新学期は本来、

特に新1年生にとっては、新しい環境になじむための大切な時期。

どうすれば、子どもたちの生活や気持ちをサポートできるでしょうか? 
また、

こんな状況下で、どうやって新しい友だちつくったらいいの?

という声も。
そこで、なんとかスムーズに新学期をスタートするためのアイデアを、
4月23日に放送した番組『長びく休校!学びの悩みにお答えします』の内容から紹介します。

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出演:田村学(國學院大學 教授)
   寳來生志子(横浜市立池上小学校 校長)
   三星雄大(新潟市立新潟小学校 教諭)
   MC藤本美貴(タレント)

 

◆学校に行かない日の過ごし方は?

小学校からスタートする新習慣。
その1つが、“時間割”にそって行動するという生活リズムです。
普通であれば、毎日学校に通うことで自然と身につくはずですが……。
また、せっかく学校が始まって、
「新しいことを学びたい!」という意欲にも応えてあげたいですよね。
今だからこそ、家庭で実践できるアイデアとは?

その1
おうちで学校ごっこ!(寳來さん)

「1日をどう過ごすのか?」を時間割にしてみるというのもひとつのアイデア。
国語や算数などの学習科目にかぎらず、
決まった時間に「テレビを見る」「ダンスをする」のも立派な項目のひとつ。
子どもにとって楽しめる要素を入れるのがポイントです。


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子どもが大好きな“ごっこ遊び”として、楽しんでしまうことが大切!


その2
しりとりや数あてゲームで、学習意欲をフォロー!(寳來さん)

休校が長びいたことで、ついつい“勉強の遅れ”を心配してしまいますが、
新1年生の場合、まずは「学習の習慣や意欲をキープする」ことを目標に。

親子で「しりとり」で文字の書きとりをしたり、
家にあるものの「数あて」で数字に親しんでみたり、、、
いかにも“勉強”ではなく、“ゲーム感覚”で楽しむのがおすすめです。

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“勉強のため”というより、“ゲーム感覚”でどんどん書くことを重視して意欲をキープ!

その3
何かに“集中”する時間を!(田村さん)

家でまとまった時間を過ごせるこの機会。
子ども自身が好きなことに没頭する時間を作るのも効果的。
結果として、この経験が後の学習にとっても大事な土台になるはず。
例えば、折り紙、ねんど、お絵かきなど。
親にとっても、“子どもにつきっきり”の状態を緩和する助けになりますよね。

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約30分かけて作った作品。集中力を養うことは、その後も役立つこと間違いなし!


◆友だちづくりのコツは?

「クラスメイトにすら、たまにしか会えない!」
「人との距離を保ってと言われる中、
どうすれば新しい友だちを作れるの?」
これは、新1年生だけでなく、新学年でのクラス替えなど、
新しい環境に置かれた子どもたちとって、非常に深刻な問題です。
それを打開する、とっておきのアイデアとは……?

 

その1
自己紹介を絵にかいてみよう!(寳來さん)

私はこういう名前で、好きなものは何で、似顔絵はこんな感じ……
という自己紹介を書いてみましょう。そうすると、
「あ、この子はイチゴが好きなのか。私と同じだな」など、
お互いに相手に興味を持ちやすくなり、
直接会えたときの会話も弾むので、
断然、仲良くなりやすくなりますよ。
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寳來さんの自己紹介絵。お互いの“共通点”を見つけることが、友だちづくりの近道!

 

その2
担任以外の先生のことも知ろう!(三星さん)

充実した学校生活を送るためには、
友だちだけでなく、先生の存在も重要です。
担任の先生以外にも、
「たくさんの先生が自分たちを見守ってくれている」
と知ることで、子どもたちは安心して学校へ通えるように。
そのため、先生側から積極的に
子どもたちに自己紹介をするという取り組みをしている学校もあります。

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子どもとかかわる機会が多い養護教諭(保健室の先生)。新学期には、各教室を訪れ、自己紹介を行っているのだとか。

 

全国の新1年生たちが、スムースに新生活になじみ、

楽しい学校生活を送れますように。

 

【番組情報】
『長びく休校!学びの悩みにお答えします #1 新学期のスタートを支えよう』
Eテレ 4月23日(木)22:30~22:50
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第1回(全2回)では、長びく休校の中で迎えた新学期の過ごし方をテーマに放送。番組では、小学1年生の子どもを持つ親たちと、実際の教育現場に立つ教師を対象にアンケートを実施。聞こえてきた悩みや不安について、具体的な対応策を専門家に聞きました。