高知ゆかりの本や季節に合った本、暮らしに役立つ本などを紹介します。
このコーナーは高知県立図書館のご協力で本を紹介しています。
高知県立図書館
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5月16日のテーマ「太陽」
上出洋介 (講談社)
太陽が自分の頭のサイズだとすれば、地球は30メートル先にある直径2.5ミリほどの球。つまり地球は、太陽からは見えない存在なのです。
様々な生き物が地球に誕生し、生きていけるのは、太陽の活動のたまもの。しかし一方で太陽は過酷な面も持っていて、
活発になると、人工衛星の機器やコンピューターに障害を与えたりすることがあり、それによって列車事故のような大惨事を起こす可能性も否定できません。
謎の多い太陽。この本では、太陽の小さな変化がいかに地球に大きな影響をもたらしてきたか、「太陽と地球の関係」を解き明かそうとしています。
フランクリン・M・ブランリー/文 エドワード・ミラー/絵 的川泰宣/日本語版監修 神鳥統夫/訳 (小峰書店)
「太陽の直径はどのくらい?」「地球との距離は?」「太陽はどんな状態なの?」「表面の温度は?」。
この絵本では、太陽はいったいどういうもので、どんなふうになっているのか、また、太陽が地球に与える影響や、地球の成り立ちと太陽の関係などを、絵と文章でわかりやすく解説しています。
「月まで3日で行く宇宙ロケットでも、太陽まで行くには3年かかる」といった具合に、子どもの感覚にもすっと入ってくるような例をたくさん使って教えてくれています。
5月10日のテーマ「鳥」
松本壯志 (WAVE出版)
著者は、鳥専門のペットショップを経営するかたわら、飼う人のいなくなった鳥を助ける活動をする団体の代表を務めています。
著者が、15年以上飼っているオウムとの生活を振り返り、
「鳥の気持ちはこうなのかな」と想像しながら、書いたものです。
鳥がなぜ人をかむのか、なぜ鳥が自分の毛を抜くのか、飼い鳥は、飼い主のどこを見て、何を考えているのか、鳥の立場になって伝えようという一冊です。
細川博昭 (吉川弘文館)
鳥の飼育の歴史を研究してきた著者によると、日本で鳥を飼うことがブームになったのは、なんと江戸時代。
江戸の人たちが鳥を飼うことに見いだした楽しみとは何なのか。
江戸時代の鳥との関わりを検証しながら、日本の飼い鳥文化について考える本です。
また、著者は江戸時代の様々な鳥の飼育書を紹介しています。
「鳥を飼うことが果たして鳥にとって幸せなことなのか」と葛藤しながら、自分なりの答えを導き出し、飼育書を書いた人物についてもつづっています。
4月26日のテーマ「こどもの読書週間」
ガース・ウイリアムズ/文・絵 まつおか きょうこ/訳 (福音館書店)
白いうさぎと黒いうさぎ、2匹の小さなうさぎが、広い森の中にすんでいました。2匹はとても仲良しで、いつも一緒に遊んでいます。
ところが、あるとき、黒いうさぎが悲しい顔して「考え事をしている」と言い出します。どんなことを悩んでいたんしょうか。
小さなうさぎたちが真実の愛を見つけるまでを描いたラブストーリー。うさぎたちの表情もとても豊かに描かれていて、ひきこまれます。
リンドグレーン/作 ヴィークランド/絵 山室 静/訳 (偕成社)
ロッタちゃんは、お兄さんやお姉さんのまねをすぐしたがる、末っ子の女の子。5歳の誕生日を迎えようとしています。
誕生日に、2人が乗っているような自転車が欲しくてたまらないのですが、当日プレゼントの中に、残念ながら自転車はありませんでした。
そこでロッタちゃんは、ある行動に出ます。ロッタちゃんの心の動きが、生き生きと描かれています。
いとう えみこ/文 伊藤 泰寛/写真 (ポプラ社)
今では少なくなった自宅出産。その様子を、実際の写真でつづった絵本です。
赤ちゃんの誕生とそれを迎える家族の表情を、6歳の少女の視点で描いています。
新しい命を迎える家族のぬくもりが伝わってくる1冊です。
4月19日のテーマ「県立図書館の企画展示から」
ニキ・リンコ (花風社)
著者は、30代になって、自閉症に似た発達障害の1つ、アスペルガー症候群であると診断されました。
周囲との違和感を感じていた子どもの頃の体験をつづりながら、自閉症の人たちがどのように情報処理をして行動するのか伝えています。
リベラル社 (リベラル社)
お金がなかなか貯まらないという人に、特にためになる一冊です。
結婚や家を買うなどの人生の一大事に向けての貯金術、また、いざという時に備えたり、
運用してお金を増やしたりするヒントなど、多方面からお金と上手につきあう方法が書かれています。
4月12日のテーマ「宮尾登美子『錦』」
宮尾 登美子 (中公文庫)
京都西陣を舞台に、織物の世界に身を投じた男の一生を描いています。
宮尾登美子さんの小説は、女性の世界を描いたものが多いのですが、これは男性を主人公にした珍しい一冊です。
主人公のモデルとなったのが、織物を長年研究してきた龍村平蔵。
紫綬褒章も受章している人物です。今から50年前に86歳で亡くなりましたが、その功績は広く知られています。
芝木好子/編 (作品社)
近代、現代の名随筆を集めたシリーズ本の一冊。
様々な「芸」に打ち込む人たちについて書いた、文章を集めています。
龍村平蔵について書いているのは、なんと、あの芥川龍之介。
「龍村さんを推奨する理由は、この感服のほかになにもない」と述べ、平蔵の織物を称賛しています。
龍村 光峯 (小学館)
龍村平蔵の孫、龍村光峯さんの一冊。
光峯さんは、今活躍する織物作家で、織物につかわれる絹の起源や様々な作品を、色鮮やかな写真を盛り込んで説明しています。
眺めていると錦の世界に引き込まれるような、見応えのある一冊です。
4月5日のテーマ「新生活」
中田亨 (光文社)
コンピューターと通信の技術が進歩して、現代は、工業系だけでなく文化系の仕事でも、ボタン一つで一瞬のうちに大損害を出す時代になってしまいました。
それとともに、事務作業者には、高い信頼性が求められるようになっています。
この本では、そもそも間違いはなぜ起こるのか、おかしいことに気づく力はどうやってつければよいのかなど、「事務ミス」を新しい視点から分析し、ミスが起こりにくい手順や書式などを提示して、ミスに強い組織を作る対策を教えてくれます。
リチャード・ワトソン/著 北川知子/訳 (徳間書店)
デジタルのテクノロジーは、私たちの行動や態度、とくに「思考」に確実に影響を及ぼしていると著者は述べています。
それがどのように変化しているのか、また、考えることの意味や、脳の機能、優れたアイデアを生み出す方法などを論じ、深い思考を生み出すための方法を提案しています。
創造的な仕事をしていたり、改革していくことを求めたりしている人におすすめの1冊です。
