「土佐典具帖紙」とは

「土佐典具帖紙」とは、その薄さと均一な繊維の美しさから「カゲロウの羽」と称される和紙のこと。柔軟性に富んでいて、見た目からは想像もできないほど丈夫にできています。

高知県で典具帖紙が作られるようになったのは明治13年。
現在のいの町出身の吉井源太(1826~1908)が、当時岐阜県で作られていた薄い和紙を改良したもので、タイプライター用の原紙として海外でも高い評価を受けました。現在も海外の有名絵画や歴史的文書の修復などにも使われています。

原料は、強くて長い繊維を持つ「コウゾ」という植物の皮。
現在はコウゾ農家の高齢化によって栽培する人が激減。原料の調達が難しくなり、土佐和紙職人にとって深刻な問題となっています。ドラマの中ではコウゾの皮をはぐための「コウゾ蒸し」作業の様子も描かれており、明治時代から続く昔ながらの光景を見ることができます。

仁淀川の流域では、土佐典具帖紙のみならず、様々な種類の和紙が生産されています。
このドラマをきっかけに、「土佐和紙」の奥深く魅力的な世界をのぞいてみてはいかがでしょうか?