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避難スイッチ (2021年掲載)

アナ

スタジオには谷古宇記者です。
改めて「避難スイッチ」とはどのような取り組みなんですか?

記者

はい。「避難スイッチ」とは、避難などの行動を起こす「きっかけ」や「タイミング」、つまり「いつ」避難するかについて災害が起きる前に決めておこうという取り組みです。

▼気象庁が出す警報などの気象情報や、
▼市町村が呼びかける避難指示などの避難情報、
▼それに地域特有の情報を加えて、避難のタイミングを判断します。

アナ

なるほど。大雨などの警報や、避難指示が出た場合に、避難するというのは分かりますが、地域特有の情報というのはどういうものなのでしょうか。

記者

そうですよね。その点について、専門家に聞きました。

地域防災に詳しい香川大学の竹之内先生は、次のように話しています。

その他
香川大学 創造工学部 講師 竹之内健介さん

「自分の周りを見て頂いて、あそこの河川敷が沈んでしまったら危ないぞっていうことを避難スイッチにする場合もあるでしょうし、山からの水がふだんとちょっと状況が違うぞとなればやはり何か危険が迫ってるんだと。地域によって大雨の降ったときの状況が違います。隣の地区と自分の地区でも当然違ってきます。自分の地区ではどうなんだろうかっていうのをまずは考えてもらうことが大切になってきます」。

アナ

自分が住んでいる地域にどんな川や水路があるのか、事前に知っておいた上で、いつもと違う点がないのか、そういった点に気を付けるということになりますね。
県内でこうした避難スイッチについて実際に取り組んでいる地域はあるのでしょうか?

記者

はい。四万十町の一部の地区で行われています。

こちら、四万十町大正地区では、避難スイッチの考え方を地域防災に生かそうと、平成31年から地域の自主防災組織を中心に行政や専門家も参加してワークショップや訓練を行ってきました。

こうして形になったのがこのマップです。
危険が予想されるエリアごとに、どうなったら避難するのかを具体的に書き込んでいます。

例えばこの場所では。
ゴミ置き場の脇を流れる水路の、水量が増えた場合などを避難のスイッチにしています。

また、その下です。
こちらの場所では、クリーニング店の周辺が冠水、つまり水につかることなどを避難のスイッチとしています。

アナ

かなり細かく決めているんですね。

記者

そうなんです。
細かい点まで地域で話し合って決めていくことが防災意識の向上にもつながっています。

この地区では、避難する際は周りの人に声をかけて、地域をあげて避難することになりました。
ことしは梅雨入りも早く、すでに大雨の時期を迎えています。まずは、自分で、そして家族の中で「いつ、どういう状態になったら行動するのか」、そのタイミングについてぜひ話し合ってみてください。

アナ

ここまで、事前に逃げるタイミングを決めておく「避難スイッチ」についてお伝えしました。

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