音で紡ぐあの日

阪神・淡路大震災 音で紡ぐあの日

あの日、耳をつんざくような破壊音とともに日常が一変した。局内に設置されたカメラは、その瞬間の音を記録していた。町に響き渡る緊急車両のサイレンの音は止むことは無く、炎に包まれた我が家に放水を願う声、がれきの下敷きになった家族に呼びかける声など、悲痛な叫び声が至るところから聞こえてきた。
スマホのない当時、避難した人々はラジオから流れてくる情報を固唾をのんで聞き入った。音で「あの日」を振り返ります。

※この内容は2022年2月に「NHKラジオ深夜便」でも放送されました。