南は瀬戸内海、北は日本海の荒波が
“五国”と呼ばれる様々な風土と文化が 息づく地域がある。
1868年、廃藩置県に先駆けて 県として誕生し、
歴史や文化の異なる 「摂津・播磨・但馬・丹波・淡路」が
ひとつとなってその歴史を歩んできた。
国生み神話をモチーフに淡路の海から 現れた一人の男・森山未來
男は生命の象徴・塩を携え旅に出る
海を超えて摂津へ。 そして播磨、丹波、但馬
それぞれの土地で聞こえてくるのは 最果タヒの詩。
五国の風土とそこから生まれた言葉を 感じながら男は踊り続ける
たゆたゆと流れる川とともに日本海へ
生命の塩は“五国”を経て、 海へと還ってゆく
多様な風土を持つ“五国”が一つになり、 未来へとつながってゆく物語
2019年4月以降の放送予定については番組表でご覧ください
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最果タヒ
1986年 /
兵庫県生まれ2008年、『グッドモーニング』で中原中也賞を受賞。2015年、『死んでしまう系のぼくらに』で現代詩花椿賞を受賞。2017年、詩集『夜空はいつでも最高密度の青色だ』を原作にした同名の映画が「キネマ旬報ベスト・テン」日本映画第一位を獲得する。
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森山未來
1984年 /
兵庫県生まれ1999年、舞台『BOYS TIME』でデビュー。『世界の中心で愛を叫ぶ』『モテキ』『苦役列車』などで映画祭各賞を受賞。2013年、文化庁文化交流使としてイスラエルのダンスカンパニーに留学。世界を舞台に俳優やダンサーという従来の枠を超えた唯一無二の存在として活躍する。2019年、大河ドラマ『いだてん』にも出演。