2018年07月06日 (金)甲子園初実況の思い出
甲子園初実況の思い出
7月ですね。
今週末には夏の高校野球兵庫大会が開幕。
いよいよ100回記念大会の夏です。
広坂が初めて甲子園の実況を担当したのは、25年前の平成5年夏。
奈良の郡山高校と愛知の享栄高校の試合、ラジオ実況でした。
試合結果から言いますと、2-1で郡山が勝ったのですが、
試合の前半は舞い上がっていて何を実況したのか全く覚えていません。
1-0で享栄リードの中、ふと我に返ってスコアボードを見ると、もう7回。
そして次の瞬間に目に飛び込んできたのは、郡山の安打数「0」。
えっ、享栄の投手はここまでノーヒットピッチングなの!?
隣で仲間のアナウンサーがスコアをつけてくれていて、ノーヒットの情報も
入れてくれている筈なんですが、何せ実況者に全く余裕がなかったのです。
甲子園初実況でノーヒットノーランがあるかもと思うと同時に、
多分放送の中でまだ一度もこのことに触れていないよな、マズいなと焦り、
再び訳がわからなくなり、気がつくと郡山が追いつき、9回に決勝点を奪って勝利…
もう何やってんだろう、自分は終わったと猛烈に落ち込んだのを覚えています。
幸運なことに、それから四半世紀の間、甲子園に関わり続けていますが、
初出場のチームや初めて起用される選手が舞い上がってしまうのは
自分の経験に照らしてよくわかります。
でも、それも高校野球の一部。得がたい経験です。
試合に勝つことはもちろん大切ですが、
大舞台での失敗も、その舞台を踏まない限りできないことです。
貴重な経験をこれからの人生に生かしてほしいというのが
もと野球小僧だったおじさんの願いです。
投稿者:広坂 安伸 | 投稿時間:11:40
コメント
全国の公立校!!頑張ってほしいですね。
その中からスターが出てほしい。
いつもスポーツ新聞の小さな小さな記事の地方大会から一人で盛り上がっている高校野球バカです。
毎日の新聞代が・・・
投稿日時:2018年07月07日 18:45 | ABC≧≦XYZ