2016年01月23日 (土)

献立名人になりたい

きわめびと  スーパー主婦 足立洋子(ひろこ)さん

28-kiwamebito.jpgNHKの情報番組「あさイチ」で登場以来、“スーパー主婦”としてレシピ本や雑誌などで大人気、簡単でおいしい家庭料理を伝え続けています。その技と極意の源は、足立さんが所属する「友の会」。昭和初期に結成され、家事の合理化のために生活の中で実践・研究を重ねてきた、全国で2万人の主婦達の集まりです。そんな足立さんのモットーは、「一点突破、らくらく展開」。一つ突破口が開ければ、献立作りは楽になるーというものです。


お悩み


28-onayami.jpg台所に立つのがつらいという美幸さん(46)。43歳で結婚するまでは仕事に明け暮れ料理は苦手。専業主婦になり夫と3歳の娘のために毎日料理をがんばっていますが、娘は食わず嫌い、夫はあまりおいしそうに食べず、時には外で食べてきてしまいます。一体何を作ればいいのか、献立を考えるのが一番つらいといいます。そんな“献立うつ”から抜け出したいとお悩みを寄せてくれました。

 

きわめびとの極意その1 「献立を生み出す“型”を知る」


28-gokui-1.jpg冷蔵庫で見つけた食材から一品ずつレシピ検索をして献立を決めていた美幸さん。そのせいで一つ一つのレシピは魅力的でも、味や調理法などがかぶっていました。そんな彼女を見て足立さんは、「献立を追いかけているつもりが、追いかけられている」と指摘します。行き当たりばったりで検索すると、たくさんのレシピに追いかけられている状態になってつらいだけだと言うのです。


<スタンバイコーナー>


足立さんは最初の突破口として、冷蔵庫の中にトレーを置き「スタンバイコーナー」と名付けました。
前日のうちに、明日の晩ご飯の主菜の食材(肉・魚など)を決めて、そこに置くというものです。これで気持ちが「追いかける」モードに入れます。

 


<五法の表>


28-gohounohyou.jpg続いて伝えたのが、「五法の表」。横軸に「豚・鶏・魚」などの主菜のメイン食材、縦軸に「煮る・焼く・炒める・揚げる・生」などの調理法がある表です。この一マス一マスが“型”となります。
足立さんは、最初に食材を決め、次に調理法を考えるーという順番に発想を転換してはどうかと薦めました。

 

 


きわめびとの極意その2 「食べる人の顔が“型”を育てる」


 28-gokui-2.jpgスタンバイコーナーと五法の表で献立の“型”を知ることで、献立作りはぐっと楽になりますが、もうひとつ大事なものがあります。それは「食べる人」のことを考えること。
美幸さんは品数を揃えるために必死になり、夫や娘が今何を食べたらうれしいかを考えられていませんでした。そこに気付かされた美幸さんは、夫と料理に対する会話を始め、お互いの希望や好みを伝え合うようになりました。
それぞれの家庭で、それぞれの“型”を育てていくことで、「我が家の味」が出来ていくと言います。


きわめびとのレシピ チキンライス


28-recipe.jpg番組内でご紹介した足立さんのチキンライスは、まず「チキンライスの素」を作り、それをご飯と炒め合わせます。冷凍可能なので、一度多めに作っておけば、いつでもチキンライスが手早く作れます。

 

 


■チキンライスの素

<材料(約4食分)>

鶏ひき肉(細かくした鶏もも肉でも)…300g
たまねぎ…1コ
マッシュルーム(スライス缶)…1缶
バター…20g
サラダ油…大さじ1弱
パプリカパウダー…大さじ2
ケチャップ…大さじ4
コンソメ(顆粒)…小さじ2
塩…小さじ1
こしょう…少々

28-recipe-2.jpg<作り方>
(1) たまねぎを粗みじんに切る
(2) フライパンにバターとサラダ油を入れ、たまねぎを炒める。透き通ってきたら端に寄せて、空いたスペースに親指の先ほどの大きさに切った鶏肉を入れて炒める
(3) 肉に火が通ったら、マッシュルーム、パプリカパウダー、ケチャップを入れ、コンソメ・塩・こしょうで味をととのえる。
※1食分150gずつポリ袋に分けて冷凍保存しておくのがお勧めです。
※足立さんはこの倍の量を一度に作って冷凍します。
※ドリアやオムライスにも活用できます。



■チキンライス


<材料(1食分)>
チキンライスの素…150g
ご飯…200g
バター…10g
<作り方>
(1)    ご飯を温める
(2)    フライパンにバターを溶かし、ご飯を加えてバターライスを作る
(3)    チキンライスの素を加えて混ぜ合わせる

 

一柳アナの収録こぼれ話

献立会議で家の味

28-ichiyanagi2.jpg 
美幸さん一家の味の旅、スタートを切りましたね。
今回のきわめびと・足立さんから極意を伝授してもらっているうちに、
美幸さんの表情もみるみる明るくなっていきましたし、
旦那さまと味についての会話ができるようになり、お子さんも喜んで食べるようになり、
「スーパー主婦」足立さんが、いかにスーパーであるか、その実力が証明されました!

NHKネットクラブを通じて番組が行ったアンケートでは
回答していただいた1200人のうち
84%もの方が「献立作りを面倒」だと感じているという結果が出ました。
一汁三菜じゃなくてもいい、主菜一点だけ決めればいい、頑張らなくていい…
スーパー主婦の力強いアドバイスで、美幸さんだけではなく
多くの悩める主婦が救われた事でしょう。

そして、五法の表にひとつずつ家の味を加えていくためにも、
みなさ~ん!何が食べたいか、食事を作ってくれる人に伝えてあげてください!
それを聞いたら、きっと皆さんが喜んで食べてくれる顔を思い浮かべながら
おいしい「家の味」の食事を作ってくれるはずです。

「何が食べたい?」と聞かれても「なんでもいいよ」と答えてばかりだった私。
今考えると、家の味作りにまったく貢献できていませんでしたね。
今度帰った時は、食べたいものをリクエストしてみようと思います!

 関連するお悩み「おいしい節約料理は南極流!」 2016年 7月23日放送

投稿者:スタッフ | 投稿時間:09:45


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