ふるさと探訪は北九州の歴史遺産、自然遺産を紹介するミニ番組です。
各地域の宝、文化にスポットを当てて地域文化の更なる発展を応援します。また貴重なふるさとの宝をNHKの映像記録として保存し、未来へと繋げていきます。

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福岡県立青豊高校書道部の皆さんにご協力頂きました。
ご協力感謝いたします。

平成21年9月

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田川・行橋地区
千手観音堂 豊前市
千手観音堂
豊前市狭間地区の千手観音堂には、平安時代後期に制作された木造千手観音立像が安置されています。
像は樟材による一本造りで像高211.2cm、かつてこの場所にあった岩屋山泉水寺の本尊として祀られていました。

地域には、この千手観音にまつわる民話が伝えられています。
その昔、乳の出が悪く困っていた農家の夫婦がいました。
ある日、夢枕に立った仙人さまからお告げがありました。

「千手観音さまの 岩壁から 湧き出る水を汲み その水で炊いた粥を食べなさい」

早速、夫婦はわき水で粥をつくり、食べたところ、たちまち乳の出がよくなりました。
夫婦は観音様に感謝し、その後も幸せに暮らしたといいます。

別名『乳の観音』と呼ばれるのはこの民話に、ちなんだもので今もこの霊水を求めて多くの参拝者が訪れています。
千手観音像

千手観音像

岩壁から湧き出る清水

岩壁から湧き出る清水

制作者からひとこと
千手観音像は国の重要文化財に指定されています。
普段、観音像を拝観することはできませんが、毎月17日に保存会の方がご開帳しています。

また、切り立った岩壁からは、2本の湧き水が滴り落ちています。
二つの湧き水と岩壁の形から、この岩壁が観音様の乳房のように見えました。
保存会の方から聞いたお話では、他の土地では叶いませんでしたが、この土地の近くに引っ越してきた後に、子宝に恵まれた家族がいらっしゃるそうです。
撮影中も、水を汲む人が途切れることはありませんでした。

■所在地■
豊前市大字狭間1406

地図はこちらからご覧になれます(リンク先:動画で見るニッポン「みちしる」)
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