ふるさと探訪は北九州の歴史遺産、自然遺産を紹介するミニ番組です。
各地域の宝、文化にスポットを当てて地域文化の更なる発展を応援します。また貴重なふるさとの宝をNHKの映像記録として保存し、未来へと繋げていきます。

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福岡県立青豊高校書道部の皆さんにご協力頂きました。
ご協力感謝いたします。

平成21年9月

ふるさと一覧タイトル
北九州地区
堀川の中間唐戸 中間市
堀川の中間唐戸
遠賀川から洞海湾へと至る堀川運河にかかる水門です。
堀川は、元和7年(1621年)、黒田長政の命により遠賀川の治水対策、水上輸送やかんがい用水の確保などを目的に掘削が始められました。しかし、それから2年後、長政の死により工事は中断。工事が再開されたのは約130年後で、その12年後の宝暦12年(1762年)、6代藩主・継高の時代に遠賀川からの取水門である「堀川の中間唐戸」が完成し、堀川は開通しました。

唐戸(水門)は遠賀川の水勢に耐えることが出来るよう岩盤の土地に建築され、細長い板(せき板)を水門の溝に入れ、その枚数によって水量を調節する構造になっています。せき板は石で出来た足場の下に表戸と裏戸の二重構造、足場の上にも水があふれるのを防ぐため中戸が設置され、その上に上家が建てられています。
上家はせき板などを収納するための倉庫になっています。

堀川は開通以来、多くの年貢米や石炭を運ぶ舟でにぎわいました。特に明治時代には筑豊の石炭輸送の動脈として、多い年には年間十数万隻の「川ひらた舟」が堀川を下りました。
現在は県指定文化財となっています。
堀川にかかる唐戸(水門)

堀川にかかる唐戸(水門)

せき板等を保管していた上家

せき板等を保管していた上家

水量を調節するせき板

水量を調節するせき板

制作者からひとこと
現在のような重機や設備がない江戸時代に、人が手で掘削した運河や板の枚数で水量を調節した工夫など、昔の人々の苦労や知恵を間近で見ることができる史跡でした。
上家も装飾が施されており、倉庫とは思えない立派なつくりになっています。
黒田長政の時代から現代につながる地域の発展の歴史を感じられる貴重な場所で、もっと多くの人に知っていただきたいと思い制作をさせていただきました。

■所在地■
福岡県中間市中間2丁目5番

地図はこちらからご覧になれます(リンク先:動画で見るニッポン「みちしる」)
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