ハレピョンブログ~NHK北九州だより~

教えて!まりあの暮らしと天気!

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こんにちは。気象予報士の森本まりあです。
8月に入って夏真っ盛り、学生さんたちは夏休みを満喫中でしょうか?
私も先週末は鹿児島に遊びに行ってきました!
写真はJR日本最南端の駅です。

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線路の先には開聞岳が良く見えました。素晴らしい絶景です。

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読んでくださっている皆様の中にも、こういった山へのレジャー、
そして川や海に出かけようと計画されている方もいらっしゃるかもしれません。
今回は夏のレジャーの際に気を付けていただきたい
天気のポイントをご紹介していきます。

まず、山のレジャーです。
ポイントは「山の天気は変わりやすい」ということです。

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それは、山では斜面に沿って
風が上がったり下がったりすることがあるからです。
平地から湿った空気が山にぶつかると、風は山を駆け上り、
雨雲を発生させます。
逆に吹き降りる形になると、雲はできにくく、晴れの天気となってきます。
つまり、山では風向きが変わると
天気がガラッと変わってしまうことがあるのです。

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特に、上空に寒気が流れ込んでいたり、地上の風が暖かく湿っていると、
雨雲は発達しやすくなります。
「大気の状態が不安定」という言葉を聞いたら要注意です。
登山の計画を延期するなど検討なさってください。

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そんな天気の急変には、
黒い雲が近づいてきたり、雷の音が聞こえてきたり、
急に冷たい風が吹いてきたりなどの前兆があります。
これは山沿いだけでなく、街中でも同じです。
このような変化を感じたら、
まもなく激しい雨や雷がやってくるおそれがありますから、
山に登っている場合には、速やかに下山の用意をなさってください。
また、もし雨に濡れて体温が下がると、
低体温症になってしまうおそれがあります。
登山の際はレインコートなどの雨具に加え、
防寒着も忘れずに持っていくようになさってください。

続いては、川のレジャーです。
川では、今遊んでいる所で晴れていても、「急な増水に注意」が必要です。

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これは、先ほどお伝えした山での天気変化が関係していて、
山で降った雨が下流に流れてきて、急に増水することがあるためです。
そんな川の増水にも予兆があります。
例えば、急に川に濁りが出たり、枝や落ち葉が流れてきたりしたら、
川の水が急に増えるサインです。
すぐに川から上がり、避難してください。

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また、急な増水により水没しやすいのが、河原や中州です。
特に中州は増水すると逃げ場がなくなり、取り残されてしまう危険性があります。
川沿いでキャンプなどをされる際は、こういった場所を避けて、
テントを張るようにしてください。

最後に海のレジャーです。
海では高波などにも十分注意をして頂きたいのですが、今回のポイントはこちら。
「海では落雷に注意」です。

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グラウンドやゴルフ場での落雷事故は聞いたことがあるという方も
いらっしゃるかもしれません。
グラウンドなどで人への落雷事故が起きてしまうのは、
雷は開けた場所では人に落雷する恐れがあるからです。
それは海も例外ではありません。
平成17年7月、千葉県白子町の海水浴場では、たった一度の落雷で、
1人が亡くなり、一時心肺停止した人を含め、
8人がけがを負う大きな事故が発生しました。
これだけ被害が拡大したのは、電気が海の中を伝わり、浜辺にまで達したからです。
雷雲が近づいている場合は、
海から上がって、建物や車の中など、できるだけ安全な場所に避難をしてください。

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近くに安全な場所がない場合は、
「保護範囲」と言われる場所に退避する方法があります。
保護範囲とは、電柱など高いもののてっぺんを45度以上の角度で見上げる範囲で、
そこから4m以上離れた所のことを指します。
電柱などが避雷針のような役割を果たし、雷の直撃を受けにくくなります。
ポイントの一つは、ある程度距離を取ることです。
近づきすぎると、そばにいる人や物にも電流が流れてしまう「側撃雷」のおそれがあります。

レジャーに行く際は、天気予報をしっかりと確認して、
もし急な雨や雷雨などに見舞われたら、
適切な行動をとれるようになさってください。
また、熱中症対策も忘れず、元気に、そして安全に、
夏のレジャーを楽しんでくださいね!

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こんにちは。気象予報士の森本まりあです。
九州北部も梅雨明けし、強い日差しが照り付けています。
じりじりと暑く、立っているだけで汗をかいてきます。

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今年の九州北部の梅雨明けは7月24日です。
平年より5日遅く、昨年より15日遅い梅雨明けとなりました。

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今年は梅雨の期間が1か月程度と比較的短くなりました。
というのも、梅雨入りが6月26日と過去最も遅くなったからです。

北九州では梅雨入りしてからも、
まとまった雨が降らない状況が続いていましたが、
7月18日~21日にかけては、
梅雨前線や台風からの湿った空気の影響で大雨となりました。
この期間に200ミリを超える雨が降ったということで、
各地の梅雨の総雨量は以下のようになっています。

梅雨の期間の総雨量(平年比)
▼八幡西区 302.5ミリ(92%) ▼行橋市   404.0ミリ(113%)
▼飯塚市  435.5ミリ(122%)    ▼添田町   483.0ミリ(129%)

この雨で、北九州・筑豊地方のダムの貯水率も回復しています。
23日現在、貯水率は80%を上回っている所が多く、
先月27日には貯水率が10%を割り込んでいた
油木ダムでも50%くらいに回復しています。

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ただ、油木ダムを水源としている行橋市や苅田町では、
梅雨明け後、雨があまり降らなくなることを見込んで、
家庭に送る水の量を抑える「減圧給水」を続けています。
引き続き、節水を心掛けた方がよさそうです。

そして、もう一つ気をつけて頂きたいのが熱中症です。
梅雨明けとともに、本格的な夏の暑さがやってきます。

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23日は二十四節気の一つ「大暑」で、これから「立秋」にかけて
一年で最も暑さが厳しくなるとされています。
今年はまさに暦通りの暑さとなりそうです。

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この先、最高気温は32度から33度が予想されています。
さらに最低気温も25度以上の熱帯夜の日が多く、体に堪える暑さとなりそうです。
熱中症には今まで以上に注意をするようにしてください。

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北九州市では、22日までの1週間で6人の方が熱中症で救急搬送されています。
中には屋内で熱中症になったり、夜間に搬送されたりした方もいらっしゃいます。
風がなく蒸し暑い日は、夜間でも注意が必要です。

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また、熱中症は、梅雨明けなど急に暑くなった時に多く発生する傾向があります。
これは体が暑さに慣れていないためです。
これからは今まで以上に日差しが強く、気温も高くなっていく予想です。
ですから、朝晩の比較的涼しい時間帯に、ウォーキングなどの軽い運動をして、
少しずつ体を暑さに慣らしていく必要があります。

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その他の熱中症対策のポイントです。
1つ目は、まずは、のどが渇く前に、こまめな水分・塩分補給を心掛けること。
2つ目は、通気性や吸湿性に優れた、締め付けのない涼しい服装を選ぶようにすること。
3つ目は、日陰を選んで歩いたり、帽子や日傘を使うなど、直射日光を避けること。
4つ目は、室内でも油断をしないことです。
特に高齢者は温度や湿度に対する感覚が弱くなるため、
暑さを感じにくくなりやすいと言われています。
部屋に温度計を置いて、部屋の室温が28度を超えないよう
心掛けることも効果的だと思います。

熱中症に十分注意をして、夏の暑さを乗りきっていきましょう!

2019年07月04日 (木)

雨に関する情報の見方

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こんにちは。気象予報士の森本まりあです。
梅雨前線が九州付近に停滞を続け、九州では記録的な大雨となっている所があります。
断続的に激しい雨が降り、総雨量は1000ミリを越えた所もあります。

気象情報では、雨の降り方をお伝えする際に、
「非常に激しい雨」や「激しい雨」といった言葉を使いますが、これらには定義があります。

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こちらは雨の強さと用語、そして人の受けるイメージをまとめたものです。
特に注意をして欲しいのは、「激しい雨」より強い降り方の時です。
「非常に激しい雨」は滝のように降る雨、
「猛烈な雨」は息苦しくなるような圧迫感や恐怖を感じる雨になります。
それぞれどんな状況になる恐れがあるのか見ていきましょう。

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まず1時間に30ミリ以上の「激しい雨」の降る時は、道路が川のようになったり、
高速走行時、車輪と路面の間に水膜が生じブレーキが効かなくなる、
ハイドロプレーニング現象が起こりやすくなったりします。

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さらに、「非常に激しい雨」や「猛烈な雨」が降ると、
水しぶきであたり一面が白っぽくなり、視界が非常に悪くなります。
こうなってくると、車の運転は危険な状況です。
また、こういった「激しい雨」などが降り続くと、
土砂災害などが起こりやすくなるので警戒が必要です。

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続いて「雨の予報」を詳しく確認できる方法をご紹介します。
パソコンやスマートフォンから気象庁の「降水短時間予報」を見ると、
15時間先までの詳しい降水予想を見ることができます。

スマートフォンから見る方法をご紹介します。(※画面の情報は7月4日のものです。)

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①まずは気象庁のホームページを開いてください。
 そして、1番上の「天気」のタブを開きます。
②天気予報やアメダス、気象レーダー、そして天気図が出てきます。
 3番目にある雨雲レーダーの下に「今後の雨」という項目があるので、そちらを選びます。

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③地図と雨雲の様子が出てきます。下にある「再生」ボタンを押すと、
 15時間先までの雨の予想が見られます。
④こちらの画面は地図を拡大することができ、
 ④の例では「北九州市」を中心に持ってきています。
 お住いの地域の周辺の雨の様子を詳しく知ることができ、
 15時間先までの予想が見られれば、夜に大雨が予想される場合でも、
 明るいうちに避難をすることができます。

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⑤さらに、画面左上にある、「三」のマーク、三本線のタグを開いていただくと、
 現在の「土砂災害」や「浸水害」、「洪水」の危険度を示したマップを開くことができます。
⑥例えば「土砂災害」のタブを開くと、土砂災害の危険度の高い地域が、
 黄色や赤色など色付きの表示で見られます。
 画面は7月4日10時20分現在のものです。

こういった情報は、避難の判断をする助けとなりますから、ぜひ活用できるようになさってください。
そして、避難を判断するうえでは、自治体などからの情報が5段階の警戒レベルに分けられました。
5段階の警戒レベルについては、以前ブログでご紹介していますので、
もしよろしければ、そちらもご確認下さい。
https://www.nhk.or.jp/kitakyushu-blog/700/369187.html

2019年06月28日 (金)

過去最も遅い梅雨入りに

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こんにちは。気象予報士の森本まりあです。
九州北部もようやく梅雨入りし、雨の季節がやってきましたね。

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今年の梅雨入りは、平年より21日遅く、過去最も遅い梅雨入りです。
福岡県では5月から雨の少ない状態が続いており、
家庭に送る水の出を抑える「減圧給水」が行われている地域もありますが、
今後の予想を見てみると、ずらりと雨マークが並んでいます。

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遅れていた穀物の成長を助け、草木を潤す恵みの雨になって欲しいものです。

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さらに先の予報を見てみると、
九州北部の7月の降水量は平年並みか多くなる見通しです。
そして、九州北部の梅雨明けは、平年だと7月19日ごろですが、
今年はエルニーニョ現象が発生している影響で、
平年よりも遅くなるかもしれません。

少雨から一転し、今後は雨が降りやすくなってきます。
改めて、大雨への備えを確認しておきましょう。

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まずは、側溝や排水溝、雨どいなどを掃除して、
水はけをよくしておきましょう。
まだ、防災用品の準備や確認、
避難場所や経路の確認をしておくことも大切です。

九州北部もいよいよ梅雨の時期に入りました。
備えはしっかりとしておきましょう。

2019年06月20日 (木)

今年の梅雨入りは?

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こんにちは。気象予報士の森本まりあです。
暑い日が続いていますね。
道端に咲いているあじさいも、あまり元気がないように感じます。
恵みの雨が待ち遠しいですが、この先もしばらくまとまった雨は期待できなさそうです。

まずは、全国の梅雨入りの状況を見ていきましょう。

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九州北部や中国、四国、近畿の西日本を除いて、すでに広い範囲で梅雨入りをしています。
先週土曜日には東北北部も梅雨入りしましたが、
東北北部が九州北部よりも先に梅雨入りをするのは、平成9年以来22年ぶりのことです。

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九州北部の梅雨入りの記録を見てみると、過去最も遅かったのが、昭和42年の『6月22日』です。
今年はこの記録を更新する可能性も出てきています。

梅雨入りが遅れている原因の一つは、上空を流れる偏西風にあります。

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去年のこの時期は九州付近を停滞していた梅雨前線が、今年はまだ日本の南の海上に停滞しています。
これは上空の偏西風が南に蛇行していて、それに伴って前線も南に下がっているためです。

では、梅雨入りしないということはあるのでしょうか?

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調べてみると、各地の気象台が「梅雨入り」の発表を始めた昭和26年以降、
九州北部では毎年梅雨入りをしているようです。
ただ、全国的にみると過去1度だけ梅雨入りの発表がなかったケースがありました。
昭和38年の四国と近畿です。この年は梅雨入りがはっきりせず、特定ができませんでした。

今年の九州北部はどうなりそうか、この先の予報を見てみましょう。

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21日(金)の夜から22日(土)の朝にかけては、前線の影響を受けて雨が降る見込みです。
ただ、雨量も少なく、週明けにかけて一旦晴れるということで、
このタイミングで梅雨入りする可能性は低いと思われます。

今週中に梅雨入りをしなかった場合、次に可能性があるのは来週の26日(水)以降です。
まとまった雨となる見込みで、今のところ、このタイミングで梅雨入りする可能性が高いと思われます。
このままいくと、過去最も遅い梅雨入りが遅かった昭和42年6月22日の記録を更新するかもしれませんが、
実は昭和42年は、記録的な豪雨があった年でした。

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梅雨入りが遅れた昭和42年は7月7日から9日にかけて、
梅雨前線と台風から変わった熱帯低気圧の影響を受けて大雨となり、
特に長崎県佐世保市や広島県呉市などで2日間で300ミリを超える雨が降りました。

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背後に山地がある都市部で大雨となったことで土砂崩れが多発し、
死者・行方不明者は369名と甚大な被害が出ています。

今は水不足の状態が続いていますが、過去にはこのような事例もあります。
今年の7月の降水量は、平年並みか多いという予想も出ていますから、
油断をせず、雨への備えをしておいた方が良さそうです。

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こんにちは。気象予報士の森本まりあです。
今週は青空が広がり、過ごしやすい陽気の日が続きましたね。

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今年は九州北部の梅雨入りが遅れていて、6月に入っても少雨の傾向が続いています。
現在、家庭などに送る水の量を抑える「減圧給水」が行われている行橋市では、
5月1日から6月10日までの総雨量が67.5ミリと平年の3割程度となっています。
今後も節水を心掛けたいですね。

さて、先月から運用が始まった5段階の「警戒レベル」
どのようなものかご存知でしょうか?

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5段階の警戒レベルと防災気象情報|気象庁ホームページより

大雨の際に発表される気象警報や避難勧告などの情報が
5段階の警戒レベルに分けられ、
住民が取るべき避難行動が記されています。
去年の西日本豪雨では気象警報や避難勧告など
多くの防災情報が発表されましたが、
必ずしも住民の避難に結び付いていない実態が浮き彫りとなりました。

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こちらは西日本豪雨の際に、北九州市内で避難指示や
避難勧告が出された地区に住む
合わせて19万6755人のうち、実際に避難所に避難した人の割合です。
避難率は低く、背景の一つには
「避難のタイミングがわからなかった」というのもあるようです。
そこで国は、危険度や住民が取るべき行動を端的に伝えるため、
防災情報を5段階の警戒レベルに分けることにしました。

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各段階ごとに見ていきましょう。
まずレベル1は最新情報に注意、レベル2は避難方法を確認する段階です。
レベル3は自治体から避難準備の情報が出され、高齢者や体の不自由な人、
小さなお子さんがいるご家庭では避難を始める段階です。
レベル4は自治体から避難指示や避難勧告が出され、
対象地域の全員が避難する段階となります。
そして、最も危険なレベル5の段階では、
すでに災害が発生している可能性が高く、
この時に避難を始めても手遅れになる可能性があります。

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内閣府「警戒レベルに関するチラシ」(表面)|内閣府ホームページより

皆さんにまず覚えておいて欲しいのは、「警戒レベル4で全員避難」ということです。
また、この警戒レベルは必ずしも1、2…と順番に出されるわけではありません。
日ごろから自宅周辺の危険な場所を確認したり、
市区町村からのハザードマップを見て避難場所を調べるなどして、
いざという時にすぐに避難できるようにしておくことが大切です。
自分自身や大切な人を守るためにも、日ごろから準備をなさってください。



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こんにちは。気象予報士の森本まりあです。
もう6月、あじさいの季節ですね。私の家の近くに咲いているあじさいも、綺麗に色づき始めました。
皆さんは今年あじさいを見ましたか?

さて、今回の「暮らしと天気」では、スタジオを飛び出し、
県内有数のあじさいの名所、若松区の高塔山公園を訪ねてきました!

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最初に目に入ったのは、大振りで丸みを帯びた「西洋アジサイ」です。
私が写真を撮った場所は、日当たりが良く色づきが進んでいましたが、全体的にみると3分から4分咲きだそう。

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ただ、高塔山公園に咲いているあじさいは、一般的な「西洋アジサイ」だけではありません。
全部で150種類、合わせて7万株あまりのあじさいが植えられていますから、今が満開という花もあります。
上の写真ではご紹介しきれないほど、たくさんの種類のあじさいが咲き誇っていました。

そこで、今が満開となっている「山アジサイ」をいくつかご紹介します。
まずはこちらの「紅」という品種。咲き始めは白い色ですが、日に当たると花びらが赤く色づいていきます。

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真っ赤に染まった姿がこちら!

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とても鮮やかで綺麗ですよね。大きさは7~8センチほどで、とても小ぶりなあじさいです。

続いてはこちら、「舞妓」です。

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舞妓さんのかんざしの飾りに似ているので、その名がついたと言われています。
こちらも5センチから8センチほどと小さく、とても可愛らしいあじさいです。

最後はこちら、「黄冠」です。

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青い花と黄色の葉っぱのコントラストがとても美しいあじさいです。

こうした山アジサイ30種類、およそ1000株が、今ちょうど見頃を迎えています。
今年は気温が高かった影響で、例年より早い開花となっているそうです。

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気象台が発表している九州各地のあじさいの開花日を見てみましょう。
宮崎では、まだ開花の発表がありませんが、
その他、鹿児島を除いては、いずれも平年より早い開花となっています。
実は、気象台はあじさいの花のある部分を見て、開花の判断を行っているんです。

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それが、花の中心あたりに咲いている「真花(しんか)」です。
そのうちの一つに赤丸を付けてみました。気象台では、この真花が2~3輪咲くと開花を発表します。
一見すると花のように見える部分は、「装飾花」と呼ばれるもので、
花びらではなく「がく」の部分にあたります。

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今年は、この小さな「真花」を探しながら、あじさいを楽しんでみてください。

2019年05月30日 (木)

ホタルを見に行こう!

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こんにちは。気象予報士の森本まりあです。
皆さんはホタルを見たことがありますか?
私は野生のホタルを見たことがないのですが、
北九州市では約70河川でホタルが見られるということで、この週末見に行く計画を立てています!

さて、今年のホタルの飛翔状況は、各地で平年よりも早く飛び始めているようです。

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福岡では平年より12日早く、下関では4日早い観測です。
北九州市でも、平野部では今が見頃のピークを迎えています。

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山間部では平野より少し遅く、6月中旬ごろまで見られるということで、
今がまさにホタルシーズンと言えそうです。
そんなホタルを見るのにおすすめの鑑賞条件は・・・

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まず、ホタルが一番活発に飛ぶのは、日没後から1時間程度、
北九州では午後8時から9時ごろです。
また、ホタルは風が弱くムシムシとした天気を好みますから、
風が弱い、蒸し暑い、という気象条件が良いとされています。
さらに、月明かりが少ないほど光がきれいに見られるのですが、
今年はこの条件もよく満たしています。

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こちらは、月の満ち欠けを表したカレンダーです。
6月3日は新月で、ちょうど見頃の期間に、月明かりの影響が少なくなりそうです。
絶好のホタル日和ということで、おすすめスポットをまとめました。

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今が見頃となっている平地では、黒川や小熊野川、大川などがおすすめです。
黒川では、すでに1,500匹を超えるホタルが飛んでいます。
また、少し山間部にある合馬川や田代川では、6月中旬ごろまでホタルが楽しめます。
皆さんも、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?

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こんにちは。気象予報士の森本まりあです。
最近は暑い日が続いていますが、皆さんは体調を崩されていませんか?
熱中症などに十分気を付けてお過ごしください。

21日(火)は、二十四節気の一つ「小満(しょうまん)」でした。
草木が成長して生い茂ってくる頃で、
西日本では「梅雨のはしり」が現れる頃でもあります。

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梅雨のはしりとは、5月中旬~下旬頃の梅雨のような
ぐずついた天気のことを言います。
18日(土)~20日(月)が、まさにそのようなお天気でしたね。
毎年ではありませんが、梅雨入り前の雨で「迎え梅雨」、
この時期に咲く卯の花を腐らせてしまうような長雨では
「卯の花腐し(うのはなくたし)」という表現もします。

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梅雨のはしりの後は、いよいよ「梅雨入り」となりますが、
九州北部の梅雨入りは、平年では6月5日頃です。
では、今年の6月7月の降水量がどう予想されているのか見てみましょう。

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今年は前線の北上が遅く、6月の降水量は平年並みか少ない予想です。
一方、7月になると、前線が北上してきて、九州付近で活動を強める見込みです。
このため、7月は降水量が平年並みか多くなる見通しです。
去年は西日本豪雨がありましたが、今年も梅雨末期の大雨には油断ができません。

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晴れの天気が続いている今のうちに、やっておきたいことを確認しましょう。
まず大雨への備えとして、側溝や排水溝、雨どいなど
を掃除して水はけをよくしておくことが大切です。
防災情報の準備や確認、そして避難場所や経路の確認もしておきましょう。

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また、生活面ではカビ対策のために、部屋の中にしっかりと風を通しておきましょう。
シンク下など湿気のたまりやすい場所を掃除しておくことも、カビへの対策となります。
また、布団やカーテンなど厚手のものを干す機会も少なくなりますから、
今のうちに洗濯をしておくのも良さそうです。

梅雨入り前の日差しを有効に使って、梅雨の時期も快適にお過ごしください。

2019年05月16日 (木)

5月は紫外線に注意!

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こんにちは。気象予報士の森本まりあです。
日差しの強い日が多くなってきましたね。皆さんは紫外線対策されていますか?
私は日焼け止めに日傘にコスメに、色々使って日焼けしないよう気を付けています。
というのも、5月は7月8月に次いで紫外線が強い時期だからです。

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グラフは、福岡の月別の紫外線量を表したものですが、
5月はすでに強い紫外線が降り注いでいることが分かります。

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さらに時間別に見てみると、正午を挟む数時間が最も強くなっています。
夏になると、この時間帯に1日の約60%の紫外線が降り注いでいるんです。

水曜日は強い日差しが照り付け、北九州市でも28度近くまで気温が上がりましたが、
紫外線の量はどのくらいなのか、測定してきました!

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手に持っているのは、紫外線チェッカーです。
紫外線の強さを測ることができるもので、
紫外線の数値と、それがどれくらいの強さかを教えてくれます。

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さっそく、日向と日陰で測ってみました。
すると、日向では「7.9」(写真左側)と強い値に、
日陰では「2.3」(写真右側)と弱い値になりました。
意外なのは、日陰でも紫外線が届いているということです。

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実は、紫外線というのは、太陽から直接届く「直接光」のほかに、
「散乱光」と呼ばれる、空気分子などに散乱されて届く光があります。
日陰にいても、この散乱光は届き、
環境省によると、紫外線量は、日陰でも日向のおよそ半分はあるそうです。

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紫外線対策をまとめました。
まずは、紫外線の強い正午前後を避けて外出すること。
日傘や帽子、衣服、そしてサングラスなどを使って、
紫外線を直接浴びないようにすることも有効です。
そして、日焼け止めは2~3時間おきに、こまめに塗り直すのがおススメです。

また、私が使っていたような紫外線チェッカーは市販されているもので、
キーホルダーのように鞄につけるタイプのものもあるようです。
普段から紫外線量を気にしてみるのも良いかもしれません。

新緑が気持ち良い5月ですが、うっかり日焼けをしないよう、
ぜひ対策をしてお出かけください。