ハレピョンブログ~NHK北九州だより~

教えて!まりあの暮らしと天気!

oshiete.png

こんにちは。気象予報士の森本まりあです。
17日(月)は福岡でも初雪となりましたね。
私は雪が気になって夜中に何度も目が覚めてしまい、そのたびに窓の外を確認しました。

200220-1.jpg

18日(火)も真冬のような寒さが続いていましたが、
19日(水)以降は、日差しに春の暖かさを感じられるような陽気です。
まるで、冬と春を行ったり来たりの天気となっていますが、
今回はこの先の天気の移り変わりと、「春一番」についてお伝えします。

200220-2.jpg

まずは、九州の初雪から振り返ってみましょう。
17日(月)は九州各地で雪が降り、福岡以外にも、大分・熊本・長崎・宮崎で初雪となりました。
そして18日(火)の未明には鹿児島でも初雪が観測されています。

200220-3.jpg

このうち、福岡は明治24年の統計開始以来、最も遅い初雪で、
これまでに最も遅かった明治42年2月6日の記録を111年ぶりに更新する遅さとなりました。

200220-4.jpg

この先の気温の予想を見ていくと、雪が降るような寒さはなさそうですが、
気温の変化は大きくなりそうです。

21(金)予想最高気温は17℃と4月並みですが、23日(日)は12℃で冬の寒さです。
ただ、その後は再び気温が上がり、25日(火)は20℃が予想されています。
三寒四温という感じで、気温の変化を繰り返しながら春へと向かっていきそうです。

そして、気温の変化が大きいということは、天気も周期的に変わるということです。
こうしたタイミングで吹く可能性があるのが「春一番」です。

200220-5.jpg

春一番とは、季節が冬から春に移り変わる時に最初に吹く、強い南風のことを言います。
春一番には様々な条件があるのですが、九州北部ではまだ発表がありません。
では、その条件を見ていきましょう。

200220-6.jpg

期間は立春から春分までで、日本海に低気圧があることが条件です。
さらに、東南東から西南西の風が7メートル以上吹いて、
前日より気温が高くなることが必要となります。
これらの条件を満たす必要があるため、過去には春一番の発表がない年もありました。

200220-7.jpg

春一番というと、春らしい暖かさをイメージするかもしれませんが、
実は注意が必要なものとなります。
というのも、春一番は発達した低気圧によってもたらされますから、
強風が吹くおそれがあり、前線が通過するタイミングで雨が強まることもあります。
また、春一番の後は寒の戻りで寒くなることも多いです。

この先は、天気や気温の変化を繰り返しながら、春へと向かっていきます。
寒暖差も大きくなりそうですから、体調管理には十分お気をつけください。

oshiete.png

こんにちは。気象予報士の森本まりあです。
先日、北九州市門司区にある白野江植物公園を訪ねてきました。

200213-4.jpg

寒いこの時期にも綺麗に咲いている花がたくさんありましたので、ご紹介します。

植物公園に入って最初に迎えてくれたのが、1~2月が見頃の冬牡丹です。

200213-5.jpg

別名「百花の王」と称される豪華な牡丹の花。
園内では約50株の冬牡丹が、菰(こも)をかぶって園内の冬を彩っていました。

200213-6.jpg

こちらは、白と黄色のコントラストが綺麗な日本水仙です。
園内に約50,000株植えられており、とっても優しい香りがしました。

そして、暖冬の影響で例年より早く開花していた花もありました。

200213-7.jpg

こちらのしだれ梅は、例年より1週間ほど早く開花しており、
今月いっぱい見ごろが続きます。小さな花がとても可愛らしかったです。

200213-8.jpg

そして、こちらは早咲きの河津桜です。
梅と同じく例年より1週間ほど早い開花で、芝生広場の木は既に8~9分咲きでした。
ソメイヨシノよりも濃いピンク色の花びらが特徴で、色鮮やかな桜です。

公園を管理している梶山さんに、桜のオススメの楽しみ方を教えて貰いました!
それがラッキー桜探しです。実は下の桜の写真に、とってもレアな1輪が隠れています。

200213-9.jpg

正面を向いている桜の花に、花びらが6枚付いているのがわかりますか?
桜は通常5枚の花びらをつけますが、まれに5枚以上の花びらを付ける花があるそうです。
1本の桜に1~3輪ほどしかないため、ラッキー桜と呼ばれているそうです。
皆さん、ぜひ探してみてはいかがでしょうか?

園内では、梅をはじめ早咲きの桜や水仙、チューリップも咲き始めています。
暖冬の影響で、この時期に多くの花が見頃を迎えています。
一足早い春の訪れを感じに、出かけてみてはいかがでしょうか?

oshiete.png

こんにちは。気象予報士の森本まりあです。
北九州でも花粉の飛散が始まりました。花粉症の私は、すでに目も鼻も辛いです。

200206-1.jpg

今回は、今年の花粉の予想について詳しくお伝えします。
まずは飛散量から見ていきましょう。

200206-2.jpg

民間気象会社が発表した予想によると、東北南部から九州で緑色の所が多く、
花粉飛散量は広い範囲で例年より少なくなりそうです。
特に九州は、福岡県を含めた全ての県で濃い緑色、非常に少ない予想となっています。
これには、去年の夏の天候が大きく関係しています。

200206-3.jpg

花粉が飛ぶのは春ですが、その元となる雄花の花芽は、前年の夏に準備されます。
九州では夏、特に7月の気温が高く、日照時間が長いほど、
翌年の花粉の飛散が多くなる傾向にあります。

200206-4.jpg

そこで、北九州市八幡西区の去年7月の気温と日照時間を見てみます。
気温は平年より0.4℃低く、日照時間も平年の75%と短くなりました。
九州全体で見ても、去年の夏は気温が平年よりやや低く、
日照時間も短い所が多いです。

200206-5.jpg

こうしたデータをもとに、福岡の今年の花粉の予想を見ると、
飛散量は例年の40%程度、前年と比べても30%程度にとどまる予想です。
いずれも非常に少なくなるでしょう。

とは言え、すでに飛び始めている花粉。気になるピークも見ていきます。

200206-6.jpg

スギ花粉はすでに飛散が始まっていますが、ピークは2月下旬~3月上旬ごろです。
そして、ヒノキ科の花粉が飛び始めるのは、3月中旬ごろからでしょう。
ピークは3月下旬から4月上旬ごろとなりそうです。

200206-7.jpg

この先の予報を見ていくと、週末からは晴れ間も戻り、
寒さも次第に和らいでいきそうです。
特に来週は日ごとに気温が上がり、11(火)は14℃と3月中旬並みの陽気です。

花粉は、気温が高くなったり、空気が乾燥したりする日に多く飛びますから、
来週は花粉の飛ぶ量が少し増えてくるかもしれません。

例年よりは少なくなりそうですが、花粉症の方はマスクや眼鏡をしたり、
花粉が付きにくい綿やポリエステルの服を選ぶなど、対策をなさって下さい。

2020年01月30日 (木)

季節外れの長雨に

oshiete.png

こんにちは。気象予報士の森本まりあです。
このところ、ずっと雨が続いていますね。まるで梅雨のようだという声も聞こえてきます。

200130-1.jpg

1月22日からの1週間の天気を振り返ってみると、この1週間はずっと雨で、
29日(水) 30日(木)も雨を観測しています。
また、雨量が多くなっているのも特徴の一つです。

200130-2.jpg

こちらは1月の平年の降水量と、今年の1月(28日まで)の降水量を比較したものです。
今年は各地とも平年を上回っており、特に行橋では平年の2倍以上の雨が降っています。
季節外れの長雨となっていますが、原因は停滞を続けた前線にありそうです。

200130-3.jpg

この冬は偏西風が北へ蛇行している影響で、強い寒気がなかなか本州付近に降りてこない状況が続いています。
一方で、南からは暖かい空気が流れ込みやすく、西日本ではかなりの暖冬です。
前線というのは、冷たい空気と暖かい空気の境目にできるものですから、
今回は西日本付近に前線が長く停滞する状態が続きました。

3月中旬から4月頃、菜の花が咲く頃に「菜種梅雨」と呼ばれる長雨になることがありますが、
今年は気温の様子から見ても、その「菜種梅雨」が早くやってきたと言えそうです。

また、季節を先取りしているのは長雨だけではありません。

200130-4.jpg

福岡管区気象台は、先週、うめとたんぽぽの開花を発表しました。
うめは1月20日で平年より13日早い開花、
たんぽぽは1月21日で平年より41日も早い開花となりました。
たんぽぽは昭和28年の統計開始以来、最も早い開花となります。
やはり暖冬の影響で、気温がかなり高くなっていることが関係していると言えそうです。 

200130-5.jpg

この先も、基本的には暖冬傾向が続く見通しです。
平年だと2月上旬は日中も1桁の気温が続きますが、今年は11度前後の予想となっています。
晴れ間が戻り、寒さは緩んでくるでしょう。

200130-6.jpg

高温傾向はしばらく続く見通しで、2月下旬にかけても気温の高い状態は続きそうです。
また、低気圧や前線の影響を受けやすく、降水量も平年より多くなる予想が出ています。
この冬は、暖冬の影響が大きくなるかもしれません。

oshiete.png

こんにちは。気象予報士の森本まりあです。
この冬は気温が高く、23日(木)も桜が咲く頃の暖かさとなっています。
今回は暖冬の影響や、今後の見通しをお伝えしていきます。

200123-1.jpg

暖冬の影響の一つは「遅い初雪・雪不足」です。
九州の初雪の平年日から見ていきましょう。

200123-2.jpg

九州北部では12月中旬から下旬ごろには初雪が観測され、福岡でも12月15日が平年日となっています。

200123-3.jpg

ただ、この冬は福岡を含む九州全域で、まだ初雪が観測されていません。
そこで、最も初雪が遅かった日の記録も見ていきましょう。

200123-4.jpg

初雪が最も遅かったのは、佐賀や熊本で1月25日、福岡では2月6日です。
佐賀や熊本では25日までに雪の降る予想は出ていませんから、最も遅い記録を更新する可能性があります。
また、福岡もしばらく初雪の兆しはなく、
2月6日までに雪が降らなければ111年ぶりに、この記録を更新することになるかもしれません。

200123-5.jpg

雪不足は全国的に見ても深刻です。
先月の日本海側の降雪量(平年比)は、北日本で47%、西日本は0%と、
統計が残る昭和36年以降、12月最少となりました。

また、今月上旬の降雪量も、北日本28%、東日本1%、西日本0%と、
1月上旬としても、過去最少を記録しています。

この雪不足は、冬のイベントやスキー場に深刻な影響をもたらしています。    
また、農業にも大きな影響が出ているようです。

200123-6.jpg

こちらは、農林水産省がまとめた野菜価格の平年比です。
特に葉物野菜を中心に、平年を大きく下回っており、
キャベツは平年の66%、レタスは65%、そして白菜は78%となっています。
気温が平年を上回ったことにより生育・出荷が前進し、価格が下がっているようです。

200123-7.jpg

北九州の青果市場によると、やはり北九州でも同じ傾向だということで、
野菜の価格は全体的に例年よりも安くなっているそうです。
このまま暖冬傾向が続けば、生産者にとってはかなり深刻な問題だと言います。

200123-8.jpg

この先も、上空の偏西風が北へと蛇行し、
日本付近には暖かい空気の流れ込みやすい状況が続く見通しです。
23日の九州付近は平年より10℃くらい高い暖気に覆われる予想で、季節外れの暖かさでしょう。

200123-9.jpg

この先の気温の予想を見ていきますと、
最高気温は24日(金)にかけて15℃を超え、その後も2桁の気温が続く見込みです。
この時期の最高気温は平年だと1月下旬で8.9℃、2月上旬で9.5℃ですから、高い傾向は続くでしょう。
そして、最低気温も平年だと2℃前後ですから、かなり高い状態が続きます。

200123-10.jpg

気象台からは、高温に関する早期天候情報が出ています。
1月26日以降もかなりの高温が続き、農作物の管理などに注意が必要でしょう。
農家にとっては、この暖冬の影響が、かなり深刻になってしまうかもしれません。

2020年01月16日 (木)

小正月の行事や習わし

oshiete.png

こんにちは。気象予報士の森本まりあです。
新成人の皆様、おめでとうございます!
先週末に成人式を迎えたところも多く、
街で華やかな晴れ着姿の方を見かけました。
これからの人生が幸多き日々でありますよう、心からお祈りいたします。

さて、今回のブログのテーマは「小正月」です。
 
200116-5.jpg

小正月は旧暦の1月15日、日本の古代のお正月にあたります。
今では1月15日、あるいは1月14~16日の3日間をさすこともあります。

この小正月には、様々な行事が行われますが、
その一つが「どんど焼き」です。
 
200116-2.jpg

こちらは、15日に北九州市の篠崎八幡神社で行われたどんど焼きの様子です。
どんど焼きでは、門松や正月飾りなどを持ち寄って燃やし、
焼き上がる炎や煙で、正月にお迎えした年神様を天高くお見送りします。
 
200116-3.jpg

また、どんど焼きの火にあたることで1年間の無病息災を願い、
この火で焼いたものを食べると風邪をひかないとも言われています。

このどんど焼きは、私の地元である関東でも行われていて、
私にとっても身近な行事です。
一方で、九州に来て初めて知る行事もありました。
それが「もぐら打ち」です。
 
200116-4.jpg

こちらは、14日に桂川町の土居二区で行われた、もぐら打ちの様子です。
早朝、地域の家々をまわり、竹の先端にわらを巻き付けた棒で地面を叩きます。
地面のもぐらを追い出し、五穀豊穣や家内安全などを願う行事です。

200116-5.jpg

他にも、小正月には1年の健康を願って小豆粥を食べたり、
五穀豊穣を願って餅花を飾る習わしがあります。
小豆粥は、小豆の赤色が魔よけの色とされているそうです。

こういった様々な行事が行われる小正月、
日本の伝統が後世まで長く伝われば良いなと思います。
暮らしと天気のコーナーやブログでも時々紹介していきますので、
ぜひ楽しみにしていてください。

oshiete.png

こんにちは。気象予報士の森本まりあです。
2020年初ブログです。今年もお天気の話題をたくさんお届けしますので、どうぞよろしくお願い致します!

200109-1.jpg
(気象解説で使っているモニターと鏡もちハレピョン。)

さて、今は1月上旬ですが、
1/7(火)~8(水)の未明にかけては、冬とは思えないような記録的な暖かさとなりました。

200109-2.jpg

北九州市八幡西区では、7日(火)に19℃を観測、1月の観測史上最高となりました。
そして、8日(水)の日中は西風で寒くなったものの、最高気温としては未明に18.1℃を観測しています。

200109-3.jpg

その他の各地も、記録的な暖かさとなりました。
添田町や行橋では20℃以上、北九州空港は18.7℃と、いずれも1月の観測史上最も高い気温です。

200109-4.jpg

これだけ気温が上がった理由は、急速に発達した低気圧にあります。
7日(火)~8日(水)にかけて日本付近を通過し、この低気圧に向かって強い南風が吹き込みました。
八幡西区でも瞬間的に20メートル近い南風が吹きました。

200109-5.jpg

一方、前線が通過した8日(水)の日中は、西風へと変わり、グッと寒くなりました。

例年ですと、この時期は冬型の気圧配置が続くことが多いですが、
今冬は暖冬の影響で、冬型が長続きしないのが特徴です。
日本付近を次々と低気圧が通過していて、天気は周期的に変わっています。

この先も、冬らしくない天気は続く見通しですが、暦の上では今が一番寒さの厳しい頃にあたります。

200109-6.jpg

6日(月)は二十四節気の一つ小寒で、この日が寒の入りでした。
今月20日には、一年でも最も寒さが厳しくなる大寒を迎えます。
寒の入りから、立春前日の節分までが、寒中、あるいは寒の内となります。

200109-7.jpg

寒中見舞いを出すのは、文字通りこの寒中の期間です。
また、寒稽古を行うのもこの時期です。
厳しい寒さの中、武道などの稽古に励み、技術だけでなく精神を強くしようという意味合いがあるとされています。

他にも寒九の雨という言葉があるのをご存知でしょうか?
寒に入って9日目に降る雨の事で、寒九の雨は豊作の兆しとされています。

200109-8.jpg

寒の入りから9日目の14日(火)は、今のところ、雨が降る可能性があります。恵みの雨となるかもしれません。
そして、気温は来週初めにかけて、12~13℃くらいの日が続く予想です。
平年と比べると2~3℃高く、3月並みとなるでしょう。
来週中ごろは、一旦この時期らしい寒さとなりますが、この寒さも一時的なものとなりそうです。

200109-9.jpg

この先の気温の傾向を見ていきますと、1月下旬にかけて、平年より高い状態が続くでしょう。
そして、2月~3月にかけても、平年並みか平年より高くなる予想が出ています。
この先も暖冬傾向が続き、春の訪れも早くなるかもしれません。

2019年12月26日 (木)

北九州 年末年始の天気は?

oshiete.png

こんにちは。気象予報士の森本まりあです。
今年も残すところ後わずか、一年もあっという間ですね。

今回は、年末年始の天気を詳しくお伝えします。
年末にかけて、そして年始の予想をそれぞれ見ていきましょう。

191226-1.jpg

まずは年末、天気は短い周期で変わる予想で、日ごとの気温の変化も大きくなりそうです。

191226-2.jpg

26日(木)は断続的に雨が降る予想ですが、
27日(金)から28日(土)は天気が回復し、概ね晴れそうです。
天気の大きな崩れもない見込みで、
年末の買い出しや大掃除にもぴったりの天気となりそうです。

ただ、29日(日)の天気は早くも下り坂で、30日(月)にかけて雨が降りやすくなります。
31日(火)は冬型の気圧配置が強まって、沿岸部ほど雲が出やすくなるでしょう。
今の所、内陸部中心に晴れ間も出そうですが、
冬型ということで、北風がかなり冷たく吹きそうです。

191226-3.jpg

そして、年末にかけての気温の予想、こちらも変化が大きくなりそうです。
27日(金)は前日より大幅に気温が下がり、日中も10℃の予想です。
その後は、いったん寒さが緩みますが、31日(火)は再び寒気が流れ込んで寒くなります。
大みそかの最低気温は3℃と、朝晩中心にかなり冷え込みそうです。
除夜の鐘をつきに行かれるという方は、万全の寒さ対策をなさってください。

寒い年越しとなりそうですが、年始はどうなるのか見ていきましょう。

191226-4.jpg

元日は晴れ間がありますが、次第にぐずついた天気となる見込みです。

191226-5.jpg

1日(水)は内陸部を中心に晴れる予想となっていて、
初日の出を見られるチャンスがありそうです。
2日(木)にかけても晴れの天気が続き、初詣にもぴったりでしょう。
3日(金)は傘マークがついていますが、晴れ間の出る可能性があります。
そして、4日(土)以降は、曇りや雨のぐずついた天気となるでしょう。

191226-6.jpg

気温の予想も見ていきますと、1日(水)は日中も9℃とかなり寒くなりそうです。
ただ、その後はだんだんと気温が上がっていく予想です。
この時期の平年の最高気温は10℃くらいですから、
2日(木)以降は平年よりも高く、寒さの緩む日が多くなるでしょう。

年末年始は天気や気温の変化が大きくなりそうです。
何かと忙しい時期ではありますが、
体調管理に気をつけて、元気に新年を迎えられると良いですね。

oshiete.png

こんにちは。気象予報士の森本まりあです。
寒ーい冬は、温かいお風呂にゆっくりとつかると、心も体もほっとしますよね。

191219-1.jpg

上のイラストは、妹が描いてくれたゆず湯です。
読んでくださっている方の中にも、冬至にはゆず湯に入るという方がいらっしゃるのではないでしょうか?

191219-2.jpg

22日(日)には1年で最も昼が短い冬至を迎えます。
今回はこの冬至をテーマに書いていこうと思います。

191219-3.jpg

さっそくですが、皆さんは「冬至冬なか冬はじめ」という言葉を知っていますか?

191219-4.jpg

「冬なか」というのは、冬至が暦の上で、冬の真ん中ということを指しています。
暦の上での冬は、11月上旬の立冬に始まり、立春前日の節分までとなります。
冬至はその真ん中に当たるということで、「冬至冬なか」と言うのです。

191219-5.jpg

一方で、「冬はじめ」というのは、本格的な冬の寒さはこれからということです。
1年で最も寒いのは1月下旬ごろですから、これから寒さは一層厳しくなっていきます。
ことしの気温は高めの傾向が続いていますが、冬至の日は冬らしい寒さとなりそうです。

191219-6.jpg

さて、こうした寒い冬至、昔から行われてきた習慣として、
ゆず湯に入ったり、冬至にはカボチャを食べると良いといったことが言われてきました。
それはなぜなのか、由来を調べてみました。

191219-7.jpg

まずはゆず湯、いくつか説はあるのですが、
1つは「邪気を払い、身を清める」という意味があったとされています。
ゆずの強い香りで邪気を払い、厄払い前の禊のために入ったという説です。

また「縁起の語呂合わせ」という説もあります。
ゆずは「融通」がきくという言葉に、そして冬至はお風呂で体を癒す「湯治」に通じていて、
縁起が良いとされていたそうです。

191219-8.jpg

また、カボチャを食べるのにも理由があります。
こちらも諸説ありますが、まずは寒い時期の「栄養補給」という意味です。
β‐カロテンやビタミンが豊富なカボチャは、江戸時代中期ごろには、
中風(脳卒中)予防や風邪予防に良いとして食べられていたのだとか。

そして、「長寿の願い」という説もあります。
カボチャは保存がきくという意味にかけて、長生きできますようにという願いを込めて
食べられていたそうです。

191219-9.jpg

さらには、「運気上昇」という説もありました。
カボチャの別名は「なんきん」、昔から冬至に「ん」のつくものを食べると「運がつく」と言われてきました。
ですから、冬至に「なんきん」を食べて運をつけるという訳です。

他にも、「ん」が2つ付く
「にんじん、れんこん、きんかん、ぎんなん、かんてん、うんどん(うどん)」を加えた七種類を食べると、
病気にならないとも言われていました。

説はまだまだあるようですが、いろいろな思いが込められて食べられていたことが良くわかります。

寒さの本番はこれからです。
ゆず湯で温まり、栄養のあるものを食べて、寒い冬も元気に乗り切れると良いなと思います。

oshiete.png

こんにちは。気象予報士の森本まりあです。
先週は真冬の寒さ、今週は秋のような暖かさ…気温の変化に体が堪えます。
皆様、体調を崩されていませんでしょうか?

さて、先週はその寒さもあって山沿いでは雪が降ったようです。

191212-1.jpg

こちらは、6日(金)の英彦山の様子です。
木々にうっすらと雪がかかり、山では一足先に雪化粧です。

191212-2.jpg

真冬の寒さとなった先週は、九州各地から続々と冬の便りが届きました。
今回は、その冬の便りの観測方法や、この先の気温の傾向についてご紹介します。

191212-3.jpg

気象台では、冬の季節観測として「初冠雪」「初雪」「初霜」「初氷」の4つの観測を行っています。
それぞれ見ていきましょう。

191212-4.jpg

まず、初冠雪は山の一部が雪などで白く見えた状態が初めて見えた日のことを指します。
福岡管区気象台では、佐賀と福岡の県境にある脊振山が観測対象です。
今年は12月7日に初冠雪となり、平年より1日早く、昨年より23日早い観測となりました。

191212-5.jpg

続いて初霜と初雪、こちらも人の目での観測です。
初霜は気象台にある露場と呼ばれる観測場所やその周辺の植物などに霜が降りた日を見ています。
福岡管区気象台では露場内にわらを置いていて、わらに霜が降りるかを見ているそうです。

初雪は、気象台の職員が屋上に出て確認しています。

雪が降る日は頻繁に外に出て、雨か雪かを目で良く見極めています。

191212-6.jpg

最後の初氷は、名前の通り、初めて氷が張った日です。
水を入れた「結氷皿」と呼ばれる銅製の器に、氷が張るかを見ています。
薄い氷でも、ちょっと触ってみて凍っていると判断できれば初氷の発表です。

どれも人の目や感覚が頼りで、わらを置いてみたり、氷をつついてみたりと、ちょっとユニークですよね。
気象台の方が様々な工夫をして、観測を行っていることが伝わると嬉しいです。

191212-7.jpg

さて、これら目視で行われている観測ですが、
初雪に関しては、今後全国的に自動化されていく傾向にあります。
九州北部でも、佐賀や大分、長崎、熊本の気象台で令和2年以降は自動観測となっていく見通しです。
これは、機械を使えば連続的な観測が可能になり、精度が上がると考えられているからです。

福岡管区気象台では、精度検証という意味で、
目視と自動観測どちらも行った上、目視で観測した日を初雪として発表するそうです。

191212-8.jpg

では、今年の初雪・初氷はいつ観測されるのでしょうか?
平年日を見るとそろそろなんですが、
この先は季節を逆戻りしたような暖かさが続くため、まだ先となるかもしれません。

191212-9.jpg

13日(金)の朝は冷え込みが強まりますが、14日(土)以降は気温が高い傾向が続く予想です。
来週は日中20℃近くまで上がる日もあるでしょう。

191212-10.jpg

気象台からは、高温に関する早期天候情報が発表されていて、
15日頃からは平年より2.8℃以上気温が高くなると見られています。
農作物の管理などに十分注意が必要です。

冬らしい寒さが戻ってくるのは、12月下旬以降の予想となっています。
初雪が降るのは、まだまだ先となりそうです。