ハレピョンブログ~NHK北九州だより~

教えて!まりあの暮らしと天気!

2019年12月26日 (木)

北九州 年末年始の天気は?

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こんにちは。気象予報士の森本まりあです。
今年も残すところ後わずか、一年もあっという間ですね。

今回は、年末年始の天気を詳しくお伝えします。
年末にかけて、そして年始の予想をそれぞれ見ていきましょう。

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まずは年末、天気は短い周期で変わる予想で、日ごとの気温の変化も大きくなりそうです。

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26日(木)は断続的に雨が降る予想ですが、
27日(金)から28日(土)は天気が回復し、概ね晴れそうです。
天気の大きな崩れもない見込みで、
年末の買い出しや大掃除にもぴったりの天気となりそうです。

ただ、29日(日)の天気は早くも下り坂で、30日(月)にかけて雨が降りやすくなります。
31日(火)は冬型の気圧配置が強まって、沿岸部ほど雲が出やすくなるでしょう。
今の所、内陸部中心に晴れ間も出そうですが、
冬型ということで、北風がかなり冷たく吹きそうです。

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そして、年末にかけての気温の予想、こちらも変化が大きくなりそうです。
27日(金)は前日より大幅に気温が下がり、日中も10℃の予想です。
その後は、いったん寒さが緩みますが、31日(火)は再び寒気が流れ込んで寒くなります。
大みそかの最低気温は3℃と、朝晩中心にかなり冷え込みそうです。
除夜の鐘をつきに行かれるという方は、万全の寒さ対策をなさってください。

寒い年越しとなりそうですが、年始はどうなるのか見ていきましょう。

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元日は晴れ間がありますが、次第にぐずついた天気となる見込みです。

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1日(水)は内陸部を中心に晴れる予想となっていて、
初日の出を見られるチャンスがありそうです。
2日(木)にかけても晴れの天気が続き、初詣にもぴったりでしょう。
3日(金)は傘マークがついていますが、晴れ間の出る可能性があります。
そして、4日(土)以降は、曇りや雨のぐずついた天気となるでしょう。

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気温の予想も見ていきますと、1日(水)は日中も9℃とかなり寒くなりそうです。
ただ、その後はだんだんと気温が上がっていく予想です。
この時期の平年の最高気温は10℃くらいですから、
2日(木)以降は平年よりも高く、寒さの緩む日が多くなるでしょう。

年末年始は天気や気温の変化が大きくなりそうです。
何かと忙しい時期ではありますが、
体調管理に気をつけて、元気に新年を迎えられると良いですね。

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こんにちは。気象予報士の森本まりあです。
寒ーい冬は、温かいお風呂にゆっくりとつかると、心も体もほっとしますよね。

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上のイラストは、妹が描いてくれたゆず湯です。
読んでくださっている方の中にも、冬至にはゆず湯に入るという方がいらっしゃるのではないでしょうか?

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22日(日)には1年で最も昼が短い冬至を迎えます。
今回はこの冬至をテーマに書いていこうと思います。

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さっそくですが、皆さんは「冬至冬なか冬はじめ」という言葉を知っていますか?

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「冬なか」というのは、冬至が暦の上で、冬の真ん中ということを指しています。
暦の上での冬は、11月上旬の立冬に始まり、立春前日の節分までとなります。
冬至はその真ん中に当たるということで、「冬至冬なか」と言うのです。

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一方で、「冬はじめ」というのは、本格的な冬の寒さはこれからということです。
1年で最も寒いのは1月下旬ごろですから、これから寒さは一層厳しくなっていきます。
ことしの気温は高めの傾向が続いていますが、冬至の日は冬らしい寒さとなりそうです。

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さて、こうした寒い冬至、昔から行われてきた習慣として、
ゆず湯に入ったり、冬至にはカボチャを食べると良いといったことが言われてきました。
それはなぜなのか、由来を調べてみました。

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まずはゆず湯、いくつか説はあるのですが、
1つは「邪気を払い、身を清める」という意味があったとされています。
ゆずの強い香りで邪気を払い、厄払い前の禊のために入ったという説です。

また「縁起の語呂合わせ」という説もあります。
ゆずは「融通」がきくという言葉に、そして冬至はお風呂で体を癒す「湯治」に通じていて、
縁起が良いとされていたそうです。

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また、カボチャを食べるのにも理由があります。
こちらも諸説ありますが、まずは寒い時期の「栄養補給」という意味です。
β‐カロテンやビタミンが豊富なカボチャは、江戸時代中期ごろには、
中風(脳卒中)予防や風邪予防に良いとして食べられていたのだとか。

そして、「長寿の願い」という説もあります。
カボチャは保存がきくという意味にかけて、長生きできますようにという願いを込めて
食べられていたそうです。

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さらには、「運気上昇」という説もありました。
カボチャの別名は「なんきん」、昔から冬至に「ん」のつくものを食べると「運がつく」と言われてきました。
ですから、冬至に「なんきん」を食べて運をつけるという訳です。

他にも、「ん」が2つ付く
「にんじん、れんこん、きんかん、ぎんなん、かんてん、うんどん(うどん)」を加えた七種類を食べると、
病気にならないとも言われていました。

説はまだまだあるようですが、いろいろな思いが込められて食べられていたことが良くわかります。

寒さの本番はこれからです。
ゆず湯で温まり、栄養のあるものを食べて、寒い冬も元気に乗り切れると良いなと思います。

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こんにちは。気象予報士の森本まりあです。
先週は真冬の寒さ、今週は秋のような暖かさ…気温の変化に体が堪えます。
皆様、体調を崩されていませんでしょうか?

さて、先週はその寒さもあって山沿いでは雪が降ったようです。

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こちらは、6日(金)の英彦山の様子です。
木々にうっすらと雪がかかり、山では一足先に雪化粧です。

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真冬の寒さとなった先週は、九州各地から続々と冬の便りが届きました。
今回は、その冬の便りの観測方法や、この先の気温の傾向についてご紹介します。

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気象台では、冬の季節観測として「初冠雪」「初雪」「初霜」「初氷」の4つの観測を行っています。
それぞれ見ていきましょう。

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まず、初冠雪は山の一部が雪などで白く見えた状態が初めて見えた日のことを指します。
福岡管区気象台では、佐賀と福岡の県境にある脊振山が観測対象です。
今年は12月7日に初冠雪となり、平年より1日早く、昨年より23日早い観測となりました。

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続いて初霜と初雪、こちらも人の目での観測です。
初霜は気象台にある露場と呼ばれる観測場所やその周辺の植物などに霜が降りた日を見ています。
福岡管区気象台では露場内にわらを置いていて、わらに霜が降りるかを見ているそうです。

初雪は、気象台の職員が屋上に出て確認しています。

雪が降る日は頻繁に外に出て、雨か雪かを目で良く見極めています。

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最後の初氷は、名前の通り、初めて氷が張った日です。
水を入れた「結氷皿」と呼ばれる銅製の器に、氷が張るかを見ています。
薄い氷でも、ちょっと触ってみて凍っていると判断できれば初氷の発表です。

どれも人の目や感覚が頼りで、わらを置いてみたり、氷をつついてみたりと、ちょっとユニークですよね。
気象台の方が様々な工夫をして、観測を行っていることが伝わると嬉しいです。

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さて、これら目視で行われている観測ですが、
初雪に関しては、今後全国的に自動化されていく傾向にあります。
九州北部でも、佐賀や大分、長崎、熊本の気象台で令和2年以降は自動観測となっていく見通しです。
これは、機械を使えば連続的な観測が可能になり、精度が上がると考えられているからです。

福岡管区気象台では、精度検証という意味で、
目視と自動観測どちらも行った上、目視で観測した日を初雪として発表するそうです。

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では、今年の初雪・初氷はいつ観測されるのでしょうか?
平年日を見るとそろそろなんですが、
この先は季節を逆戻りしたような暖かさが続くため、まだ先となるかもしれません。

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13日(金)の朝は冷え込みが強まりますが、14日(土)以降は気温が高い傾向が続く予想です。
来週は日中20℃近くまで上がる日もあるでしょう。

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気象台からは、高温に関する早期天候情報が発表されていて、
15日頃からは平年より2.8℃以上気温が高くなると見られています。
農作物の管理などに十分注意が必要です。

冬らしい寒さが戻ってくるのは、12月下旬以降の予想となっています。
初雪が降るのは、まだまだ先となりそうです。

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こんにちは。気象予報士の森本まりあです。
12月に入り、一気に寒くなりましたね。
冷たい北風に紅葉が吹き払われていくのを見ると、もう冬だなぁと感じます。

そんな中、直方市の福知山ろく花公園では、初冬の花々が見ごろを迎えています。

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こちらの小さく可愛らしい花は、スノードロップです。
高さは10センチ余りで、白い花が下向きに咲いています。
大小6枚の花びらがあり、小さな花びらにはハートの形をした緑色の模様があります。

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スコットランドでは、「年末にこの花を見ると、翌年は幸せになれる」言い伝えがあるのだとか。
今見に行くと、来年は素敵な幸せが待っているかもしれません。

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そして、こちらも小さな花が可愛らしいフユザクラ。
その名の通り冬に花が咲く桜で、直径2センチほどの白や淡いピンク色の花が付いています。

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他にも深い赤色のボケの花や、

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鮮やかなピンク色の寒つばきなど、様々な冬の花を楽しむことができます。

こうした花々からも季節の移り変わりを感じますが、今年の冬の天候はどうなるのでしょうか?

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長期予報から傾向を見ていきましょう。
まずは、1か月予報から12月の予想を見ていきます。

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今週は寒気の影響で曇りがちの天気となっていますが、
この先も曇りや雨、または雪といった冬らしい天気の日が多くなる見通しです。

一方で、気温は寒さから一転し、12月2週目以降は、平年より高くなると見られています。
それに伴って、気象台からは高温に関する早期天候情報も発表されています。

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北九州では、この先、平年より4℃前後高い気温が予想されており、
農作物の管理などに注意が必要となりそうです。

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さらに、1月2月の予想も見ていきますと、
天気の傾向は変わらず、曇りや雨、あるいは雪の日が多い見込みです。
そして、気温も1月にかけて平年並みか平年より高い状態が続くでしょう。
この冬は暖冬傾向ということになりそうです。

この暖冬の原因の1つは、地球温暖化によって大気全体の温度が高いことが考えられます。
そして、もう1つの理由が下の図で表した偏西風の流れにあります。

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偏西風というのは、冷たい空気と暖かい空気の逆目にできる大きな風の流れで、北側には寒気が控えています。

点線で表しているのが、平年の風の流れですが今年は日本付近で北に蛇行するような予想です。
そうなると、北側の寒気は南下が弱くなり、冬型の気圧配置も長続きしなくなってきます。

その結果、暖冬になると見られていますが、「暖冬=雪が少ない」とは一概に言えません。
一時的に強い寒気が流れ込んだタイミングで雪が強まることも考えられます。
平成28年の冬も暖冬でしたが、1月に一時的に寒気が流れ込んだ影響で、九州北部の各地で大雪となりました。

今年の冬も油断をせず、雪や寒さへの備えはしておいたほうが良さそうです。

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こんにちは。気象予報士の森本まりあです。
もうすぐ師走、寒さも増してきましたね。体調を崩されていませんでしょうか?

今年は例年より早く、インフルエンザの流行シーズンに入っています。
こちらは、北九州市の1医療機関辺りのインフルエンザ患者数をまとめたグラフです。

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北九州市では今シーズン、9月最初の週から流行開始の目安とされる「1」を超えている状況です。
緑色のグラフで表している昨シーズンと比べると、2か月ほど早い流行シーズン入りとなります。

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この影響で、28日現在、4つの小中学校と1つの幼稚園で学級閉鎖となっています。

最新の調査では、流行の目安となる「1」を下回っているものの、
引き続き流行シーズンに入っているということで、今後、患者数は増えていきそうです。

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インフルエンザの流行には、一般的に「空気の乾燥」が関係していると言われています。
これは、乾燥によって、喉や鼻の粘膜機能が低下してくることが理由です。
冬にかけて空気はより乾燥していきますから、一層注意が必要となりそうです。

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この先の天気と湿度の予想を見ていきますと、
29日(金)には晴れ間が戻って最小湿度は40%まで下がる見通しです。
また、12月1日(日)に雨が降った後は、寒気が流れ込んできます。
来週前半は、日中も10℃を少し超えるくらいの寒さで、晴れて空気の乾燥も一層進みそうです。

注意が必要なインフルエンザ、その対策を見ていきましょう。

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まずは、流行前のワクチン接種です。
すでに流行期には入っていますが、さらに患者数が増えていくのはこれからの時期です。
早めの予防接種を心掛けるとよさそうです。

そして、外出後の手洗いうがいやアルコール消毒を心掛けることも大切です。
また、人混みを避けたり、人混みに入る際には、
ある程度飛沫感染を防ぐことができる不織布製のマスクを着用したりすると良いでしょう。
さらに、適切な湿度の保持とありますが、目安は50~60%です。

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加湿器を使って湿度を保ったり、簡単な方法であれば、
濡れたタオルや洗濯物を部屋に干したりすることでも多少湿度を上げることができます。
また、オフィスなどではマスクを着用することも、喉を潤すのに有効かと思います。

冬の時期、暖房を使うと空気の乾燥も進みます。
可能であれば湿度計などを使って、こまめに湿度を確認してあげると良さそうです。

また、万が一インフルエンザに罹ってしまった場合は、
無理して学校や職場に行くことはせず、安静に過ごすようにしてください。

来週は寒さと乾燥が一層進みそうです。体調管理には十分お気をつけください。

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こんにちは。気象予報士の森本まりあです。
北九州市内でも最低気温が一桁になる日が増え、寒くなってきましたね。

この寒さで、市内でも紅葉が進んできています。
今回は、小倉北区にある紅葉の名所、広壽山福聚寺を訪ねてきました!

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お寺の前で出迎えてくれたのは、赤く色づき始めたイロハモミジです。
深い緑の葉と、艶やかな赤色の葉のコントラストがとても素敵でした。

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福聚寺は1665年に創建され、小倉藩主・小笠原家の菩提寺として由緒あるお寺です。
実は紅葉スポットとしても有名で、この時期はもみじ祭りも開催されています。

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境内には、200本ほどのモミジやハゼが色付き始めていました。
お寺の建物も、建立当時のものが残されているので、美しい風景が画になります。

住職の黒田文豊さんにお話を伺いますと、今年の紅葉は例年より見ごろが遅いそうです。
境内では12月上旬ごろにかけて、楽しめるということでした。

また、お寺のすぐ裏側の森の中にも紅葉スポットがあるということで、訪ねてきました!

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モミジが覆い被さるように生えていることから、
地元の人からは「もみじ谷」と呼ばれ、親しまれています。

まだ緑色の葉や黄色やオレンジ、赤色に色付いた葉など、色とりどりのもみじが散策路を彩っていました。
地元の方によりますと、こちらの紅葉はこれから色付きが進んでいく木もあるということでした。

小倉北区では、ご覧のように紅葉が進んでいますが、
その他の北九州・筑豊地方の紅葉スポットの情報もご紹介します。

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現在、見ごろを迎えているのが、英彦山と川崎町の藤江氏魚楽園です。
藤江氏魚楽園では、今月末まで夜間のライトアップも行われています。
小倉城も色付きが進んでいて、見ごろは今月下旬ごろ、
門司区の白野江植物公園も今月下旬から来月上旬に見ごろを迎えそうです。

北九州・筑豊地方は紅葉シーズンを迎えています。
ぜひ、紅葉狩りに出かけてみてはいかがでしょうか?

2019年11月14日 (木)

紅葉情報 今が見頃の所も!

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こんにちは。気象予報士の森本まりあです。
14日(木)は木枯らしも吹いてとっても寒いですが、紅葉は鮮やかになってきましたね。

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こちらは、私が13日(水)に撮影した小倉城の勝山公園の様子です。
色付きが進んでいて、日当たりの良いところにあるカエデの木は、
赤色に染まってきています。

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そして、こちらは英彦山の様子です。
山頂付近では落葉が始まっていますが、山の中腹~ふもとにかけては、
今がちょうど見頃を迎えているそうです。
この週末も紅葉狩りが楽しめそうですね。

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その他の地点も含めた、北九州・筑豊地方の紅葉の状況です。
川崎町の藤江氏魚楽園も色付きが進んでいて、今月中旬には見ごろを迎えそうです。
一方、門司区の白野江植物公園は、
もう少し遅く、見ごろは11月下旬から12月上旬ごろになると予想されています。

11月に入り、晴れて冷え込む日も増えて、各地で紅葉が進んでいます。
葉が綺麗に色付くには、このようなポイントがあると言われています。

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昼夜の寒暖差が大きいこと、日照時間が長いこと、そして空気が乾燥していることです。
鮮やかな紅葉となるには、晴れて朝晩冷えることが欠かせませんが、
それは葉の色付く仕組みが大きく関係しています。

紅葉がはじまるスイッチとなるのは、秋の冷え込みです。
最低気温が8℃以下になってくると、木は冬に向けて葉を落とす準備を始めます。

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その際に、葉の付け根には「離層」と呼ばれる、コルク栓のようなものができます。

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「離層」が出来ることによって、
葉で光合成によって作られた「糖」が枝に移動できなくなり、
葉っぱの中にたまっていきます。

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この葉に残った「糖」に日光が当たると、
赤い色素であるアントシアニンが作られて、葉は鮮やかな赤色に変わります。

14日(木)から15日(金)はグッと冷え込み、
日中は良く晴れて、紅葉は一気に進んでいきそうです。
その冷え込みをもたらす原因である、寒気の予想を見ていきましょう。

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14日(木)から15日(金)にかけては、今シーズン1番の強い寒気が流れ込む予想です。
平地で雪の目安となる-6℃の寒気が東北まで、
山で雪の目安となる0℃の寒気は九州北部にまで南下してくるでしょう。

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予想最高気温を見ていくと、
14(木)は、前日より10℃近く下がって13℃から14℃の予想となっています。
北風も強まるため、体感的には一層寒く感じられるでしょう。
週末は気温が上がりますが、来週は再び冬型の気圧配置となり、気温が下がりそうです。

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また、朝晩の冷え込みも強まってきます。
予想最低気温は、15日(金)に八幡で5℃、飯塚で2℃まで下がってくるでしょう。
内陸部を中心に、霜が降りるような冷え込みとなりそうです。

これだけ下がると、紅葉も一気に進みそうですが、なかなか体に堪えそうです。
服装選びや体調管理、それから農作物の管理にも十分お気をつけください。

 

2019年11月07日 (木)

ぽかぽかの小春日和

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こんにちは。気象予報士の森本まりあです。
秋も深まり、秋の食欲もますます深まっているように感じる今日この頃です。

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普段から自炊を心掛けていますが、10月は頑張ってみました!
ハロウィンの日は、チーズでおばけも作ってみましたよ。

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料理上手な中島キャスターとごはんの話をするのが大好きで、
これをブログに載せてみたら?と言って頂けたので、私のごはん事情を書いてみましたが、
天気と全く関係がなくてすみません。。

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さて、本題に戻り、今回のテーマは「小春日和」についてです。
今の季節に春?と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、
「小春日和」は、晩秋から初冬にかけての暖かく穏やかな日和のことを言います。

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なぜこの時期に「小春」という言葉を使うのかは、
「小春」が旧暦の10月を指していることが由来しています。
旧暦の10月は今の11月ごろで、今年だと10月28日~11月6日にあたります。
そこで、旧暦の小春にあたる今の時期の
暖かく穏やかな陽気を「小春日和」というようになったと考えられています。

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ここ最近は、まさに「小春日和」というような日が続きましたが、
この時季は、こういった穏やかな晴れの天気が続きやすい季節でもあります。
その理由を天気図から見ていきましょう。
小春日和がもたらされる原因は2つありますが、1つは移動性高気圧に覆われたときです。

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こちらは11月6日(水)の天気図です。
この日は移動性高気圧に覆われて日中は日差しがたっぷり降り注ぎ、
最高気温は八幡や飯塚で21.5℃、行橋で20.3℃など過ごしやすい陽気となりました。

一方で、晴れると地表の熱が奪われる放射冷却現象が強まるのも特徴の一つで、
朝は八幡で7.5℃、飯塚や行橋では5℃台まで下がって、今季一番の冷え込みとなりました。
さらに、熊本や大分では-2℃台まで下がり、九州で今季初の氷点下となりました。

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もう一つは冬型の気圧配置が緩むことによって、小春日和となるパターンです。
こちらは11月4日(月)の天気図です。
西高東低の気圧配置ですが、等圧線の間隔が広がっています。
こういった日も晴れ間が出やすく、最高気温は20℃くらいまで上がりました。

日本ではこういった形で小春日和となりますが、
海外にも秋から初冬にかけて、小春日和のような穏やかな日があり、
様々な呼び名が付いています。

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アメリカでは「インディアンサマー」
ロシアでは「女の夏」、ドイツでは「老婦人の夏」、イギリスでは「聖マルタンの夏」などと表現されています。
海外で夏と呼ぶことが多いのは、
他の国が日本と比べて緯度が高く、春より夏の方が過ごしやすいからだと言われています。
国によって違いが出るのも面白いですよね。

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最後に、この先の天気を見ていきましょう。
この先、天気は周期的に変わっていきますが、晴れ間の出る日が多くなりそうです。
最高気温は20℃くらいまで上がって、日差しがあると暖かく感じられると思います。
一方で、最低気温は内陸部を中心に一桁まで下がる日も増えてくる見込みで、
1日の中での気温差が大きい状態が続く見込みです。体調管理にはくれぐれもお気をつけください。

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こんにちは。気象予報士の森本まりあです。
毎朝通勤するときに、木々の色付きを見たり、
小倉城の動物たちを眺めたりするのが好きです。

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こちらは、30(水)に私が撮影した小倉城のカエデの様子です。
日当たりの良い所にある木々は色づきが進んできていて、
紅葉を楽しんでいる方もいらっしゃいました。

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また、NHK北九州放送局の近くのイチョウも黄色になっている枝がありました。
秋が深まり、段々と冷え込んできたことで、
市街地の木々も色づき始めているようです。

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そこで今回は秋の深まりを告げる紅葉と、
冬の到来を告げる木枯らしについて書いていこうと思います。
まずは、紅葉について見ていきましょう。
平野部の見頃は、11月中旬から下旬頃とまだ先になりそうですが、
ちょうど今見ごろを迎えている所があります。

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それがこちらの、英彦山の山頂付近です。
こちらは、英彦山のふもとにお住まいの地元の方が撮影された、
英彦山の南岳山頂付近の様子です。
赤や黄色に色付いた葉がとっても綺麗ですよね。

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添田町の山頂付近では、今がちょうど紅葉の見ごろを迎えていて、
去年と比べると一週間ほど遅い見ごろだそうです。
この週末のお出かけにもぴったりですね。
ふもとはこれから色づいていくそうで、英彦山では紅葉が長く楽しめそうです。

そして、秋の深まりと冬の到来を告げるのが「木枯らし」です。

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木枯らしは、晩秋から初冬に吹く、木の葉を吹き散らす冷たい北寄りの風のことをいいます。
気象庁では、東京地方と近畿地方のみ「木枯らし1号」を発表しています。
この木枯らし1号には定義があります。
東京地方で見てみると、期間は10月半ば~11月末までで、西高東低の冬型の気圧配置となり、
北寄りの風が最大風速で概ね8メートル以上吹くことが条件となります。

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木枯らし1号は冬の季節風の先陣で、
だいたい立冬の頃、11月8日前後に吹くことが多いとされています。
福岡では発表はありませんが、木枯らしが吹くと
冬が近づいてきたな、と感じられそうです。

ただ、今年は季節の進みがゆっくりですので、
冬の到来を実感するのはまだ先かも知れません。
先週発表された、最新の3か月予報を見ていきましょう。

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11月は西から移動性高気圧がやってきたり、低気圧がやってきたりと、
数日の周期で天気が変わっていきそうです。
そして、11月12月と冬になってくると、
平年同様に曇りや雨、もしくは雪の日が増えてくるでしょう。

また、気温はというと、今年は寒気の南下が弱い予想で、
平年並みか平年より高い傾向が続く見通しです。
今年の冬は暖冬になるかもしれません。

とは言え、11月になると、最低気温は内陸部を中心に1桁まで下がるようになってきます。
薄手のコートを用意するなど、寒さ対策はしておいたほうが良さそうです。
朝晩中心に冷え込んできますので、体調管理には十分お気をつけください。

2019年10月24日 (木)

秋晴れと空気の乾燥

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こんにちは。気象予報士の森本まりあです。
先日、赤塚キャスターと大任町のコスモス畑に行ってきました!

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さらに、平尾台のススキも!

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爽やかな秋晴れの中、草原一面に秋の草花がなびいていて、
とても綺麗でした。
次は、赤塚キャスターと紅葉巡りをする予定です。
またご報告しますね!

さて、今回のテーマは「秋晴れと空気の乾燥」です。
まずは秋晴れを天気図から見ていきましょう。

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こちらは、先日秋晴れが続いていた時の天気図です。
いくつもの高気圧が帯状に連なっています。

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秋が深まってくると、このように横長の大きな高気圧に覆われることが増えて、
晴れの天気が長く続くようになってきます。
また、この移動性高気圧は、大陸からやってくるということで
空気が乾燥しています。

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秋の空気が澄んで見えるのは、空気の乾燥によって、
空気中の水蒸気量が少なくなることが理由です。
さらに、秋になり地表面が冷やされることによって対流が起こりにくくなり、
チリやほこりも舞いにくくなってきます。

中国では、そんな澄んだ秋の空を「秋高気爽」と呼ぶそうです。
爽やかな秋晴れにぴったりの言葉ですよね。

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また秋の空は高く澄んでいるということから、「天高く馬肥ゆる秋」とも言います。
過ごしやすい気候で、馬たちも食欲を増してたくましく育つということですね。

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この時期の「かわく」という言葉には、空気の乾燥はもちろん、
食欲が増すという意味もあります。
「秋渇き」は、食べ物がおいしく感じられ、食欲が増すことを言います。
夏に暑さによる夏バテで食欲が落ちていても、
秋になって過ごしやすくなってくると、自然と食欲が増してくるような気がしますよね。

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秋の過ごしやすくて爽やかな気候は良いこともたくさんありますが、
一方で、空気が乾燥してくると、火事が発生しやすくなったり、
発生した火事が広がりやすくなったりしてしまうことも考えられます。

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こちらは消防庁が、去年の全国の火災発生件数を月別にまとめたものです。
9月以降、これからの季節に火事が増えていく傾向にあることが分かります。

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そこで、最後に消防庁が呼び掛けている、
火災を起こさないための「3つの習慣・4つの対策」をご紹介します。
まずは3つの習慣から見ていきましょう。

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寝たばこは絶対にやめて、ストーブはカーテンなど燃えやすいものから
離して使うようにしてください。
また、ガスコンロを離れる際には必ず火を消しましょう。
一見当たり前のようにも思えることですが、
人が亡くなってしまうような住宅火災の主な原因は、
たばこやストーブ、電気器具やコンロが多くなっています。
改めて注意をお願いします。

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次に、4つの対策です。
火事で亡くなる原因のおよそ半数は逃げ遅れですから、
逃げ遅れを防ぐために火災警報器を設置しましょう。
また、カーテンなどは燃えにくい防炎品を使うこと、
消火器などを設置しておくのも一つの対策です。
そして、お年寄りや体の不自由な人を守るために、
隣近所の協力体制を作ることも大切です。

これからの季節は、空気が乾燥しやすくなってきます。
火の元・火の取り扱いには、一層注意をするようにしてください。