ハレピョンブログ~NHK北九州だより~

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こんにちは。気象予報士の森本まりあです。
5月に入り、暑く感じる日が増えてきましたね。
季節はまだ初夏ではありますが、今の時季から熱中症に注意が必要です。

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今回は熱中症対策など詳しくお伝えしていきます。
まずは、5月の最高気温の推移から振り返って見ていきましょう。

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この時季は平年だと22~23℃くらいとなりますが、今年は平年を上回る日が多くなっています。
25℃を超える夏日は13日までに既に5日観測されているということで、
比較的涼しかった4月と比べると、一気に暑くなったように感じるかもしれません。

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この先も、気温は平年並みか高い日が続く見込みです。
最高気温は25℃前後の日が多く、湿度が上がってくると蒸し暑く感じられるでしょう。
こうした暑さに体が慣れていない今の時期は、熱中症に十分注意が必要です。

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というのも、人は汗をかくことで体温調節を行っていますが、暑さに慣れていないと、
この汗をかく機能というのがうまく働かなくなってしまいます。
熱が体にこもりやすくなってしまい、熱中症のリスクが高くなります。
それを防ぐためにも、今の時期から汗をかく練習をしておくことが大切です。

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例えば、ウォーキングなどの運動を継続的に行ったり、お風呂に入って汗をかくのも良いかと思います。
こまめな水分補給を心掛けながら、ぜひ無理のない範囲で行ってみてください。
また、今はマスクをして外出されるかと思いますが、そうした際にも熱中症に注意が必要です。

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専門家によると、マスクをしていると吸い込む空気が暖かくなり、
体から熱が逃げにくくなるなど、体温が高くなりがちだということです。
外出している際にだるさや暑さを感じたら、日陰など涼しい所で休憩をしたり、
水分をしっかりと取って体を冷ますことなどを心掛けてください。

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その他の対策も見ていきましょう。
まず、洋服は調節しやすい服装で、暑くなる日中は通気性や吸水性の良い
涼しいものを選ぶと良さそうです。
また、室内や車内にいても油断をしないようにしてください。
特に締め切った車内は温度が上がりやすく、油断をしていると一気に危険な暑さになります。

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こちらは最高気温23℃くらいの日に、炎天下にとめた車の車内温度をグラフにしたものです。
気温の推移を見ると、昼前後には車内の温度が40~50℃まで上がっていることがわかります。
さらに、ダッシュボード付近では70℃に達するということで、大変危険な暑さとなります。

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外は過ごしやすい陽気の日でも、締め切った車内ではかなりの高温となる恐れがあります。
たとえ短い時間だとしても、お子さんやペットを残して車を離れるようなことは、
絶対にしないようにしてください。

まだ5月だからと油断をせず、ぜひ今の時期から、感染症対策とともに熱中症対策もなさってください。