ハレピョンブログ~NHK北九州だより~

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こんにちは。気象予報士の森本まりあです。
12月に入り、一気に寒くなりましたね。
冷たい北風に紅葉が吹き払われていくのを見ると、もう冬だなぁと感じます。

そんな中、直方市の福知山ろく花公園では、初冬の花々が見ごろを迎えています。

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こちらの小さく可愛らしい花は、スノードロップです。
高さは10センチ余りで、白い花が下向きに咲いています。
大小6枚の花びらがあり、小さな花びらにはハートの形をした緑色の模様があります。

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スコットランドでは、「年末にこの花を見ると、翌年は幸せになれる」言い伝えがあるのだとか。
今見に行くと、来年は素敵な幸せが待っているかもしれません。

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そして、こちらも小さな花が可愛らしいフユザクラ。
その名の通り冬に花が咲く桜で、直径2センチほどの白や淡いピンク色の花が付いています。

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他にも深い赤色のボケの花や、

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鮮やかなピンク色の寒つばきなど、様々な冬の花を楽しむことができます。

こうした花々からも季節の移り変わりを感じますが、今年の冬の天候はどうなるのでしょうか?

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長期予報から傾向を見ていきましょう。
まずは、1か月予報から12月の予想を見ていきます。

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今週は寒気の影響で曇りがちの天気となっていますが、
この先も曇りや雨、または雪といった冬らしい天気の日が多くなる見通しです。

一方で、気温は寒さから一転し、12月2週目以降は、平年より高くなると見られています。
それに伴って、気象台からは高温に関する早期天候情報も発表されています。

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北九州では、この先、平年より4℃前後高い気温が予想されており、
農作物の管理などに注意が必要となりそうです。

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さらに、1月2月の予想も見ていきますと、
天気の傾向は変わらず、曇りや雨、あるいは雪の日が多い見込みです。
そして、気温も1月にかけて平年並みか平年より高い状態が続くでしょう。
この冬は暖冬傾向ということになりそうです。

この暖冬の原因の1つは、地球温暖化によって大気全体の温度が高いことが考えられます。
そして、もう1つの理由が下の図で表した偏西風の流れにあります。

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偏西風というのは、冷たい空気と暖かい空気の逆目にできる大きな風の流れで、北側には寒気が控えています。

点線で表しているのが、平年の風の流れですが今年は日本付近で北に蛇行するような予想です。
そうなると、北側の寒気は南下が弱くなり、冬型の気圧配置も長続きしなくなってきます。

その結果、暖冬になると見られていますが、「暖冬=雪が少ない」とは一概に言えません。
一時的に強い寒気が流れ込んだタイミングで雪が強まることも考えられます。
平成28年の冬も暖冬でしたが、1月に一時的に寒気が流れ込んだ影響で、九州北部の各地で大雪となりました。

今年の冬も油断をせず、雪や寒さへの備えはしておいたほうが良さそうです。