ハレピョンブログ~NHK北九州だより~

2019年10月24日 (木)

秋晴れと空気の乾燥

oshiete.png

こんにちは。気象予報士の森本まりあです。
先日、赤塚キャスターと大任町のコスモス畑に行ってきました!

191024-1.jpg

さらに、平尾台のススキも!

191024-2.jpg

爽やかな秋晴れの中、草原一面に秋の草花がなびいていて、
とても綺麗でした。
次は、赤塚キャスターと紅葉巡りをする予定です。
またご報告しますね!

さて、今回のテーマは「秋晴れと空気の乾燥」です。
まずは秋晴れを天気図から見ていきましょう。

191024-3.jpg

こちらは、先日秋晴れが続いていた時の天気図です。
いくつもの高気圧が帯状に連なっています。

191024-4.jpg

秋が深まってくると、このように横長の大きな高気圧に覆われることが増えて、
晴れの天気が長く続くようになってきます。
また、この移動性高気圧は、大陸からやってくるということで
空気が乾燥しています。

191024-5.jpg

秋の空気が澄んで見えるのは、空気の乾燥によって、
空気中の水蒸気量が少なくなることが理由です。
さらに、秋になり地表面が冷やされることによって対流が起こりにくくなり、
チリやほこりも舞いにくくなってきます。

中国では、そんな澄んだ秋の空を「秋高気爽」と呼ぶそうです。
爽やかな秋晴れにぴったりの言葉ですよね。

191024-6.jpg

また秋の空は高く澄んでいるということから、「天高く馬肥ゆる秋」とも言います。
過ごしやすい気候で、馬たちも食欲を増してたくましく育つということですね。

191024-7.jpg

この時期の「かわく」という言葉には、空気の乾燥はもちろん、
食欲が増すという意味もあります。
「秋渇き」は、食べ物がおいしく感じられ、食欲が増すことを言います。
夏に暑さによる夏バテで食欲が落ちていても、
秋になって過ごしやすくなってくると、自然と食欲が増してくるような気がしますよね。

191024-8.jpg

秋の過ごしやすくて爽やかな気候は良いこともたくさんありますが、
一方で、空気が乾燥してくると、火事が発生しやすくなったり、
発生した火事が広がりやすくなったりしてしまうことも考えられます。

191024-9.jpg

こちらは消防庁が、去年の全国の火災発生件数を月別にまとめたものです。
9月以降、これからの季節に火事が増えていく傾向にあることが分かります。

191024-10.jpg

そこで、最後に消防庁が呼び掛けている、
火災を起こさないための「3つの習慣・4つの対策」をご紹介します。
まずは3つの習慣から見ていきましょう。

191024-11.jpg

寝たばこは絶対にやめて、ストーブはカーテンなど燃えやすいものから
離して使うようにしてください。
また、ガスコンロを離れる際には必ず火を消しましょう。
一見当たり前のようにも思えることですが、
人が亡くなってしまうような住宅火災の主な原因は、
たばこやストーブ、電気器具やコンロが多くなっています。
改めて注意をお願いします。

191024-12.jpg

次に、4つの対策です。
火事で亡くなる原因のおよそ半数は逃げ遅れですから、
逃げ遅れを防ぐために火災警報器を設置しましょう。
また、カーテンなどは燃えにくい防炎品を使うこと、
消火器などを設置しておくのも一つの対策です。
そして、お年寄りや体の不自由な人を守るために、
隣近所の協力体制を作ることも大切です。

これからの季節は、空気が乾燥しやすくなってきます。
火の元・火の取り扱いには、一層注意をするようにしてください。