ハレピョンブログ~NHK北九州だより~

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台風18号は東シナ海を北上し、
3日(木)の朝にかけて九州北部に接近する見込みです。
まずは、進路の予想から詳しく見ていきましょう。

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※こちらの画像は2日9時に発表された情報です。
最新の進路予想はこちらでご確認ください。
気象庁HP:https://www.jma.go.jp/jp/typh/

台風は2日午前9時現在、東シナ海にあって、
中心付近の気圧は985ヘクトパスカルと、勢力を弱めて北上しています。
この先は北東へ進み、今夜2日の夜から、あす3日朝にかけて朝鮮半島付近へ進むでしょう。
朝鮮半島上陸後は、日本海へと進み、温帯低気圧に変わる見通しです。

なぜこのようなコースをとっているのか、台風の月別の主な進路と比べて見ていきます。

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台風が東シナ海を北上する進路をとるのは、7月から8月に多く、
特に九州に接近する台風が多いのは8月ごろとなります。
これは、夏の太平洋高気圧が日本付近にグッと張り出しているのが原因で、
この高気圧の縁を回るようにして台風が進むためです。

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一方で、秋になってくると、夏の高気圧の勢力が弱まるのに従って、
台風も東日本へ進むコース、あるいは海上を進むようなコースが増えてきます。
台風接近数の平年値は、九州北部では
7月に0.8個、8月に1個、9月に1個、10月に0.3個となっていて、
10月に近づく台風はほとんどありません。

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ただ、今回はというと、まるで7月のような大回りのコースをとる予想となっています。
原因は、日本の南に居座る太平洋高気圧です。
今年は10月に入っても残暑が続いていて、1日は京都で33.6℃、大阪で33.1℃など、
多くの地点で10月の観測史上1位の高温となりました。
夏の高気圧の勢力がまだ強いために、台風も夏のような大回りの進路を通っています。

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一方で、夏と大きく違うのが海面水温です。
オレンジ色で表示をしているのは、台風が発達する目安とされている、27℃以上の海域です。
現在、台風が進んでいる海上は、この水温よりも低いエリアとなっていて、
今後は発達することなく、勢力を落としながら北上する予想となっています。
沖縄の与那国島を通過した際は、965ヘクトパスカルだった中心気圧も、
2日午前9時現在は985ヘクトパスカルです。

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前回の17号の時よりは、風の影響は小さくなりそうですが、注意が必要な点と時間帯を見ていきましょう。
 
今回の台風18号は、沿岸部で3日(木)にかけて、強風や高波に注意が必要です。
北九州地方では、最大で18メートルの強風が予想されています。
また、波はうねりを伴って4メートルと高くなるでしょう。船舶は十分注意が必要です。

そして、台風周辺の湿った空気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定となります。
3日(木)の昼前にかけて、落雷や竜巻などの激しい突風に注意が必要です。
前回の台風17号の際は、宮崎県延岡市で竜巻が発生し、大きな被害が出ましたが、
竜巻は台風から比較的離れた場所で発生しやすい傾向にあります。

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また、沿岸部で発生しやすく、過去の発生分布を見てみますと、
北九州地方の沿岸部でもいくつか発生していることが分かります。
竜巻が発生する可能性がある場合、
気象庁からは雷注意報や竜巻注意情報などが発表されますので、そちらも併せてご注意ください。

最後に、今回の台風への対策を改めて確認しておきましょう。

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前回の17号の際は台風の影響で停電が発生した地域もありました。
今回は17号の時ほど風は強まらない見通しですが、万が一の停電に備えて、
スマートフォンを充電したり、懐中電灯やラジオを用意したりしておくと安心です。

また、台風情報は随時最新のものを確認するようにしてください。
3日(木)の朝は場合によっては交通機関に影響が出る可能性もありますので、
最新の交通情報にもお気をつけください。

台風18号は、今夜2日の夜から、あす3日朝にかけて接近する見込みです。
十分ご注意ください。