ハレピョンブログ~NHK北九州だより~

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こんにちは。気象予報士の森本まりあです。
今週前半は爽やかな秋の空が広がりましたね。
気温は27度前後、湿度は45%くらい、空気が澄んでいて絶好のお散歩日和、
そんな天気が大好きです。

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さて、23日(月)は秋分の日、その前後3日ずつを含めた一週間は秋の彼岸です。
きょうはこの時期の天気のことわざ、
「暑さ寒さも彼岸まで」「秋の日はつるべ落とし」について、
今の状況と照らし合わせながら見ていきたいと思います。

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まずはこちら、「暑さ寒さも彼岸まで」。
残暑も秋の彼岸の頃には落ち着いてくるという意味です。
実際に、今年の9月の気温の移り変わりを見ていきましょう。

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今年は、9月前半は厳しい残暑となりましたが、彼岸の頃にかけて、気温は平年並みに落ち着きました。
ことわざ通り、このまま暑さが落ち着くかと思いきや、この先は再び平年より気温が高くなる予想です。

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10日間予報を見ていくと、今週末は30度を超える真夏日となり、
湿度も高くなるため少しムシッとするかも知れません。
一方で、最低気温を見ていくと、内陸部では20度を下回る日もある予想です。
1日の気温差が10度くらいと大きくなる日もあるでしょう。

日ごとの気温差や1日の気温差が大きいと服装選びに悩んでしまいますが、
そんな時に参考にしたいのが、気温と服装の目安です。

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だいたいこの時期、25度を超えるときは半袖、
20度から25度の時は長袖、
15度から20度くらいの時はカーディガンや薄手のジャケットなどの羽織り物を使って
重ね着をするのがおススメです。

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一般に衣替えは10月1日と言われていますが、今年は10月に入っても残暑が続く見通しです。
しばらくは「半袖+朝晩は羽織り物」という服装が良いかもしれません。

そして、この時期を表すもう一つのことわざが「秋の日はつるべ落とし」です。

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つるべというのは、井戸の水をくむために、縄などの先に付けて下ろす桶のことです。
秋の夕日は、井戸の中につるべを落とすように一気に沈んでしまうことを表した言葉になります。
夏至の頃と比べると、すでに日の入りは1時間以上も早くなっていて、
日が暮れるのはあっという間だな、と感じませんか?
そんな秋の夕暮れ時は、交通事故に十分注意をして下さい。

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こちらは、警察庁が調べた、時間帯別の死亡事故の発生件数を表したものです。
大体日没前後、午後5時台から7時台の時間帯が突出していることが分かります。

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また、月別に見てみると、日没が日ごとに早くなるこれからの時期、
特に10月から12月にかけて、死亡事故は大幅に増加していることが分かります。

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注意が必要なポイントをまとめました。
まずはドライバーの方、夕暮れ時は、人の目が暗さの変化に慣れず、
運転する際に歩行者や自転車の発見が遅れがちです。
少しでも暗いなと感じたら、早めにライトを点灯するようにして下さい。
また、夕暮れ時は速度に対する感覚が鈍ったり、帰りを急いでスピードを出したりしがちですから、
速度を抑えて、慎重な運転を心掛けましょう。

また、歩行者も、白などの明るい色の服装を選んだり、反射材やライトを活用したりして、
ドライバーから見える工夫をすることが大切です。

夕暮れ時は事故が発生しやすくなりますから、十分気を付けるようにして下さい。