ハレピョンブログ~NHK北九州だより~

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こんにちは。気象予報士の森本まりあです。

皆さんは思い出に残る夜空はありますか?
私はニュージーランドのテカポ湖で見た星空が真っ先に思い浮かびます。

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綺麗な月や星空は多くの人を魅了しますが、それは昔から変わらないようです。
今回は、そんな夜空を彩る月や星々をテーマに書いていこうと思います。

まずは、秋の月について見ていきましょう。
秋の月と言うと思い浮かべるのは「中秋の名月」ではないでしょうか?
今年の十五夜・中秋の名月は9月13日(金)です。
満月はその翌日の14日(土)となります。
中秋の名月は旧暦の8月15日と決まっているので、
必ずしも満月になるわけではないのです。

また、この十五夜の前後の月には、様々な名前がついています。
それがこちらです。

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お月見と言えばうさぎということで、お月見うさぎのカレンダーを作ってもらいました!
まず、十五夜の前夜は、中秋の名月を待つ「待宵(まつよい)」です。

そして、十五夜の後は、月の出る時刻がポイントとなっています。
月の出の時刻がどれくらい遅くなっていくかには幅がありますが、
この期間は、1日大体30分前後遅くなっていますよね。
中秋の名月の次の日は、月がためらうように出てくるので、
ためらいを意味する「十六夜(いざよい)」。
その次の日は、もう少し月の出が遅くなりますが、
まだ立って待っていられるということで「立待月(たちまちづき)」。
そのまた次の日は、もう立って待っていられないということで
座って待つ「居待月(いまちづき)」。
もう座っても待っていられない、そんな日は寝て待つ「寝待月(ねまちづき)」。
さらに「更待月(ふけまちづき)」、「有明の月」と続いていきます。
昔の人が月を心待ちにしていたのが良くわかります。

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また、昔の人は月の表面に浮かぶ模様を見て、様々なものの姿や形を思い浮かべました。
日本では、うさぎの餅つきの姿に見立てられることが多いですが、
NHK北九州局のハレピョンの後ろにあるお月さまはまさにその通りですね。
さすがハレピョン、月まで餅をつきに行くんだ!と感動です。

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実はハレピョン、季節ごとに紫陽花を見ていたり、太鼓をたたいていたり、
スイカを食べていたりと大変可愛いのです。
局が開館している平日は会うことができますよ!

さて、ハレピョンとお月見も良いですが、
空気が澄んでくるこれからの季節は、星空観賞もおすすめです。

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この時期、岡垣町では「北斗の水くみ」と呼ばれる星の動きを観察できます。

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水平線の近くを通り沈んでいく北斗七星が、
まるで海の水を汲んでいるように見えませんか?
この「北斗の水くみ」が観察できるというのは、全国でも非常に珍しいことです。

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というのも、見られる条件として、北緯33度から34度くらいの場所であること、
北に水平線が見られることが必要となるからです。
福岡県観光連盟によると、こうした「北斗の水くみ」が観察できるのは、
岡垣町と宗像市の一部の海岸で、
全国的に見ても、世界的に見ても非常に珍しいそうです。

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そんな「北斗の水くみ」を観察できる場所と時間帯はこちらです
今の時期は、大体午後11時ごろに、岡垣町の波津海岸で見ることができます。

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また、こうした星空を楽しんで貰おうと、岡垣町では星空の観察会も行っています。
星空に詳しい案内人の方の話を聞きながら、月や星が観察できるそうです。
参加は無料です。詳しくは、岡垣町観光協会にお問い合わせください。

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最後に、10日間の予報を見ていくと、
この先は秋の高気圧に覆われて晴れる日が多い予想となっています。
13日(金)の中秋の名月も、綺麗なお月さまが楽しめると思います。
この時期は秋の長雨で見られないことも多いですが、
今年は絶好のお月見日和となりそうですね。
ぜひ夜空を見上げてみてください。