ハレピョンブログ~NHK北九州だより~

oshiete.pngのサムネイル画像のサムネイル画像のサムネイル画像のサムネイル画像のサムネイル画像のサムネイル画像のサムネイル画像のサムネイル画像

こんにちは。気象予報士の森本まりあです。
8月後半は秋の気配を感じるような涼しい日もありましたが、
9月になってまた暑さが戻ってきましたね。
厳しい残暑が体に堪えます。体調を崩されないよう、お気をつけください。

さて、この気温の変化には、秋雨前線が大きく関係しています。

20190905-1.jpg

秋雨前線は、秋の涼しい空気と夏の空気の境目にできるもので、
この前線の北側に入るか南側に入るかで、気温は大きく変わってきます。
4日(水)の北九州は前線の南側にある夏の空気のエリアに入ったことで、
気温は八幡西区で32度、飯塚で31.6度まで上がり、真夏の暑さとなりました。

20190905-2.jpg

この先、少なくとも9月中頃にかけて、気温は平年並みか平年より高い傾向が続く予想です。
引き続き、熱中症対策は万全に行ってください。

さて、秋雨前線がもたらす雨には様々な名前がついています。

20190905-3.jpg

3日(火)や4日(水)は、午後に所々でにわか雨がありましたが、
こうした雨は「運雨」と表現することがあります。
祖霊を運んでくると信じられていて、「魄飛雨」ということもあるそうです。

20190905-4.jpg

その他にも、秋の美しい月を隠してしまう雨を「月の雨」と表現することがあり、
猫の毛のように柔らかく細かい雨のこと「猫毛雨」と言うことがあります。

20190905-5.jpg

写真は従兄の家の可愛らしい猫ちゃんです。
外の雨を眺めているのかは分かりませんが、柔らかいふわふわの毛は、
確かに細かい雨に見えなくもない…気がします。

この「猫毛雨」は、九州など限られた地域で使われる表現ですが、
地域によっても意味合いが少しずつ異なるそうです。

20190905-6.jpg

佐賀県では小雨、宮崎県では霧雨、
福岡県では麦作に嫌う雨のことを指すそうです。面白いですよね。

秋は秋雨前線などの影響で雨が降りますが、大雨をもたらす恐れがあるのが台風です。
5日現在、日本の南の海上には台風や熱帯低気圧が複数発生しています。
九州で、注意が必要なのは台風13号です。
北九州周辺では、6日(金)昼頃から風が強まってくるでしょう。

20190905-7.jpg

なお、こちらの画像は5日(木)8時に発表された情報ですので、
最新の進路予想は下記URLよりご確認ください。
気象庁HP:https://www.jma.go.jp/jp/typh/

秋の台風は、日本に近づくとスピードが速くなる特徴がありますが、
9月に特に気を付けたいのが、台風と前線による大雨です。

20190905-8.jpg

今回は、秋雨前線は6日(金)にかけて次第に弱まりますが、
日本付近に秋雨前線が停滞している場合は、台風からの湿った空気が前線を刺激し、
台風本体が近づく前から雨が強まる恐れがあります。
9月は秋雨前線、それから台風の動きには十分注意をしてください。

さらにその先の予想、ことしの秋の天気についても見ていきましょう。
まず9月、前半は前線や湿った空気の影響で、雨や曇りの日が多くなる見込みです。
後半になってくると、移動性高気圧に覆われて晴れる日も増える見込みで、
天気は数日の周期で変わっていきそうです。

20190905-9.jpg

10月11月も、周期的に天気が変わりますが、
10月は平年同様に晴れの日が多くなる見込みです。
そして、注目なのが気温で、9月10月11月にかけて、
平年並みか平年よりも高くなる予想となっています。
特に9月の日中は、まだまだ蒸し暑い日も続きそうです。
水分・塩分補給などの熱中症対策はもちろん、睡眠や栄養もしっかりとって、
体調管理には十分お気をつけください。