ハレピョンブログ~NHK北九州だより~

2019年05月09日 (木)

新茶の美味しい季節

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こんにちは。気象予報士の森本まりあです。
八十八夜も過ぎ、新茶の美味しい季節がやってきましたね!
豊前市才尾地区では、大型連休中に
一番茶の摘み取り作業が始まりました。

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豊前のお茶は香りが良く、まろやかな味が特徴ということで、
地域の特産品にもなっています。
美味しいお茶が育つには、天気や地形が大きく関係しています。

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その条件が上の3つになります。順番に見ていきましょう。

まず、ポイント①は雨量です。
農林水産省によると、お茶の栽培には適した雨量があり、
それがお茶の生育期にあたる
4月から10月までに、1,000ミリ程度だそうです。
豊前市はその期間の雨量が1,034ミリですから、
雨に恵まれた土地と言えそうです。

ポイント②が寒暖差です。
豊前市才尾地区は内陸にあるため、1日の気温差が大きく、
この寒暖差によって甘くて美味しいお茶が育つそうです。

そして、ポイント③の地形ですが、
こちらの茶畑は、山の斜面に広がっていて、
水はけが良く、日当たりも良いそうです。
こういった条件がそろっているため、
美味しいお茶が楽しめるということになります。

ところで、お茶と天気の言葉にこんなものがあるのは
ご存知でしょうか?

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これにはちゃんと理由があります。
この時期は移動性高気圧に覆われ、晴れる日が多くなります。
また、この高気圧は大陸からやってくるため、
空気が乾燥していますし、
晴れる日は放射冷却が強まるため朝冷え込むのが特徴です。

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空気が乾燥すると、のどが渇きますし、
朝、冷えていると温かいものが飲みたくなりますよね。
そのため、朝一番の温かいお茶が美味しく感じられ、
そんな日は日中も晴天で「天気がよい」ということになります。

あす10日(金)は移動性高気圧がやってきます。
朝のお茶がおいしく感じられそうですから、
新茶を楽しんでみてはいかがでしょう?