ハレピョンブログ~NHK北九州だより~

教えて!まりあの暮らしと天気!

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こんにちは。気象予報士の森本まりあです。
だんだんと秋が深まってきて、朝晩を中心に空気がひんやりとしてきましたね。
小倉城の木々も、少しずつ色付いてきています。

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今回は、この先12月にかけての天気や気温の傾向、
今年の紅葉について書こうと思います。
まずは、残り半月の10月の天気の傾向から見ていきましょう。

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17日(木)~19日(土)は雨が降りやすいですが、その後は晴れる日が多くなりそうです。

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カレンダーで見ると、平年同様に晴れる日が多くなる見込みです。
また、気温は平年並みか平年より高い日が多くなる予想となっています。

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さらにその先、11月12月の予想も見ていきましょう。
まず天気は、11月も晴れたり雨が降ったりと数日の周期で変わっていく予想で、
12月になると、平年同様に曇りまたは雨や雪の日が増えていきそうです。
12月の降水量は平年よりも多くなるかもしれません。

一方で気温は、今年は寒気の南下が弱い予想となっており、
平年並みか平年よりも高い傾向が続く見込みです。
気温が高い傾向は全国的にも言えそうで、
この影響で、今年の紅葉は、全国的に平年並みか平年よりも遅くなりそうです。

日本気象協会によると、福岡は平年並みの予想です。
福岡管区気象台が観測している紅葉の平年日を見てみましょう。

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いちょうの黄葉は、いまから1か月後くらい、
かえではいちょうよりも2週間ほど遅く、11月25日ごろとなっています。
もうひと月すれば、市街地の木々も黄色に色付いてきそうですね。

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綺麗な紅葉が見られる条件としては、夏から秋にかけての天候が大きく関係しています。
まずは、ポイント①日照時間が多い点から見ていきましょう。

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木々が綺麗に色づくには、葉にたっぷりと日差しが当たることが必要です。
ただ、今年の日照時間はというと、
7月8月ともに平年を下回り、平年の7割から8割程度となりました。
そのため、今年の紅葉はイマイチなのかと思われるかもしれませんが、
これからの色付きを左右していくのが、秋の冷え込みです。

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最低気温が8℃以下になると色付きが始まり、
8℃を下回るようになって、2週間程度で見頃を迎えると言われています。
また、昼夜の寒暖差が大きければ大きいほど、葉は綺麗に色付きます。

山では紅葉が始まる気温となってきましたが、
北九州市などでは、11月中頃に最低気温が8℃を下回るようになってきます。
11月中旬以降は市街地でも一気に紅葉が進みそうです。

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最後に、北九州周辺のおすすめスポットと、今年の見頃予想をご紹介します。
まず、今月下旬にも見頃を迎えそうなのが英彦山です。
英彦山では、10月下旬~11月中旬が見頃となるでしょう。

その他、小倉城は11月中旬~下旬ごろに見頃を迎える予想で、
門司区の白野江植物公園では、
もう少し遅い11月下旬から12月上旬に見頃を迎えてくるでしょう。

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そして、嬉しいお知らせがあります!
川崎町の国の名勝 藤江氏魚楽園では、去年の7月の西日本豪雨で土砂が流れ込み、
閉園が続いていたのですが、来月11月1日から再開する予定となっています。
紅葉のライトアップも行われ、来月中旬から下旬にかけて見頃を迎えそうです。

早い所では、今月下旬から紅葉が楽しめそうです。
ぜひ、紅葉狩りの計画を立ててみてはいかがでしょうか?

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台風19号は、10日午前9時現在、中心気圧が915hPaまで下がっていて、
最高ランクの猛烈な勢力に発達をしています。
衛星画像で見ても、台風の眼は明瞭で、中心付近の雲がかなり発達している様子が分かります。
風速15m/s以上の強風域は直径1350㎞と、大型の危険な台風です。

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台風は今後も北上を続け、多少勢力は落とすものの、
それでも非常に強い勢力で、12日(土)から13日(日)にかけて
東海や関東など東日本に接近し、上陸する恐れがあります。
※台風進路は最新の情報をご確認ください。(気象庁HP:https://www.jma.go.jp/jp/typh/

この台風の勢力は、吹く風の強さによって分けられます。

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今回は、非常に強い勢力を維持して接近・上陸する恐れがあり、
12日(土)9時に予想される最大風速は45m/s、最大瞬間風速は65m/sとなっています。

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最大瞬間風速60m/sを超える風が吹くと、走行中のトラックが横転したり、
住宅が倒壊するなどの被害が出たりする恐れがあります。
台風15号の際は、千葉で住宅への被害など大きな影響が出ましたが、
その時、千葉で観測した最大瞬間風速が57.5m/sです。
今回はそれに匹敵するような暴風が、15号の時より広い範囲で吹く恐れがあります。

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現在、日本付近の海面水温は平年よりも高くなっています。
台風が勢力を維持する目安となる27℃以上の海域が、日本のすぐ南まで広がっている状況です。
接近してくる12日(土)9時の時点の中心気圧は940hPaと予想されており、
過去最強クラスの勢力で近づいてきそうです。

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勢力が強く大型の台風ということで、雨と風の影響は広範囲に及ぶ見込みです。
全国的に、暴風や警報級の大雨、猛烈なしけとなる可能性があります。
台風からは離れている北九州でも、暴風やうねりを伴った高波に警戒が必要です。

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気象庁の発表する早期注意情報でも、12日(土)は広範囲で警戒が必要となっています。
北九州の方も、風への備えをお願いします。

台風接近前に確認しておく内容をまとめました。

□進路など最新情報の確認
□側溝や雨どいの掃除
□飛ばされやすいものを家の中に仕舞う
□窓や雨戸の補強
□停電対策
□浴槽に水をためるなど断水対策
□避難経路の確認
□防災グッズの準備

今後の気象情報に十分注意をし、台風に備えるようにして下さい。

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台風18号は東シナ海を北上し、
3日(木)の朝にかけて九州北部に接近する見込みです。
まずは、進路の予想から詳しく見ていきましょう。

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※こちらの画像は2日9時に発表された情報です。
最新の進路予想はこちらでご確認ください。
気象庁HP:https://www.jma.go.jp/jp/typh/

台風は2日午前9時現在、東シナ海にあって、
中心付近の気圧は985ヘクトパスカルと、勢力を弱めて北上しています。
この先は北東へ進み、今夜2日の夜から、あす3日朝にかけて朝鮮半島付近へ進むでしょう。
朝鮮半島上陸後は、日本海へと進み、温帯低気圧に変わる見通しです。

なぜこのようなコースをとっているのか、台風の月別の主な進路と比べて見ていきます。

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台風が東シナ海を北上する進路をとるのは、7月から8月に多く、
特に九州に接近する台風が多いのは8月ごろとなります。
これは、夏の太平洋高気圧が日本付近にグッと張り出しているのが原因で、
この高気圧の縁を回るようにして台風が進むためです。

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一方で、秋になってくると、夏の高気圧の勢力が弱まるのに従って、
台風も東日本へ進むコース、あるいは海上を進むようなコースが増えてきます。
台風接近数の平年値は、九州北部では
7月に0.8個、8月に1個、9月に1個、10月に0.3個となっていて、
10月に近づく台風はほとんどありません。

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ただ、今回はというと、まるで7月のような大回りのコースをとる予想となっています。
原因は、日本の南に居座る太平洋高気圧です。
今年は10月に入っても残暑が続いていて、1日は京都で33.6℃、大阪で33.1℃など、
多くの地点で10月の観測史上1位の高温となりました。
夏の高気圧の勢力がまだ強いために、台風も夏のような大回りの進路を通っています。

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一方で、夏と大きく違うのが海面水温です。
オレンジ色で表示をしているのは、台風が発達する目安とされている、27℃以上の海域です。
現在、台風が進んでいる海上は、この水温よりも低いエリアとなっていて、
今後は発達することなく、勢力を落としながら北上する予想となっています。
沖縄の与那国島を通過した際は、965ヘクトパスカルだった中心気圧も、
2日午前9時現在は985ヘクトパスカルです。

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前回の17号の時よりは、風の影響は小さくなりそうですが、注意が必要な点と時間帯を見ていきましょう。
 
今回の台風18号は、沿岸部で3日(木)にかけて、強風や高波に注意が必要です。
北九州地方では、最大で18メートルの強風が予想されています。
また、波はうねりを伴って4メートルと高くなるでしょう。船舶は十分注意が必要です。

そして、台風周辺の湿った空気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定となります。
3日(木)の昼前にかけて、落雷や竜巻などの激しい突風に注意が必要です。
前回の台風17号の際は、宮崎県延岡市で竜巻が発生し、大きな被害が出ましたが、
竜巻は台風から比較的離れた場所で発生しやすい傾向にあります。

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また、沿岸部で発生しやすく、過去の発生分布を見てみますと、
北九州地方の沿岸部でもいくつか発生していることが分かります。
竜巻が発生する可能性がある場合、
気象庁からは雷注意報や竜巻注意情報などが発表されますので、そちらも併せてご注意ください。

最後に、今回の台風への対策を改めて確認しておきましょう。

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前回の17号の際は台風の影響で停電が発生した地域もありました。
今回は17号の時ほど風は強まらない見通しですが、万が一の停電に備えて、
スマートフォンを充電したり、懐中電灯やラジオを用意したりしておくと安心です。

また、台風情報は随時最新のものを確認するようにしてください。
3日(木)の朝は場合によっては交通機関に影響が出る可能性もありますので、
最新の交通情報にもお気をつけください。

台風18号は、今夜2日の夜から、あす3日朝にかけて接近する見込みです。
十分ご注意ください。

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こんにちは。気象予報士の森本まりあです。
今週前半は爽やかな秋の空が広がりましたね。
気温は27度前後、湿度は45%くらい、空気が澄んでいて絶好のお散歩日和、
そんな天気が大好きです。

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さて、23日(月)は秋分の日、その前後3日ずつを含めた一週間は秋の彼岸です。
きょうはこの時期の天気のことわざ、
「暑さ寒さも彼岸まで」「秋の日はつるべ落とし」について、
今の状況と照らし合わせながら見ていきたいと思います。

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まずはこちら、「暑さ寒さも彼岸まで」。
残暑も秋の彼岸の頃には落ち着いてくるという意味です。
実際に、今年の9月の気温の移り変わりを見ていきましょう。

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今年は、9月前半は厳しい残暑となりましたが、彼岸の頃にかけて、気温は平年並みに落ち着きました。
ことわざ通り、このまま暑さが落ち着くかと思いきや、この先は再び平年より気温が高くなる予想です。

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10日間予報を見ていくと、今週末は30度を超える真夏日となり、
湿度も高くなるため少しムシッとするかも知れません。
一方で、最低気温を見ていくと、内陸部では20度を下回る日もある予想です。
1日の気温差が10度くらいと大きくなる日もあるでしょう。

日ごとの気温差や1日の気温差が大きいと服装選びに悩んでしまいますが、
そんな時に参考にしたいのが、気温と服装の目安です。

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だいたいこの時期、25度を超えるときは半袖、
20度から25度の時は長袖、
15度から20度くらいの時はカーディガンや薄手のジャケットなどの羽織り物を使って
重ね着をするのがおススメです。

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一般に衣替えは10月1日と言われていますが、今年は10月に入っても残暑が続く見通しです。
しばらくは「半袖+朝晩は羽織り物」という服装が良いかもしれません。

そして、この時期を表すもう一つのことわざが「秋の日はつるべ落とし」です。

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つるべというのは、井戸の水をくむために、縄などの先に付けて下ろす桶のことです。
秋の夕日は、井戸の中につるべを落とすように一気に沈んでしまうことを表した言葉になります。
夏至の頃と比べると、すでに日の入りは1時間以上も早くなっていて、
日が暮れるのはあっという間だな、と感じませんか?
そんな秋の夕暮れ時は、交通事故に十分注意をして下さい。

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こちらは、警察庁が調べた、時間帯別の死亡事故の発生件数を表したものです。
大体日没前後、午後5時台から7時台の時間帯が突出していることが分かります。

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また、月別に見てみると、日没が日ごとに早くなるこれからの時期、
特に10月から12月にかけて、死亡事故は大幅に増加していることが分かります。

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注意が必要なポイントをまとめました。
まずはドライバーの方、夕暮れ時は、人の目が暗さの変化に慣れず、
運転する際に歩行者や自転車の発見が遅れがちです。
少しでも暗いなと感じたら、早めにライトを点灯するようにして下さい。
また、夕暮れ時は速度に対する感覚が鈍ったり、帰りを急いでスピードを出したりしがちですから、
速度を抑えて、慎重な運転を心掛けましょう。

また、歩行者も、白などの明るい色の服装を選んだり、反射材やライトを活用したりして、
ドライバーから見える工夫をすることが大切です。

夕暮れ時は事故が発生しやすくなりますから、十分気を付けるようにして下さい。

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19日(木)に台風17号が発生しました。9月になって5つ目の台風発生です。

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この台風は今後発達しながら北上し、21日(土)に沖縄付近を通過、
22日(日)には、暴風域を伴ったまま九州に接近する見込みです。
その後、温帯低気圧の性質を帯びつつ、勢力を保ったまま、
23日(月)から24日(火)に北日本や北陸地方に接近するおそれがあります。

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※こちらの画像は20日9時に発表された情報です。
最新の進路予想はこちらでご確認ください。
気象庁HP:https://www.jma.go.jp/jp/typh/

北九州への最接近は22日(日)夜となりそうですが、
今回は台風が近づく前から雨が強まりそうです。
その理由が、今回の特徴でもある「台風+秋雨前線」です。

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20日(金)夜の予想天気図を見ていくと、台風の北側には
秋雨前線が停滞している様子が分かります。
これは大雨をもたらす典型的なパターンです。

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日本付近に前線が停滞している場合、台風から湿った空気が前線を刺激し、
台風本体が近づく前から雨が強まる恐れがあります。
今回も、台風が近づく前、21日(土)から激しい雨が降りそうです。

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北九州市の雨の予想を見ていくと、
20日(金)の夕方頃から広く雨が降り始め、
21日(土)は朝晩を中心に激しく降る見込みです。
台風本体が近づく22日(日)は断続的に雨が強まるでしょう。

また、台風の影響で風が強まり、波も高くなる見込みです。
県内は、早い所で21日(土)夜遅くに、
風速15m/s以上の強風域に入るでしょう。

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こちらは、台風が接近する22日(日)の早期注意情報です。
暴風警報と波浪警報の発表される可能性が高く、暴風や高波に警戒が必要でしょう。
特に、北九州・遠賀地区や福岡地方を中心に、暴風が吹いて大荒れの天気となりそうです。

最後に、台風への備えを改めて確認しておきましょう。

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まずは、暴風対策です。
自転車や植木鉢など外に置いてあるものは固定をしたり、家の中にしまったりして下さい。
また、以前台風が接近した際、強風の影響で停電が発生した地域もあります。
停電に備えて、懐中電灯の用意やスマートフォン・携帯電話を充電しておくことも大切です。
また、雨が降る前に側溝などを掃除して水はけを良くし、
念のため避難経路の確認や防災用品の準備をしておくことも大切です。

連休という方もいらっしゃると思いますが、
最新の台風情報には十分注意してお過ごしください。

2019年09月19日 (木)

秋の花特集!

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こんにちは。気象予報士の森本まりあです。
朝晩は涼しい風が吹いて、だんだんと秋めいてきましたね。
街を歩くとショーウインドウに秋服が並んでいたり、鉢植えの花が秋の花に変わっていたりしていて、
スーパーやコンビニに寄ると秋限定のお菓子が買いたくなる、そんな日々を過ごしています。

さて、今回はスタジオを飛び出して、秋の花を探しに行ってきました。
四季折々の草花が楽しめるという、門司区の白野江植物公園を訪ねました!

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こちらの公園では、1000種類以上、およそ5万株以上の植物を楽しむことができます。
取材に伺ったのは平日でしたが、ツアーのお客さんなど大勢の人たちで賑わっていました。
私もお客さんたちと一緒に、たくさんの草花を愛でてきたのでお気に入りをいくつかご紹介していきます。

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まずはこちら、シオンというお花です。
人の背丈ほどの高さがありますが、花は小ぶりで、淡い紫色が秋を彩ります。

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そして、こちらは十月桜です。
名前の通り、十月に咲く珍しい桜の花で、冬にかけても長く楽しむことができるそうです。

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また、ヒガンバナもたくさん咲いていました。こちらは定番の鮮やかな赤色のヒガンバナです。

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こちらは、ショウキズイセンと呼ばれる黄色いヒガンバナ。
赤色の花に比べ、草丈や花が大きく、フリルのように波打つ花弁がとても華やかです。

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そして、赤いヒガンバナと黄色のショウキズイセンが交配して生まれたのが、こちらのシロヒガンバナ。
この公園には約3万5千球のヒガンバナが植えられていますが、
そのうち最も多い3万球がこちらのシロヒガンバナで、この時期はとても幻想的な風景を見ることができます。

今年の花の咲き具合は、残暑が厳しかったものの、
全体で見ると例年通り咲いているものが多く、綺麗な草花が楽しめるそうです。
秋の行楽にぜひいかがでしょうか?

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こんにちは。気象予報士の森本まりあです。

皆さんは思い出に残る夜空はありますか?
私はニュージーランドのテカポ湖で見た星空が真っ先に思い浮かびます。

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綺麗な月や星空は多くの人を魅了しますが、それは昔から変わらないようです。
今回は、そんな夜空を彩る月や星々をテーマに書いていこうと思います。

まずは、秋の月について見ていきましょう。
秋の月と言うと思い浮かべるのは「中秋の名月」ではないでしょうか?
今年の十五夜・中秋の名月は9月13日(金)です。
満月はその翌日の14日(土)となります。
中秋の名月は旧暦の8月15日と決まっているので、
必ずしも満月になるわけではないのです。

また、この十五夜の前後の月には、様々な名前がついています。
それがこちらです。

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お月見と言えばうさぎということで、お月見うさぎのカレンダーを作ってもらいました!
まず、十五夜の前夜は、中秋の名月を待つ「待宵(まつよい)」です。

そして、十五夜の後は、月の出る時刻がポイントとなっています。
月の出の時刻がどれくらい遅くなっていくかには幅がありますが、
この期間は、1日大体30分前後遅くなっていますよね。
中秋の名月の次の日は、月がためらうように出てくるので、
ためらいを意味する「十六夜(いざよい)」。
その次の日は、もう少し月の出が遅くなりますが、
まだ立って待っていられるということで「立待月(たちまちづき)」。
そのまた次の日は、もう立って待っていられないということで
座って待つ「居待月(いまちづき)」。
もう座っても待っていられない、そんな日は寝て待つ「寝待月(ねまちづき)」。
さらに「更待月(ふけまちづき)」、「有明の月」と続いていきます。
昔の人が月を心待ちにしていたのが良くわかります。

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また、昔の人は月の表面に浮かぶ模様を見て、様々なものの姿や形を思い浮かべました。
日本では、うさぎの餅つきの姿に見立てられることが多いですが、
NHK北九州局のハレピョンの後ろにあるお月さまはまさにその通りですね。
さすがハレピョン、月まで餅をつきに行くんだ!と感動です。

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実はハレピョン、季節ごとに紫陽花を見ていたり、太鼓をたたいていたり、
スイカを食べていたりと大変可愛いのです。
局が開館している平日は会うことができますよ!

さて、ハレピョンとお月見も良いですが、
空気が澄んでくるこれからの季節は、星空観賞もおすすめです。

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この時期、岡垣町では「北斗の水くみ」と呼ばれる星の動きを観察できます。

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水平線の近くを通り沈んでいく北斗七星が、
まるで海の水を汲んでいるように見えませんか?
この「北斗の水くみ」が観察できるというのは、全国でも非常に珍しいことです。

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というのも、見られる条件として、北緯33度から34度くらいの場所であること、
北に水平線が見られることが必要となるからです。
福岡県観光連盟によると、こうした「北斗の水くみ」が観察できるのは、
岡垣町と宗像市の一部の海岸で、
全国的に見ても、世界的に見ても非常に珍しいそうです。

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そんな「北斗の水くみ」を観察できる場所と時間帯はこちらです
今の時期は、大体午後11時ごろに、岡垣町の波津海岸で見ることができます。

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また、こうした星空を楽しんで貰おうと、岡垣町では星空の観察会も行っています。
星空に詳しい案内人の方の話を聞きながら、月や星が観察できるそうです。
参加は無料です。詳しくは、岡垣町観光協会にお問い合わせください。

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最後に、10日間の予報を見ていくと、
この先は秋の高気圧に覆われて晴れる日が多い予想となっています。
13日(金)の中秋の名月も、綺麗なお月さまが楽しめると思います。
この時期は秋の長雨で見られないことも多いですが、
今年は絶好のお月見日和となりそうですね。
ぜひ夜空を見上げてみてください。

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こんにちは。気象予報士の森本まりあです。
8月後半は秋の気配を感じるような涼しい日もありましたが、
9月になってまた暑さが戻ってきましたね。
厳しい残暑が体に堪えます。体調を崩されないよう、お気をつけください。

さて、この気温の変化には、秋雨前線が大きく関係しています。

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秋雨前線は、秋の涼しい空気と夏の空気の境目にできるもので、
この前線の北側に入るか南側に入るかで、気温は大きく変わってきます。
4日(水)の北九州は前線の南側にある夏の空気のエリアに入ったことで、
気温は八幡西区で32度、飯塚で31.6度まで上がり、真夏の暑さとなりました。

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この先、少なくとも9月中頃にかけて、気温は平年並みか平年より高い傾向が続く予想です。
引き続き、熱中症対策は万全に行ってください。

さて、秋雨前線がもたらす雨には様々な名前がついています。

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3日(火)や4日(水)は、午後に所々でにわか雨がありましたが、
こうした雨は「運雨」と表現することがあります。
祖霊を運んでくると信じられていて、「魄飛雨」ということもあるそうです。

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その他にも、秋の美しい月を隠してしまう雨を「月の雨」と表現することがあり、
猫の毛のように柔らかく細かい雨のこと「猫毛雨」と言うことがあります。

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写真は従兄の家の可愛らしい猫ちゃんです。
外の雨を眺めているのかは分かりませんが、柔らかいふわふわの毛は、
確かに細かい雨に見えなくもない…気がします。

この「猫毛雨」は、九州など限られた地域で使われる表現ですが、
地域によっても意味合いが少しずつ異なるそうです。

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佐賀県では小雨、宮崎県では霧雨、
福岡県では麦作に嫌う雨のことを指すそうです。面白いですよね。

秋は秋雨前線などの影響で雨が降りますが、大雨をもたらす恐れがあるのが台風です。
5日現在、日本の南の海上には台風や熱帯低気圧が複数発生しています。
九州で、注意が必要なのは台風13号です。
北九州周辺では、6日(金)昼頃から風が強まってくるでしょう。

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なお、こちらの画像は5日(木)8時に発表された情報ですので、
最新の進路予想は下記URLよりご確認ください。
気象庁HP:https://www.jma.go.jp/jp/typh/

秋の台風は、日本に近づくとスピードが速くなる特徴がありますが、
9月に特に気を付けたいのが、台風と前線による大雨です。

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今回は、秋雨前線は6日(金)にかけて次第に弱まりますが、
日本付近に秋雨前線が停滞している場合は、台風からの湿った空気が前線を刺激し、
台風本体が近づく前から雨が強まる恐れがあります。
9月は秋雨前線、それから台風の動きには十分注意をしてください。

さらにその先の予想、ことしの秋の天気についても見ていきましょう。
まず9月、前半は前線や湿った空気の影響で、雨や曇りの日が多くなる見込みです。
後半になってくると、移動性高気圧に覆われて晴れる日も増える見込みで、
天気は数日の周期で変わっていきそうです。

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10月11月も、周期的に天気が変わりますが、
10月は平年同様に晴れの日が多くなる見込みです。
そして、注目なのが気温で、9月10月11月にかけて、
平年並みか平年よりも高くなる予想となっています。
特に9月の日中は、まだまだ蒸し暑い日も続きそうです。
水分・塩分補給などの熱中症対策はもちろん、睡眠や栄養もしっかりとって、
体調管理には十分お気をつけください。

2019年08月22日 (木)

空を見上げてみませんか?

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こんにちは。気象予報士の森本まりあです。
毎日空を見上げていると、雲や空の色彩や繊細な形の変化に感動することがあります。
皆さんにも、お気に入りの空があるかも知れません。

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今回は、そんな空を彩る雲についてご紹介します。
雲の名前や、どんな天気になるかがわかると、空を見るのがもっと楽しくなると思いますよ。
さっそく雲の種類から見てみましょう。

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雲は発生する高さと形によって、国際的に決められた10種類に分類することができます。
それが「十種雲形」です。
まず、発生する高さによって、「上層」「中層」「下層」の雲に、
さらに形によって、横に広がる「層状雲」と縦に発達するような「塊状の雲」に分けることができます。

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写真で見てみますと、巻積雲は魚のうろこのように見えることから、
「うろこ雲」や「いわし雲」と呼ぶことがあります。
高積雲はひつじのように見えることから、「ひつじ雲」と呼ぶことがあります。

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また、夏によく見られる「わた雲」と呼ばれる積雲は、成長すると・・

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「入道雲」や「雷雲」と呼ばれる、積乱雲に発達します。
10分から30分くらいの短い時間で、これだけ成長することもあります。
積乱雲は急な雨や雷雨といった天気の急変をもたらす雲です。

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積乱雲は下から見ると黒い雲ですので、
真っ黒な雲が近づいてきたり、雷の音が聞こえてきたり、
急に冷たい風が吹いたりしてきたときは、天気が急変するサインです。
夕立は、数十分でやむことが多いので、建物の中に移動するなどして、
やむのを待つのが良いかもしれません。

続いて、秋によく見られる雲、巻積雲や巻雲もご紹介します。

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「うろこ雲」や「いわし雲」は秋の季語にもなっていて、秋の代表的な雲です。
また、刷毛でサッと掃いたような巻雲「すじ雲」も秋の空を彩っています。

夏から秋に移り変わる今の季節は、
もくもくとした夏の雲と、すーっと伸ばしたような秋の雲が一緒に見られることがあります。

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このような空を「行合の空(ゆきあいのそら)」と表現します。
「行合」とは、夏と秋など隣り合わせの2つの季節にまたがることを言います。
風情を感じる素敵な空ですよね。

さて、最後に豆知識です。皆様、雲の数え方はいくつ思い浮かびますか?

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実は、雲の数え方は10個以上あると言われています。

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分かりやすいものをご紹介すると、
飛行機雲ははっきりと長く伸びている場合は「本」で数えることもありますが、
途切れていたり、薄く消えかかっていたりする時は「筋」で数えます。
他にも、細長いものや筋状のものを数える「条」を使うこともあります。

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そして、夏によく見られる入道雲は「座」で数えます。
「座」という数え方は、座っている大仏様を数える時に使いますが、
大きな入道雲を大仏様に見立てて「座」で数えるようになったと言われています。

また、雲一つない青空のことを、
「一抹の雲もない空」「一塵の曇りもなく晴れ渡った空」などと表現することもあります。

刻々と変わる空を彩る様々な雲は、その姿かたちによって、様々な数え方ができます。
ぜひ空を見上げて、季節の移ろいを感じて、お気に入りの空を見つけてみてください。

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こんにちは。気象予報士の森本まりあです。
5日(月)は台風8号の影響で、北九州周辺では30m/s近い暴風が吹くなど、
荒れた天気となりました。
さらに、8号が過ぎ去った後には9号10号も発生している状況です。

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毎日色んな資料を見たり、各国が出す予想を見比べたりしながら、
この先の予想をどのようにお伝えするか、頭を悩ませています。
というのも、台風10号はまだ進路がはっきりと定まっておらず、
お盆の天気に影響を及ぼす可能性が高いからです。

まずは、9号10号の進路予想を見ていきましょう。
こちらの画像は8日9時に発表された情報ですので、
最新の進路予想は下記URLよりご確認ください。
気象庁HP:https://www.jma.go.jp/jp/typh/

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台風9号は、9日未明にかけて非常に強い勢力で先島諸島に最接近する見込みです。
その後は東シナ海から大陸方面へと進んでいくでしょう。
当初の予想より、少し東寄りの進路を取るコースに変わり、大陸に乗り上げない場合、
そこまで勢力を落とさず北上する可能性があります。

そして台風10号は、今後非常に強い勢力にまで発達し、北上を続ける予想です。
こちらの台風10号は、予報円の幅が大きく、
まだ進路がはっきりと定まっていない状況です。

台風がこの先どこへ進むのか、カギを握るのが太平洋高気圧です。
台風は自分で動くことができないため、太平洋高気圧の風に流されて動いていきます。

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こちらは8日(木)夜の予想で、オレンジ色の部分が太平洋高気圧です。
8日(木)は、この高気圧が東~西日本付近まで張り出す予想で、
台風9号は高気圧の縁を流れる南東の風に乗って、沖縄・先島諸島へと進む予想です。

ところが、10日(土)以降は、太平洋高気圧の勢力が弱まる予想となっています。

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高気圧の勢力が弱まると、台風を流す風もとても弱くなってしまうため、
台風の進路を決める決定打がなくなってしまう状況となります。
この高気圧の勢力が弱い状態が続けば、
台風10号は東へ抜けるパターンも考えられますし、
逆に勢力が強まれば、東日本あるいは西日本付近に進むことも考えられます。

ヨーロッパ中期予報センターが出した計算では、
週明けに西日本へ進むことも示唆されており、目が離せない状況です。

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お盆の天気予報は、今のところ晴れマークが優勢となっていますが、
台風の進路次第では、この予報がガラッと変わる可能性があります。
今後も最新の情報にご注意ください。

そして、この先もまだまだ台風シーズンは続きます。
こちらは台風の発生数の平均をまとめたものです。

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年間でおよそ26個の台風が発生していますが、
多いのは7月から10月にかけてです。
そのうち8月には、最も多い6個の台風が発生しています。

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今年の発生数を重ねてみると、8月はまだ3個ということで、
この先もまだまだ発生の可能性はあると考えられます。
改めて台風への備えを確認しておきましょう。

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今回の台風10号は、特に進路がはっきりと定まっていないため、
こまめに最新の情報を確認するようにしてください。
台風が接近する予報が出たら、植木鉢など飛ばされやすいものは、
家の中にしまうようにしましょう。
また、5日(月)は台風8号の影響で停電が発生した地域もありました。
停電に備えて、懐中電灯の用意や
スマートフォン・携帯電話を充電しておくことも大切です。
そして、念のため避難経路の確認や防災用品の準備もしておきましょう。

台風シーズンはまだまだ続きそうです。
こまめに最新の情報を確認してください。