ハレピョンブログ~NHK北九州だより~

教えて!まりあの暮らしと天気!

2020年04月09日 (木)

春から紫外線対策を

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こんにちは。気象予報士の森本まりあです。
このところは気持ちの良い晴天が続き、日差しも力強さを増しています。
皆さんは紫外線対策を始めていますか?

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不要不急の外出を控えるといった中で、通勤や通院、
日用品の買い出しなどで、外出しなければならない機会もあるかと思います。
紫外線対策はまだという方は、そろそろ始めた方が良さそうです。
今回は、私が取得している化粧品検定1級の資格も活かして、対策など丁寧にお伝えしていきます。

まずは、こちらのグラフをご覧ください。

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こちらは、福岡の月別の紫外線量を表したものです。
4月は紫外線量が増える時期で、初夏、あるいは残暑が厳しい9月と同じくらいです。
この紫外線は、肌にもっとも悪い影響を及ぼすとされていて、
米国皮膚科学会では、老化の約80%が紫外線による影響だと考えられています。

そんな肌に影響する紫外線に、UV-A・UV-Bという種類があることはご存知でしょうか?

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UV-Aというのは紫外線の約9割を占め、真皮と呼ばれる肌の奥深くまで届きます。
肌にある繊維を変化させ、しわやたるみの原因になると言われています。
一方、UV-Bはエネルギーが強く、主に肌の表面に影響します。いわゆる日焼けを引き起こす紫外線です。

UV-Bは、夏の7~8月頃に強くなる特徴がありますが、
UV-Aは、4~9月まで強い時期が続き、年間を通しての変動は比較的少ない紫外線です。
ただ、UV-Aが最も強くなるのは5月で、今の時期から対策が必要です。

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対策として、日焼け止めを使っている方もいらっしゃると思いますが、選び方にもポイントがあります。
日焼け止めにはSPF・PAといったサンケア指数の表示がありますが、
PAはUV-Aの防止効果を、SPFはUV-Bへの防止効果を表しています。
選ぶ際には、この表示と「いつ・何に使用するか」を照らし合わせると良さそうです。

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こちらは、生活シーンに合わせた日焼け止めの選び方を表した図になります。
日常生活で洗濯物を干したり、買い物をしたりするためであれば、指数がそれほど高いものを選ぶ必要はありません。
SPFは10~20、PAは+~++で十分でしょう。

表示されている効果を最大限に発揮するには、2~3時間おきを目安に、何度か塗り直すことが大切です。
さらに、日焼け止めを塗った後、ファンデーションなどの粉体を重ねると、さらに紫外線をカットすることが出来ます。

他にも、環境省はこのような紫外線対策を推奨しています。

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ぜひ、日ごろから対策を心掛けてみて下さい。

2020年04月02日 (木)

北九州の桜の名所

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こんにちは。気象予報士の森本まりあです。
北九州でも桜が見頃を迎えています。私も出勤時やお昼休みに、つい眺めてしまいます。

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こちらは、今朝の出勤時に小倉城で撮った写真です。
桜をついばむヒヨドリがとても可愛く、お気に入りの1枚です。

さて、北九州周辺には小倉城以外にも桜の名所がいくつもあります。
その中でも、多くの種類の桜を楽しむことが出来るのが、門司区にある白野江植物公園です。

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こちらの植物公園、広さは7ヘクタールと東京ドームのおよそ1.5倍あります。
広大な敷地に63種類、およそ800本の桜が植えられていて、秋から春にかけて様々な桜が咲き誇ります。

その中でも、今ちょうど見頃となっている桜をピックアップしてご紹介します。
まずは、こちらの大島桜(オオシマザクラ)です。

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伊豆大島に多く自生するため、この名で呼ばれています。
花は真っ白で、直径4センチくらいと他の桜に比べて大型なのが特徴です。
そして、もう一つの特徴がその香り、
花と葉、ともに芳香があり、こちらの葉は桜餅を包む際にも使われているそうです。

次にご紹介するのは、こちらの子福桜(コブクザクラ)です。

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花弁は20枚以上と八重咲きで、秋と春の年に2回咲きます。
花が散った後は、1輪に付き2、3個の実が付くことから、「子宝」の桜として、その名が付いたと言われています。

また、ここでしか見られないという桜もあります。
この土地の名前が付けられている、「白野江のサトザクラ」です。

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樹齢は400~500年と言われていて、福岡県の天然記念物に指定されています。
植物公園によると、その昔、この土地にあった違う桜同士が自然交配して生まれたため、
ここでしか見られないということです。
1日(水)の時点で2~3分咲きで、1週間以内には見頃を迎えます。

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白野江植物公園からは4/3(金)のニュースブリッジ北九州の中でも生中継を行う予定です。
新型コロナウイルスの影響で不要不急の外出を控えるよう、北九州市でも呼びかけが行われていますが、
生中継の映像を通して、桜を楽しんでいただけたらと思います。

2020年03月26日 (木)

北九州も桜の季節に

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こんにちは。気象予報士の森本まりあです。
北九州市では、3月23日に桜の開花発表がありました。去年より1日早い開花です。

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写真は、25日に私が小倉城で撮影した桜の様子です。
ソメイヨシノ以外にも様々な桜が咲いており、城内には20種、150本が植えられているそうです。

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春の日差しを浴びて、桜は順調に咲き進んでいます。
この日も、桜を楽しんでいる方がたくさんいらっしゃいました。

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まさに春爛漫といったところですが、実は春は三段階でやってくると言われています。
それがこちらの、光の春・音の春・気温の春です。

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まず訪れるのが光の春です。
まだ寒さが厳しい2月頃でも、日差しには春の暖かさを感じられるようになってきます。

続いてやってくるのが、音の春となります。
鳥たちの鳴き声や、雪の多い地域では雪解けの音、雪解けで増水した川の音が聞こえてきます。

そして、最後にやってくるのが気温の春です。
だんだんと暖かくなり、桜が咲くようになってきます。
光・音・気温の3つが揃って、今は春本番です。桜の見頃の予想も見ていきましょう。

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開花は23日でしたが、満開は4月5日ごろになるとみられています。
4月上旬にかけて見頃が続く見通しで、中旬になると花ふぶき、次第に葉桜に変わっていきそうです。

ぜひ桜を見上げて、散歩がてらにお花見を楽しんでみてください。

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こんにちは。気象予報士の森本まりあです。
16日(月)朝は山沿いでしっかりと雪が積もり、北九州市内でもみぞれの降った所がありました。

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こちらは視聴者の方にいただいた、16日(月)の英彦山の様子です。
春に咲く黄色いミツマタの花も、真っ白な雪をかぶっていて、一気に冬に戻ったかのような朝となりました。

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ただ、この寒さも一瞬で、翌日17日(火)の最高気温は18℃と一気に春めいています。
今回は、この先の気温と桜の開花予想についてお伝えします。

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まずは、3月の気温の移り変わりから見ていきましょう。

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平年よりも暖かい日が多くなっていますが、何度か寒の戻りがあり、気温の変化が大きくなっています。
この先はどうかというと、真冬のような寒さはもうなさそうです。

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最高気温は平年より高い日が多くなる予想で、春らしい暖かさが続くでしょう。
こうした気温の変化を表すことわざに「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉がありますが、
今年はまさにその通りとなりそうです。

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というのも、今年の彼岸入りは暖かくなった17日(火)です。
20日(金)は春分の日で彼岸の中日、23日(火)が彼岸明けとなります。
「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉通り、この先は暖かい日が多くなりそうです。
そして、この時期がちょうど桜の開花とも重なってきます。

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今年の桜前線は、東京からのスタートとなりました。
東京では早くも3月14日に桜が開花し、18日は横浜や熊谷でも開花発表がありました。
福岡の開花ももうそろそろということで、詳しい予想を見ていきましょう。

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こちらは、福岡市の予想となりますが、開花は3月21日、満開は31日となりそうです。
記録的な暖冬の影響で桜の目覚めが鈍く、当初の予想よりは開花が遅れている傾向にあります。
北九州も予想より開花が遅くなっています。

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こちらは、17日(火)の桜の標本木の様子です。
つぼみはまだ硬く、咲いている桜は一輪もありませんでした。

ただ、ここ数日の暖かさでつぼみは多少ふっくらとしてきています。
開花は今月22日から23日頃となりそうです。
この先は暖かくなり、桜の成長も進んでいきそうです。開花が楽しみですね。

2020年03月13日 (金)

花粉症対策を聞いてきました

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こんにちは。気象予報士の森本まりあです。

今は花粉シーズンということで、花粉症の私は日によって症状が出てつらいです。
皆様はいかがでしょうか?

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今年の花粉の飛散量はというと、例年比40%、
前年比30%といずれも非常に少ない予想です。
ですが、飛んでいることには変わりなく、花粉症の方にとってはつらい季節です。

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そこで、今回は花粉症対策について、詳しくお伝えしていきます。
まずは改めて、スギやヒノキの花粉の飛ぶ時期やピークを見ていきましょう。

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スギ花粉はピークを越えてきましたが、この先3月下旬にかけて飛散が続く見込みです。
そして、先日からは北九州周辺でも、ヒノキ科の花粉の飛散が見られ始めています。
ヒノキ花粉のピークはこれからで、3月下旬から4月上旬にかけてとなるでしょう。

また、日によっても花粉の飛ぶ量は変わってきます。

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花粉が飛びやすい日というのは、
晴れて気温が高い日、雨上がりの晴れた日、そして乾燥して風が強い日となります。
晴れると木は盛んに花粉を飛ばし、風が強いほど花粉は遠くまで飛んでいきます。

また、1日の中でも花粉の飛びやすい時間帯があり、ピークは2回です。

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1回目のピークは昼前後で、早朝に林や森で舞った花粉が、都市部までやってくる時間帯です。
そして2回目が、夕暮れ時となります。
夕方気温が下がってくると、昼に舞っていた花粉が地上付近に落ちてきます。
このため、夕方以降に症状がひどくなるという方もいらっしゃるかもしれません。

では、今からどういった花粉対策が出来るのか、
さんか八幡西クリニックの三箇敏昭医師に取材しました。

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対策その1は、花粉を持ち込まないことです。
帰ったら、まずうがいや手洗いをすること、
可能であればシャワーを浴びると良いということです。

対策その2は、室内環境を整えることです。
部屋の湿度は50%くらいが最適と言われているそうで、
室温に関しては20~25℃くらいが良いそうです。

対策その3は、免疫力をつけることです。
体質改善や睡眠をしっかりとること、暴飲暴食を防いだり、
喫煙や飲酒を控えたりすることで、
体の免疫力を下げないようにするということが重要になるそうです。

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他にも、マスクをするといった対策がありますが、
マスク不足の今はなかなか手に入らないという方もいらっしゃるかもしれません。

そういった場合は、鼻に装着するタイプの「鼻マスク」を活用するのも、
花粉症対策に効果があるそうです。
ただ、症状がひどい場合には医師の診断を受けて、治療をするようにしてください。

花粉シーズンは、あと1か月ほど続く見込みです。
花粉症の方は、出来る範囲での対策をしてお過ごしください。

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こんにちは。気象予報士の森本まりあです。
3月に入り、福岡ではウグイスの初鳴きが観測されました。
早咲きの桜も咲き、春らしさを感じます。

さて、今回のテーマは春の空気の乾燥ですが、
その前にこの冬の天候を振り返って見ていきましょう。

この冬は、東日本や西日本で記録的な暖冬となりました。
九州北部もかなり気温が高く、県内で冬の気温の統計を取っている福岡市と飯塚市の気温は、
以下のようになっています。

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いずれも統計開始以来最も高く、福岡市では、130年近く続いている観測の中で
最も高い記録的な暖冬となりました。
3月にかけても、この気温の高い傾向は続く見通しです。

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一方で、3月は「空気が乾燥する季節」にもなってきます。
飯塚市の去年の月別の最小湿度を見ていきましょう。

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春は1年で湿度が最も低く、3~5月は10%台となっています。
天候によっては湿度が一桁まで下がることもあり、空気が乾燥しやすいです。

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というのも、春は大陸から乾いた空気を持った高気圧が日本付近によくやってくるからです。
こうした移動性高気圧に覆われると、日本付近は晴れて気温が上がり、湿度が低くなります。

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こうした中で注意が必要なのが「火事」です。
春は空気の乾燥に加え、強い風も吹きやすい季節です。
つまり、発生した火災が燃え広がりやすくなってしまいます。

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こちらは、全国の火災発生件数のデータをまとめたものです。
消防庁によると、平成30年は、1年の中で3月が最も火災発生件数が多くなりました。
3月に火事が最も多いというのは、4年連続のこととなります。

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また、北九州市内の去年の火災発生件数も見ていくと、
最も多かったのは12月ですが、3月も年間で3番目に火災の発生が多くなっています。
3月は火災に注意が必要な時期と言えそうです。

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そこで、今週3月1日から3月7日にかけては、全国で「春の火災予防運動」が行われています。
標語は「ひとつずつ いいね!で確認 火の用心」です。

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出火の原因は、たばこやコンロが多いそうですから、寝たばこはせず、
ガスコンロや仏壇のろうそく、ストーブなどの火は、消したことを必ず確認してから
そばを離れるようにしてください。

「ひとつずつ いいね!で確認」ということで、火の取り扱いには十分お気をつけください。

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こんにちは。気象予報士の森本まりあです。
22日(土)には春一番が吹いたと発表があり、
25日(火)は20℃を超える地点が出てくるなど、春らしさを感じる日が増えてきました。

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今回は、今年の桜の開花予想について書いていこうと思います。
まずは全国の開花予想から見ていきましょう。

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こちらは民間の気象会社、ウェザーマップが発表した「さくら開花前線」の予想です。
今年の桜は平年より大幅に早く咲く見通しで、記録的に早くなる所もありそうです。
福岡の開花予想は3月15日で、平年より1週間くらい早くなるでしょう。

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九州各地は例年ですと、ほぼ同じくらいの時期に開花となりますが、
今年は北部の方が1週間くらい早く咲く予想となっています。
というのも、桜の開花には「冬の寒さ」が必要なため、
暖冬の影響を大きく受けた九州南部の地域ほど、桜の成長が鈍くなっていると考えられるからです。

開花の仕組みで詳しく見ていきましょう。

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まず夏には花芽の形成といって、気温の高いこの時期に翌年に咲く花の芽が成長を始めます。
そして、秋になって次第に気温が下がってくると、その桜の芽は一旦休眠に入ります。

その桜を目覚めさせるのが冬の寒さです。
「休眠打破」といって、厳しい寒さをきっかけに桜が再び活動を始めるようになります。

そして、春に向けて気温が上がっていくと、つぼみの成長が進んで、一気に開花となります。

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寒さが十分でないと、この「休眠打破」が鈍くなります。
今年は九州南部など、温暖な地域ほど暖冬の影響を大きく受けることになりそうで、
桜の目覚めが悪く、花芽の成長も鈍くなっています。

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改めて福岡の予想を見ていくと、開花は3月15日で平年より一週間早くなりそうです。
福岡も暖冬の影響で休眠打破は多少鈍くなっていますが、それ以上に春先が暖かいということで、
桜のつぼみが一気に成長していくと見られているからです。

そして、満開の予想は3月27日です。
五分咲きを迎える3月25日ごろから、4月2日ごろにかけて見頃が続くと予想されています。

さて、こうした桜の開花発表は、各地の気象台にある「標本木」が基準となっています。
福岡の標本木は福岡市内の気象台にあり、気象台が開花発表を行っています。
一方で、北九州市では去年から、独自の標本木を決めて市が開花発表を行っています。

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北九州市の標本木は、小倉城の敷地内にある樹齢およそ35年の桜の木です。
市の職員が目で見て確認し、去年は3月24日に開花となりました。
今年はそれよりも早まるのではということで、3月の第2週目あたりから観察を始めるそうです。

予想ですと、あと2週間余りで開花ですから、今年はお花見シーズンも早くやってきそうです。
桜の季節が楽しみですね!

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こんにちは。気象予報士の森本まりあです。
17日(月)は福岡でも初雪となりましたね。
私は雪が気になって夜中に何度も目が覚めてしまい、そのたびに窓の外を確認しました。

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18日(火)も真冬のような寒さが続いていましたが、
19日(水)以降は、日差しに春の暖かさを感じられるような陽気です。
まるで、冬と春を行ったり来たりの天気となっていますが、
今回はこの先の天気の移り変わりと、「春一番」についてお伝えします。

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まずは、九州の初雪から振り返ってみましょう。
17日(月)は九州各地で雪が降り、福岡以外にも、大分・熊本・長崎・宮崎で初雪となりました。
そして18日(火)の未明には鹿児島でも初雪が観測されています。

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このうち、福岡は明治24年の統計開始以来、最も遅い初雪で、
これまでに最も遅かった明治42年2月6日の記録を111年ぶりに更新する遅さとなりました。

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この先の気温の予想を見ていくと、雪が降るような寒さはなさそうですが、
気温の変化は大きくなりそうです。

21(金)予想最高気温は17℃と4月並みですが、23日(日)は12℃で冬の寒さです。
ただ、その後は再び気温が上がり、25日(火)は20℃が予想されています。
三寒四温という感じで、気温の変化を繰り返しながら春へと向かっていきそうです。

そして、気温の変化が大きいということは、天気も周期的に変わるということです。
こうしたタイミングで吹く可能性があるのが「春一番」です。

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春一番とは、季節が冬から春に移り変わる時に最初に吹く、強い南風のことを言います。
春一番には様々な条件があるのですが、九州北部ではまだ発表がありません。
では、その条件を見ていきましょう。

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期間は立春から春分までで、日本海に低気圧があることが条件です。
さらに、東南東から西南西の風が7メートル以上吹いて、
前日より気温が高くなることが必要となります。
これらの条件を満たす必要があるため、過去には春一番の発表がない年もありました。

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春一番というと、春らしい暖かさをイメージするかもしれませんが、
実は注意が必要なものとなります。
というのも、春一番は発達した低気圧によってもたらされますから、
強風が吹くおそれがあり、前線が通過するタイミングで雨が強まることもあります。
また、春一番の後は寒の戻りで寒くなることも多いです。

この先は、天気や気温の変化を繰り返しながら、春へと向かっていきます。
寒暖差も大きくなりそうですから、体調管理には十分お気をつけください。

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こんにちは。気象予報士の森本まりあです。
先日、北九州市門司区にある白野江植物公園を訪ねてきました。

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寒いこの時期にも綺麗に咲いている花がたくさんありましたので、ご紹介します。

植物公園に入って最初に迎えてくれたのが、1~2月が見頃の冬牡丹です。

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別名「百花の王」と称される豪華な牡丹の花。
園内では約50株の冬牡丹が、菰(こも)をかぶって園内の冬を彩っていました。

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こちらは、白と黄色のコントラストが綺麗な日本水仙です。
園内に約50,000株植えられており、とっても優しい香りがしました。

そして、暖冬の影響で例年より早く開花していた花もありました。

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こちらのしだれ梅は、例年より1週間ほど早く開花しており、
今月いっぱい見ごろが続きます。小さな花がとても可愛らしかったです。

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そして、こちらは早咲きの河津桜です。
梅と同じく例年より1週間ほど早い開花で、芝生広場の木は既に8~9分咲きでした。
ソメイヨシノよりも濃いピンク色の花びらが特徴で、色鮮やかな桜です。

公園を管理している梶山さんに、桜のオススメの楽しみ方を教えて貰いました!
それがラッキー桜探しです。実は下の桜の写真に、とってもレアな1輪が隠れています。

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正面を向いている桜の花に、花びらが6枚付いているのがわかりますか?
桜は通常5枚の花びらをつけますが、まれに5枚以上の花びらを付ける花があるそうです。
1本の桜に1~3輪ほどしかないため、ラッキー桜と呼ばれているそうです。
皆さん、ぜひ探してみてはいかがでしょうか?

園内では、梅をはじめ早咲きの桜や水仙、チューリップも咲き始めています。
暖冬の影響で、この時期に多くの花が見頃を迎えています。
一足早い春の訪れを感じに、出かけてみてはいかがでしょうか?

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こんにちは。気象予報士の森本まりあです。
北九州でも花粉の飛散が始まりました。花粉症の私は、すでに目も鼻も辛いです。

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今回は、今年の花粉の予想について詳しくお伝えします。
まずは飛散量から見ていきましょう。

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民間気象会社が発表した予想によると、東北南部から九州で緑色の所が多く、
花粉飛散量は広い範囲で例年より少なくなりそうです。
特に九州は、福岡県を含めた全ての県で濃い緑色、非常に少ない予想となっています。
これには、去年の夏の天候が大きく関係しています。

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花粉が飛ぶのは春ですが、その元となる雄花の花芽は、前年の夏に準備されます。
九州では夏、特に7月の気温が高く、日照時間が長いほど、
翌年の花粉の飛散が多くなる傾向にあります。

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そこで、北九州市八幡西区の去年7月の気温と日照時間を見てみます。
気温は平年より0.4℃低く、日照時間も平年の75%と短くなりました。
九州全体で見ても、去年の夏は気温が平年よりやや低く、
日照時間も短い所が多いです。

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こうしたデータをもとに、福岡の今年の花粉の予想を見ると、
飛散量は例年の40%程度、前年と比べても30%程度にとどまる予想です。
いずれも非常に少なくなるでしょう。

とは言え、すでに飛び始めている花粉。気になるピークも見ていきます。

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スギ花粉はすでに飛散が始まっていますが、ピークは2月下旬~3月上旬ごろです。
そして、ヒノキ科の花粉が飛び始めるのは、3月中旬ごろからでしょう。
ピークは3月下旬から4月上旬ごろとなりそうです。

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この先の予報を見ていくと、週末からは晴れ間も戻り、
寒さも次第に和らいでいきそうです。
特に来週は日ごとに気温が上がり、11(火)は14℃と3月中旬並みの陽気です。

花粉は、気温が高くなったり、空気が乾燥したりする日に多く飛びますから、
来週は花粉の飛ぶ量が少し増えてくるかもしれません。

例年よりは少なくなりそうですが、花粉症の方はマスクや眼鏡をしたり、
花粉が付きにくい綿やポリエステルの服を選ぶなど、対策をなさって下さい。