ハレピョンブログ~NHK北九州だより~

教えて!まりあの暮らしと天気!

2019年05月16日 (木)

5月は紫外線に注意!

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こんにちは。気象予報士の森本まりあです。
日差しの強い日が多くなってきましたね。皆さんは紫外線対策されていますか?
私は日焼け止めに日傘にコスメに、色々使って日焼けしないよう気を付けています。
というのも、5月は7月8月に次いで紫外線が強い時期だからです。

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グラフは、福岡の月別の紫外線量を表したものですが、
5月はすでに強い紫外線が降り注いでいることが分かります。

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さらに時間別に見てみると、正午を挟む数時間が最も強くなっています。
夏になると、この時間帯に1日の約60%の紫外線が降り注いでいるんです。

水曜日は強い日差しが照り付け、北九州市でも28度近くまで気温が上がりましたが、
紫外線の量はどのくらいなのか、測定してきました!

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手に持っているのは、紫外線チェッカーです。
紫外線の強さを測ることができるもので、
紫外線の数値と、それがどれくらいの強さかを教えてくれます。

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さっそく、日向と日陰で測ってみました。
すると、日向では「7.9」(写真左側)と強い値に、
日陰では「2.3」(写真右側)と弱い値になりました。
意外なのは、日陰でも紫外線が届いているということです。

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実は、紫外線というのは、太陽から直接届く「直接光」のほかに、
「散乱光」と呼ばれる、空気分子などに散乱されて届く光があります。
日陰にいても、この散乱光は届き、
環境省によると、紫外線量は、日陰でも日向のおよそ半分はあるそうです。

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紫外線対策をまとめました。
まずは、紫外線の強い正午前後を避けて外出すること。
日傘や帽子、衣服、そしてサングラスなどを使って、
紫外線を直接浴びないようにすることも有効です。
そして、日焼け止めは2~3時間おきに、こまめに塗り直すのがおススメです。

また、私が使っていたような紫外線チェッカーは市販されているもので、
キーホルダーのように鞄につけるタイプのものもあるようです。
普段から紫外線量を気にしてみるのも良いかもしれません。

新緑が気持ち良い5月ですが、うっかり日焼けをしないよう、
ぜひ対策をしてお出かけください。

2019年05月09日 (木)

新茶の美味しい季節

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こんにちは。気象予報士の森本まりあです。
八十八夜も過ぎ、新茶の美味しい季節がやってきましたね!
豊前市才尾地区では、大型連休中に
一番茶の摘み取り作業が始まりました。

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豊前のお茶は香りが良く、まろやかな味が特徴ということで、
地域の特産品にもなっています。
美味しいお茶が育つには、天気や地形が大きく関係しています。

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その条件が上の3つになります。順番に見ていきましょう。

まず、ポイント①は雨量です。
農林水産省によると、お茶の栽培には適した雨量があり、
それがお茶の生育期にあたる
4月から10月までに、1,000ミリ程度だそうです。
豊前市はその期間の雨量が1,034ミリですから、
雨に恵まれた土地と言えそうです。

ポイント②が寒暖差です。
豊前市才尾地区は内陸にあるため、1日の気温差が大きく、
この寒暖差によって甘くて美味しいお茶が育つそうです。

そして、ポイント③の地形ですが、
こちらの茶畑は、山の斜面に広がっていて、
水はけが良く、日当たりも良いそうです。
こういった条件がそろっているため、
美味しいお茶が楽しめるということになります。

ところで、お茶と天気の言葉にこんなものがあるのは
ご存知でしょうか?

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これにはちゃんと理由があります。
この時期は移動性高気圧に覆われ、晴れる日が多くなります。
また、この高気圧は大陸からやってくるため、
空気が乾燥していますし、
晴れる日は放射冷却が強まるため朝冷え込むのが特徴です。

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空気が乾燥すると、のどが渇きますし、
朝、冷えていると温かいものが飲みたくなりますよね。
そのため、朝一番の温かいお茶が美味しく感じられ、
そんな日は日中も晴天で「天気がよい」ということになります。

あす10日(金)は移動性高気圧がやってきます。
朝のお茶がおいしく感じられそうですから、
新茶を楽しんでみてはいかがでしょう?

2019年04月25日 (木)

今が見ごろの藤の花

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こんにちは。気象予報士の森本まりあです。
きのうの「暮らしと天気」では、スタジオを飛び出して、
県内有数の藤の名所の一つ、
八幡西区にある吉祥寺を訪ねてきました!
さっそくご紹介していきたいと思います。

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階段を上がっていくと見えてくるのが、1000㎡を超える大きな藤棚です。
境内には5種類の藤の花がありますが、
今は紫色の『野田藤』がちょうど見ごろでした。
藤棚から垂れる花の房がとってもきれいで、ほのかに甘い香りもします。

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こちらは『紅藤』。
ほかの品種と比べて少し小ぶりで、とっても可愛らしいんです。
野田藤と紅藤は今ちょうど見ごろのピークを迎えていて、
今月いっぱいは楽しめるそうですよ。

吉祥寺の住職の青柳俊教さんによると、
今年は例年と比べて1週間ほど開花が早かったそうです。
暖かい日が多かったことが理由という事ですが、
実は全国的に見ても今年の藤の開花は早い傾向にあります。

こちらは、九州各地の気象台が発表した藤の開花日と平年差です。
福岡は気象台にある標本木の藤の花が咲いていないため、
今年の開花発表はされていませんが、
鹿児島を除いて、いずれも平年より早い開花となっていて、
長崎では1週間も早くなっています。

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3月は暖かい空気が流れ込みやすい状況が続き、
九州北部の月平均気温は平年差+1.3℃となりました。
4月に入っても平年より気温の高い状況が続いています。
この暖かさが藤の開花を後押ししたようです。

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ただ、大型連休中は平年並みの気温の日が多くなりそうです。
この週末は晴れそうですから、
藤の花を見に行くのに、ちょうど良いかもしれません。

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写真は制作の古賀さんと記者の田口さんと。
藤の花をバックに写真撮影、とっても綺麗に撮れますよ!
皆様もぜひ、季節の花を見に足を運んでみてはいかがでしょうか?

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こんにちは。気象予報士の森本まりあです。
北九州で暮らし始めて一か月ちょっと、美味しい食べ物が多く、
最近は九州産の食材を使って料理をすることにはまっています。

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写真は私の料理ノートの1ページです。
レシピサイトを見ながら作り、写真を撮ってメモし、
食べるまでが小さな楽しみとなっています。
初心者なので簡単なものしか作れませんが、少しずつ腕を磨きたいと思います!

さて、スーパーに行くと思うのが、お野菜が安いなぁという事です。
こちらは農林水産省が発表している野菜の価格と平年比になりますが、
平年と比べ全体的に安くなっています。
 
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理由は野菜の生育期間の気温が平年を上回ったことで生育が順調となり、
出荷量が増えたからなのだそうです。
今年の冬は記録的な暖冬となりましたし、
3月も全国的に気温が高くなりました。
 
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福岡では冬の平均気温が平年より1.6℃高い9.2℃で、過去最高に。
3月の平均気温も平年より1.5℃高く、過去3番目に高い気温となりました。
そして、この暖かさは、野菜の価格だけではなく
品質にも影響を与えたようです。
 
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それがこちら!
若松の特産品「水切りトマト」です。
甘くてとっても美味しいですよね。
実はこのトマト、暖冬の影響で病気にかかりにくく、
品質が良くなっているそうです。
極端な寒さもなく、農業用ハウス内の結露が抑えられ、
ハウス内の環境が良く整っていたからだと教えて頂きました。

この若松水切りトマトは今が最盛期という事で、
美味しく食べたいですよね。
そこで、今回は番組では紹介しきれなかった、
トマトの美味しい食べ方もお伝えします!
 
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お話を伺ったのは、食生活学を研究されている、
日本女子大学の高増雅子教授です。
トマトにはたくさんの栄養素が含まれていますが、
注目なのが「リコピン」です。
 
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リコピンにはこのような性質があるため、
トマトは炒め物や煮物などにして、効率よく栄養をとるのがおすすめだそうです。
また、ミキサーにかけたり、すりつぶしたりしてトマトの細胞壁を壊すことでも、
トマトの栄養素を摂取しやすくなるそうです。
きょうの晩ご飯に、トマトの卵炒めやマリネ、
トマトとナスのマーボー豆腐なんかいかがでしょう?

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こんにちは。気象予報士の森本まりあです。
春らしい陽気の日が多くなってきましたが、皆さんはお花見に行かれましたか?
私は小倉城の桜と、直方市のチューリップを見てきました!とっても綺麗でしたよ。

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そんな春爛漫なこの季節ですが、気を付けたいことがあるんです。
それが天気の変化と気温の変化です。
「春に3日の晴れなし」ということわざもあるように、
この時期は天気が変わりやすく、また雨の降る量が多くなっていきます。

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上のグラフは、北九州市八幡西区の月別の雨量を表したものですが、
春は冬と比べて約1.5倍も雨の量が多くなっています。
9日(火)~10日(水)も、低気圧の影響で雨風共に強まり、荒れた天気となりました。

そして、もう一つ気を付けたいのが気温の変化です。
4月は朝晩と日中との気温差が1年で最も大きく、その差は10度近くになります。

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これだけ気温差が大きいと、体調を崩される方もいらっしゃるかもしれません。
個人差はありますが、5度から7度以上の気温差があると、
鼻水やくしゃみなど「寒暖差アレルギー」と呼ばれる症状が出ることもあるようです。

耳鼻咽喉科・アレルギー科専門の医師に、日常で出来る対策も伺いました。

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気温差の激しいときは、冷たい空気が直接体の中に入らないよう、
マスクを着用したり、服装で調節したりすることが有効なのだそうです。
また、バランスのとれた食生活も大切で、しょうがなど、
血流をよくして体を温める食べ物も良いそうです。
それに、十分な睡眠や適度な運動をするなど、
ストレスをためないように心がけることも対策の一つとなります。

4月は新生活や新学期のスタートで環境が大きく変わります。
また、天気変化や寒暖差も大きく、体調を崩しやすくなりますから、
無理をせず体に気を付けてお過ごしください。