ハレピョンブログ~NHK北九州だより~

教えて!まりあの暮らしと天気!

2021年02月24日 (水)

スギ花粉がピークに

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気象予報士の森本まりあです。
先日、赤塚キャスターがリポートをしていた、
小倉南区にある総合農事センターの梅を見に行ってきました!

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写真は満開のしだれ梅です。
先週は青空とポカポカ陽気とで、いつまでも見ていられるくらい。

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甘い香りと小さなお花に、とっても癒されました。

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だんだん暖かくなるこの季節は、
花がほころび、鳥たちが鳴き、思わずワクワクしてしまいます。
ただ、この時期にピークを迎えてくるのがスギ花粉です。つらいですね…。
今回は花粉情報や今後の見通しをお伝えします。

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今年は季節先取りの暖かさという日が多く、ピークは例年よりやや早いです。
スギ花粉は2月下旬にかけてということで今が最盛期となっています。

また、スギ花粉が終わる頃には、ヒノキ科の花粉が飛び始めます。
ヒノキ科の花粉のピークは3月中旬~4月上旬頃で、
あと1か月以上は花粉シーズンが続いていきそうです。

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ただ、飛散量の予測を見ると、今年はほぼ全国的に例年より少ない予想です。
上の図は、例年と比べた花粉飛散量の予測になりますが、
九州は濃い緑色の表示で、例年よりも非常に少ない見通しとなっています。

とはいっても、花粉症の方は対策が必要です。
天気や時間帯によって花粉が多くなるタイミングがあるので見ていきましょう。

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まず天気ですが、花粉が飛びやすいのは、
晴れて気温が高い日、雨上がりの晴れた日、そして乾燥して風が強い日です。

晴れて気温が高いと木が盛んに花粉を飛ばし、
雨上がりの晴れた日には、雨の日の分も花粉が飛ぶとされています。
さらに風が強い時ほど花粉は遠くまで飛び、特に山の方から風が吹く日ほど注意が必要です。

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そして、時間帯によっても、花粉の飛びやすいタイミングがあります。
まず最初にやってくるピークが昼前後で、
朝、林や森で舞った花粉が昼前後に都市部に飛んできます。

さらに、夕暮れ時にも、もう1回ピークがあり、
気温が下がる夕方は、昼に空に舞っていた花粉が地上付近に落ちてきます。

コロナ対策で部屋の換気をすることも多いかと思いますが、
花粉がピークとなるタイミングを避けて行ったり、
カーテンをしたまま少しだけ窓を開けるようにするなど、対策を心掛けると良さそうです。

この先は曇りや雨の日が増えて、ここ数日よりは花粉の飛散が少なくなりそうですが、
日差しが少ないわりには気温の高い日が多く、スギ花粉は引き続き多く飛ぶ見通しです。
花粉症の方は対策をしてお過ごしください。

2021年02月17日 (水)

冬型強まる 週末は暖か

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気象予報士の森本まりあです。
きょうは冬型の気圧配置が強まり、雪や風が強まっています。
一方で、あさって以降はまた気温が上がり、春の陽気となりそうです。

まずは、あすにかけての予想から詳しく見ていきましょう。

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北九州・筑豊地方では、あす昼頃にかけて断続的に雪が降る見込みです。
山沿いではきょう昼過ぎ以降、平地では今夜から雪の降り方に注意をしてください。

24時間予想降雪量は、
あす朝までに、山沿いで10センチ、平地で5センチ、
さらにあさって朝にかけて、山沿い・平地ともに1~5センチとなっています。

雪による視程障害や路面の凍結などにご注意ください。

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また、あすまで厳しい寒さも続く見込みで、
八幡では、あす予想最低気温が0度、最高気温も3度止まりとなっています。

昼頃までは風がやや強く、
体感的には氷点下の寒さとなりそうですから、万全の防寒をなさってください。

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さて、19日(金)以降はガラッと気温の傾向が変わっていきそうです。
上空の寒気と暖気の様子を見ると、
19日(金)には寒気が北へと退き、南から暖かい空気が流れ込んでくる予想です。

19日(金)以降は日ごとに気温が上がり、春の陽気となるでしょう。

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八幡の予想気温を見ていくと、21日(日)~22日(月)にかけて、
気温は20度を超える見通しで、気象台からは高温に関する早期天候情報も出ています。

寒さの底はいったんあすまでで、
19日(金)以降は急激に暖かくなっていく見通しです。

寒暖差で体調を崩さないよう、十分お気をつけください。

2021年02月10日 (水)

暖かさ続く 春一番とは?

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気象予報士の森本まりあです。
各地で梅が咲き進み、日ざしにホッとできる日が増えてきました。
あす11日(木)以降はさらに気温が上がる見通しです。

まずは気温の予想を見ていきましょう。

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この先は週末にかけて、上空に暖気が流れ込む影響で、
平年よりも5度くらい気温が高くなりそうです。
最高気温は16度~17度くらいで、3月下旬~4月上旬並みでしょう。
過ごしやすい陽気ですが、暖かさの影響で花粉の飛ぶ量は増える見込みです。

一方で、来週中頃になると一時的に寒気が入り、気温が下がる予想となっています。
この先も気温の変化を繰り返しながら、季節が先へと進んでいきそうです。

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また、季節が冬から春へと変わる時に、最初に吹く強い南風が春一番です。
春一番は、北日本と沖縄を除く地方ごとに発表され、
ことしは先週の4日(木)に、関東地方で春一番が吹いたと発表されています。

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九州北部ではまだ吹いていませんが、発表の基準は、
「立春~春分までの間で、日本海に低気圧があり、
初めて南よりの強風(7m/s以上)が吹き、前日より気温が上昇すること」です。

この条件を満たした場合のみ発表されるため、過去5年では、
平成28年に発表なしとなっています。

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平成29年以降は2月中頃に発表されていることが多く、
去年の発表は2月22日となりました。
春一番というと、穏やかな春の訪れを想像される方もいらっしゃるかも知れませんが、
春一番は荒れた天気をもたらす風でもあります。

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春の強い南風は、海の事故や火災の延焼、
身近な所では、物が飛ばされたり、風にあおられて転倒してしまうなど、
予期せぬ事故を引き起こす可能性があります。

また、急激な温度変化をもたらすこともあり、
春一番が吹いた後は、急速に気温が下がる「寒の戻り」があることも多いです。

この週末にかけては、暖かく穏やかな陽気となりますが、
来週は風が強まるような予想も出ています。
今後は気温や天気の変化に加え、風にも注意をしてお過ごしください。

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気象予報士の森本まりあです。
きょうは寒さが厳しかったですが、暦の上では春が始まっています。
私は元気に飛び回るメジロや、咲き始めた梅の花に、春の気配を感じています。

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春の訪れは日の長さからも感じられるかも知れません。
この時期は段々と日脚が伸び「春の光」を感じられる頃です。

春は「光・音・気温」の順でやってくるとされ、
きょうのような寒い日でも、日ざしには春の暖かさを感じられるようになってきます。

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また、光の次にやってくるのは「音の春」です。
鳥たちの鳴き声や、雪の多い地域では、
雪解けの音や、解けた雪で増水した川の音が聞こえてきます。

そして、最後にやってくるのが「気温の春」です。
暖かくなり、いよいよ桜の季節がやってきます。

一般的に「気温の春」を迎えるのは、3月下旬から4月頃ですが、
ことしは季節先取りで、一足早く春の陽気を感じられそうです。

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北九州の週間予報を見ていくと、
あす以降は段々と気温が上がり、週末からは15度前後の日が多くなる見通しです。
平年より5度前後高く、春の陽気となるでしょう。

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そして、気温の高い状態は長く続く見込みで、
1か月予報では、2月下旬にかけて気温が高くなることが予想されています。

一時的に寒気が入るタイミングもありそうですが、
季節の進みは早く、春の訪れも早くなるでしょう。

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また、春の訪れが早いということで、
桜の開花は、全国的に平年よりもやや早くなりそうです。

福岡は3月21日の予想で、全国トップで開花となりそうです。
なお、桜の開花から満開までは、だいたい10日前後かかります。

まだまだ先ではありますが、桜の時期が楽しみですね。

2021年01月27日 (水)

まもなく花粉シーズン到来

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気象予報士の森本まりあです。
まもなく花粉シーズンがやってきます。花粉症の皆様、つらい時期ですね。

私はすでに花粉を感知しているのか、
この記事を書いているせいなのか、目がショボショボ、鼻がムズムズします。

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さて、ことしの花粉の予測ですが、
まず飛散量を見てみると、全国的に平年よりも少なくなる見通しです。

上の地図は日本気象協会が発表した例年と比べた花粉飛散量ですが、
九州は濃い緑色の表示で非常に少なく、例年の3割程度に留まりそうです。

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花粉の飛散量は、去年の夏の天候が大きく関係しています。
花粉のもととなる雄花は前年の夏に準備されますが、
夏の気温が高く、日照時間が長いほど、雄花が多くなり花粉の量は増えていきます。

ことしの花粉が少ないのは、この気温と日照時間に理由があるんです。

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実際に、去年7月の北九州の平均気温と日照時間を調べてみると、
平均気温は25度で平年より1.4度も低く、
日照時間も93.1時間ということで、平年5割程度に留まりました。

こうした影響で雄花の量が減り、
ことしの花粉飛散量は例年より非常に少なくなりそうです。
ただ、さらに少なかった去年と比べると多くなるでしょう。

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さて、この花粉のピークですが、スギ花粉は2月下旬~3月上旬ごろ、
ヒノキ花粉のピークは3月下旬~4月上旬ごろと予想されています。
スギ花粉は、このピークを前に、2月上旬には飛び始める見通しです。

毎年症状が出る方は、花粉が飛び始める前に、
医療機関に相談して予防として薬を服用するなど、早めの対策が効果的です。

あと1~2週間で花粉シーズンに入りますので、
花粉症の方は、早めの対策をなさってください。

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気象予報士の森本まりあです。

きょうは二十四節気の1つ「大寒(だいかん)」です。
最低気温は八幡で-1度、
行橋市や飯塚市、添田町で-2.5度前後を観測し、冷え込みが強まりました。

この先も暦通りの寒さが続くのか、この先の気温の傾向などをお伝えします。

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まずは暦について、改めて見ていきましょう。
大寒は1年の中で最も寒さが厳しい頃とされています。

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いまは、寒中・寒の内にあたりますが、
小寒から節分までの寒の内で、ちょうど真ん中くらいにあるのが大寒です。
この大寒の頃に、1年の最低気温が観測されることも多くなっています。

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そんな大寒の時期にあたる1月下旬の平年の気温は、
北九州・筑豊地方の各地で、最高気温が8度台、
そして、最低気温は八幡で1.7度、行橋市や飯塚市、添田町では0度台となっています。

この頃の気温が年間で最も低くなるのですが、
ことしはこの時期を前に、すでに記録的な寒さを観測しています。

今シーズンの最低気温は、八幡で-3.2度、
行橋市や飯塚市で-4度台、添田町では-7.5度を観測しています。
添田町では観測史上最も低い気温です。
1月上旬に記録的低温や大雪をもたらした寒波の影響もあり、
今月中旬までの気温は、平年より1度から2度ほど低くなっている状況です。

そして暦通りに行くと、この先はさらに寒くなりそうですが、
ことしは大寒を境に気温の傾向ががらりと変わる見通しです。

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向こう1週間の天気と気温の予想を見ると、
この先は、最高気温が15度前後の日が多く、3月下旬並みとなるでしょう。
しばらく季節先取りの暖かさが続いていきそうです。

また、暖気とともに湿った空気も流れ込み、この先は雨の降る日が多くなる見通しです。
冬の乾いた空気を潤す恵みの雨となりそうです。

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そして、この高温傾向は1月下旬まで続く見込みです。

気象庁が発表した1か月予報では、
1月末まで平年より気温の高い状態が続き、3月並みという日も多くなりそうです。
高温に関する早期天候情報も発表されて、平年よりかなり気温が高くなるでしょう。

一方で、2月になると、また冬らしい寒さが戻る予想が出ています。
しばらく暖かいものの、このまま春へと向かうわけではなさそうです。

この先も気温の変化で体調を崩さないよう、十分お気をつけください。

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こんにちは、気象予報士の森本まりあです。
先週は北九州でも大雪となり、凍えるような寒さとなりました。
一方で、きょう以降は気温が上がり、
16日(土)にかけて3月並みの陽気が続く見込みです。

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日ごとの寒暖差がかなり大きくなっていますが、
この時期は家の中でも、場所によってかなりの温度差が生じることがあります。
そこで発生のリスクが高まるのがヒートショックです。

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ヒートショックとは、温度の急変が体に与えるショックのことで、
心臓に負担がかかり、心筋梗塞や脳卒中を引き起こす恐れがあります。
お風呂場などで、気温の低い脱衣所と、
温かい湯舟との温度差などで起こりやすいとされています。

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こちらの4900人という数字は、
令和元年の家及び居住施設の浴槽における高齢者の死亡者数です。

入浴中の事故は毎年多く発生しており、
平成20年の3384人と比べると、およそ10年で約1.5倍に増加しています。

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さらに、月別に見ていくと、
1月に発生した事故が最も多く、続いて12月2月と、冬に多く発生していることがわかります。
冬季は家の中でも冷え込みや温度差が生じやすく、特に注意が必要な季節です。

ヒートショックというのは、
持病がない場合や、前兆がない場合でも起こる可能性があります。
安全に入浴するためにも、以下のようなポイントを心掛けてください。

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まず、急激な寒暖差を防ぐため、入浴前に脱衣所や浴室を暖め、
湯温は41℃以下、湯につかる時間は10分以内を目安にしてください。

また、急に立ち上がると貧血を起こすおそれがあるため、
手すりや浴槽のへりを使って、ゆっくりと立ち上がるようにしてください。

さらに、血圧が下がっている食後すぐや飲酒後の入浴は避け、
万が一何かあったときのために、入浴前に家族に一声かけておくと安心です。

ヒートショックは誰でも起こる可能性があります。
事故を防ぐため、できる対策をぜひ心掛けてください。

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気象予報士の森本まりあです。

今夜(6日夜)から雪が降り出し、7日(木)~9日(土)にかけて、
北九州・筑豊地方でも、大雪や暴風雪に警戒が必要です。

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7日9時の予想天気図

あす7日(木)は、急速に発達する低気圧が日本付近を通過する見込みで、
上空には非常に強い寒気が流れ込む予想です。

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7日の上空1500m付近の寒気

あす7日(木)には、北九州の上空1500m付近を-12℃以下の寒気が覆う予想で、
年末よりもさらに強い、数年に1度レベルの大寒波となりそうです。

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雪と風の予想 上段7日、下段8日

北九州・筑豊地方では、7日(木)~9日(土)にかけて、
断続的に雪が降り、山沿いだけでなく平地でも大雪となる恐れがあります。

24時間予想降雪量は、
7日朝~8日朝に▼山地で5~10センチ ▼平地で1~5センチ
8日朝~9日朝に▼山地で10~20センチ▼平地で5~10センチ となっています。

さらに、7日(木)を中心に風も強まり、
予想される最大瞬間風速は、海上・陸上ともに30メートルです。

大雪や暴風雪に警戒をしてください。

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注意点を改めてまとめました。まずは積雪や路面の凍結です。
慣れない雪道の運転はスリップ事故のリスクが高まるため、なるべく控え、
もし雪道を運転される際には、冬用タイヤやタイヤチェーンを用意してください。

また、各交通機関にも影響が出る恐れがあります。
年末の寒波では、JR各線で運転見合わせが相次いだほか、
飛行機や旅客船の欠航も出ました。
今回も影響が広がる可能性がありますので、時間に余裕を持った行動をお願いします。

さらに、電線や樹木への着雪、
低温による水道管の凍結などにも十分注意が必要です。
今後も最新の気象情報を確認し、雪への備えをなさってください。

2020年12月25日 (金)

年末年始の天気は?

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メリークリスマス!気象予報士の森本まりあです。
今年も早いものであと1週間、ニュースブリッジ北九州の放送もきょうが最後です。
日々お伝えしてきた天気予報が、少しでも皆様の生活に役立っていたら嬉しいです。

さて、年内最後のブログでは年末年始の天気を詳しくお伝え致します。
ポイントは【天気の周期変化と年末年始の寒波襲来】、さっそく見ていきましょう。

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まずは年末にかけての天気です。
あす26日(土)は晴れますが、27日(日)は雨が降るでしょう。

27日(日)の雨は午後が中心で、この時期としてはまとまった雨量になりそうです。
28日(月)は未明から明け方まで雨が残りますが、日中は天気が回復して晴れるでしょう。

29日(火)もはじめ晴れますが、次第に天気が下り坂に向かいます。
30日(水)以降は強い冬型の気圧配置となり、
山沿いを中心に平地でも雪の降る所がありそうです。

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その寒気のピークですが、12月30日(水)から1月1日(金)にかけての見通しです。
雪は30日(水)が中心で、山地で積雪となる恐れがあり、市街地でも注意が必要です。
年始にかけても寒気の影響が残り、元日も一時雪の舞う所があるでしょう。

また、全国的にはもう少し影響が長引く見通しで、
1月5日(火)頃にかけて注意・警戒が必要です。

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では、北九州の年始にかけての天気の傾向です。
年始は寒気が残る影響で雲が広がりやすく、一時雪の舞う所もあるでしょう。
ただ、天気は変わりやすく、晴れ間の出る時間もあると見ています。

寒さも続き、元旦は0℃、その後も1℃から2℃台の冷え込みです。
また、最高気温も元日は平年より5℃低い6℃で、
その後も8℃から9℃と真冬並みの寒さが続くでしょう。

年末年始は全国的に寒波の影響を受けそうです。
寒さが厳しくなりますが、どうぞお体に気を付けて良いお年をお迎えください。

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気象予報士の森本まりあです。
今週は強い寒気の影響で、厳しい寒さが続いていますね。
北九州でも雪が舞い、九州各地から初雪や初霜など、冬の便りが続々届いています。

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今回は今後の寒さの見通しと、まもなくやってくる冬至についてお伝えします。
まずは、気温の推移から見ていきましょう。

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こちらは、八幡のきのうまでの気温を振り返ってグラフにしたものです。
先週は日中15℃くらいの小春日和となったんですが、
今週は一気に10℃くらい下がって真冬の寒さです。
14日(月)の最高気温は11℃となっていますが、これは未明に観測された値で、
日中は5℃前後で推移しました。

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こうした寒さの原因は、上空に流れ込んでいる強い寒気です。
こちらはけさの寒気の様子になりますが、
平地で雪を降らせるような-6℃以下の寒気が九州をすっぽりと覆っています。
福岡の上空の気温は、平年と比べると10℃近く低い状態です。

こうした強い寒気は、あすにかけて居座り、
九州北部の山地では、あすにかけて雪の積もる所がある見通しです。
山間部を運転する際など、路面状況には十分注意をするようにしてください。

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また、週間予報を見ていきますと、
この先も厳しい寒さが続き、最低気温は2℃から3℃、最高気温も9℃前後の予想です。
平年より低い状態が続きますので、体調管理には十分お気をつけください。

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そして、21日(月)には冬至を迎えます。冬至は1年の中で最も昼が短い日です。
また、暦の上では冬の折り返し地点にあたります。

「冬至冬なか冬はじめ」という言葉がありますが、この「冬なか」は、
冬至は立冬から始まり立春の前日、節分までの冬の中で、ちょうど真ん中にあたるということです。

そして「冬はじめ」というのは、
本格的な寒さがこれからやってくることを指しています。
1年で最も寒いのは1月下旬頃ということで、
1月下旬には、今日のような寒さが長く続くようになってきます。

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そんな寒さが厳しくなってくる冬至の習慣として、
ゆず湯に入り、カボチャを食べると良いと言われていますが、
これにはそれぞれ由来があるんです。

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ゆず湯は諸説あるものの、
1つは「邪気を払い、身を清める」という意味合いです。
ゆずの強い香りで邪気を払い、厄払い前の禊のために入ったとされています。

また、「縁起の語呂合わせ」という説もあります。
ゆずは「融通」がきくという言葉に、そして冬至はお風呂で体を癒す「湯治」に通じていて、
縁起が良いとされていたそうです。

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また、カボチャを食べる理由もいくつか説がありますが、
1つは「栄養補給」という説で、
江戸時代中期ごろには中風予防やかぜ予防に食べられていた記録があります。

また、カボチャは保存がきくという意味にかけて、「長寿の願い」を込めたという説もあります。

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さらにもう1つが「運気上昇」という説です。
冬至に「ん」がつく食べ物を食べると「運がつく」と言われ、
別名なんきんと呼ぶカボチャや、にんじん、れんこん、きんかんを食べると良いとされています。

冬至にかけて寒さが続きますので、
ぜひゆず湯で温まったり、「ん」がつく食べものを食べたりして栄養補給なさってください。