ハレピョンブログ~NHK北九州だより~

2020年10月14日

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気象予報士の森本まりあです。
台風も過ぎ去り、澄み渡る秋晴れの空が気持ち良いですね。
季節が進み、朝晩の冷え込みも強まっています。

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強い冷え込みは、紅葉の色付きのスイッチとなります。
今回は今年の北九州・筑豊地方の紅葉情報についてです。

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紅葉は最低気温が8℃以下になってから数日で始まり、
8℃を下回って2週間程度で見頃を迎えます。
英彦山など標高の高い山では、もう色付きのスイッチが入っており、
10月終わりから11月上旬にも見頃に入っていきそうです。

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そのほか、北九州・筑豊地方の紅葉スポットの見頃予想です。
小倉城や藤江氏魚楽園など、平野部では11月下旬から見頃となりそうです。
門司区にある白野江植物公園はもう少し遅く、
12月上旬から中旬に色付きのピークを迎えるでしょう。
今年は気温が高いため、平年よりやや遅くなる予想となっています。

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さて、きれいな紅葉が見られるかどうかは、気象条件が大きく関係しています。
1つは台風の影響が少ないこと、2つめは夏から秋にかけての日照時間が長いこと、
3つめは秋に入ってから昼夜の寒暖差が大きくなることです。順に見ていきましょう。

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まず1つめの台風ですが、今年は上陸こそないものの、
台風9号10号が続けて九州に接近しました。
この影響で、強風で葉が散ってしまったり、
塩害により葉が枯れ落ちてしまったものもあるようです。
沿岸部ほど影響は大きく、今年は葉がやや少なめとなるかも知れません。

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また、夏~秋の日照時間も振り返ってみました。
7月は梅雨明けが遅くなった影響で日照時間は短く、平年の半分程度となりました。
ただ、8月の日照は261時間で平年より長く、9月もほぼ平年並みとなっています。
また、10月もこれまでは良く晴れた日が多く、ほぼ平年並みの日照を見込んでいます。
8月以降は日差しがしっかり届いているので、色付きは期待できそうです。

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最後のポイントは昼夜の寒暖差です。
北九州・筑豊地方で紅葉が最も早く始まる英彦山の予想を見ていきましょう。

この先は晴れる日が多くなるということで、
放射冷却現象による冷え込みと、
日射による気温の上昇とで日較差が大きくなりそうです。
最低気温は、紅葉が進む目安となる8℃以下が続く見込みで、
最高気温は18℃前後まで上がる予想となっています。
寒暖差の面からも、色付きは順調に進んでいきそうです。

英彦山はあと2週間ほどで見頃を迎える見通しです。
平野部ではまだまだ先となりますが、山沿いから紅葉の季節となっていきそうです。