ハレピョンブログ~NHK北九州だより~

2020年9月16日

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気象予報士の森本まりあです。
朝晩を中心に気温が下がり、過ごしやすい日が増えてきましたね。
週前半はカラッとした秋晴れでしたが、
きょうは秋雨前線の影響でスッキリしない天気となっています。

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秋雨前線はしばらく停滞を続けるということで、週末にかけては秋の長雨となりそうです。
今回はこの秋雨をテーマに書いていこうと思います。
まずは天気図から見ていきましょう。

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こちらは、けさの実況天気図で、日本の南に長くのびているのが秋雨前線です。
9月半ばになると夏の太平洋高気圧は次第に勢力を弱め、
北からは秋の冷涼な空気が流れ込むようになってきます。
この夏と秋の空気の境目に出来るのが秋雨前線で、季節の変わり目に現れるものです。

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この時季に降る秋の雨ですが、様々な名前がついています。
ちょうど今週あたり、秋の長雨の季節に入ることを「秋入梅(あきついり)」と言ったり、
秋の長雨を「秋霖(しゅうりん)」と言ったりします。

その他にも秋の雨で空気が冷たくなることを「秋湿り」と言ったり、
秋の美しい月を隠してしまう雨ということで「月の雨」と表現したりすることもあります。

この先は週末にかけて雨が続くということで、まさに「秋霖」となりそうです。

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週間予報を見ると、20日(日)のはじめ頃にかけて雨が降る予想となっていて、
17日(木)~18日(金)は降り方が強まる可能性があります。

また、この雨と共に気温も下がる予想で、日中も秋を感じられる涼しさとなるでしょう。
最高気温は18日(金)以降25℃前後となっていて、9月下旬~10月並みの予想です。
また朝晩は17℃前後と肌寒く感じるくらいになりそうです。
羽織り物を用意したり、長袖を準備したりしておくなど、服装選びにお気をつけください。

そして、きょう午前3時には台風11号が発生しました。
この先は秋雨前線+台風による大雨にも注意が必要です。

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日本付近に前線が停滞している時期に台風が発生すると、
台風からの湿った空気が前線を刺激して雨が強まることがあります。

台風11号に関しては今後ベトナム方面へと進むため日本に影響をもたらすことはなさそうですが、
いまは台風シーズンということで、今後の台風発生にも十分注意が必要です。