ハレピョンブログ~NHK北九州だより~

2020年8月 5日

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気象予報士の森本まりあです。
梅雨明け後は夏の日差しが照り付けて、猛暑が続いていますね。
また、8月に入ってからは台風も続けて発生しています。

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今回は、そんな台風についてと、続く猛暑がテーマです。
まずは、現在発生している台風4号の情報から見ていきましょう。

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3日(月)に沖縄の先島諸島に接近した台風4号ですが、
きのう4日(火)に中国大陸に上陸した後、進路を東寄りに変えています。

大回りのコースを通っているのは、日本付近で高気圧が勢力を強めているからで、
この影響で九州では猛暑が続いています。

台風は、あす6日(木)に温帯低気圧に変わる予想ですが、
低気圧に変わった後は北海道方面に進み、北日本では荒れた天気となるおそれがあります。
九州付近も湿った空気の影響で、曇りや雨の天気となるでしょう。

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これからは、台風シーズンに入っていきます。
平年の月別台風発生数を見ていくと、8月は最も多い約6個となっています。
さらに、接近数は3~4個、上陸数は約1個です。
九州北部も8月~9月に台風が接近することが多く、注意が必要です。

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また、今年は台風の発生状況が特徴的な年となっています。
平年ですと、7月は台風が3~4個ほど発生しますが、
今年は統計開始以来、初めて台風の発生がゼロの年となりました。

ただ、8月になるとフィリピン近海の対流活動が活発になり、台風が続けて発生しています。
今後も台風の発生は増える可能性があるでしょう。
そして、もう1つ気を付けたいのが暑さになります。

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こちらは北九州市消防局がまとめた、梅雨明け前後の熱中症の救急搬送者数です。

人数は速報値になりますが、梅雨明け前の3日間は7人だったのに対し、
梅雨明け後は37人と大幅に増加していることが分かります。
また、高齢者の熱中症も増えているということで、今まで以上に警戒が必要です。

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環境省によると、高齢の方が熱中症になりやすいのは、
暑さを感じにくくなったり、のどの渇きを感じにくくなるからとされています。
部屋に温度計を置いて、室温が28℃を超えないよう心掛けたり、
1日1.2Lを目安に、時間を決めてこまめに水分をとるなど、対策をなさってください。

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また、小さなお子さんやペットの熱中症も気にかけてあげる必要があります。
晴れている時は、地面に近いほど気温が高くなります。

通常気温は1.5mの高さで測っていますが、その気温が32℃の場合、
50㎝の高さでは35℃、さらに地面に近い5㎝では36℃以上となります。
大人が暑いと感じるときは、お子さんやペットはさらに高温にあるということですから、
より気を配ってあげることが大切です。

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週間予報を見ると、7日(金)~8日(土)にかけて曇りや雨で猛暑も和らぎそうですが、
その後は再び夏空と暑さが戻る見通しです。内陸部を中心に35℃以上の猛暑日となるでしょう。

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また、気象台からは高温に関する早期天候情報も出ています。
九州北部は9日(日)頃から、平年+1.6℃以上とかなりの高温になることが予想されています。
熱中症や農作物の管理なども注意が必要です。
連日の暑さで疲れがたまっている頃かと思いますが、この先も体調に気を付けてお過ごしください。