ハレピョンブログ~NHK北九州だより~

2019年12月19日

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こんにちは。気象予報士の森本まりあです。
寒ーい冬は、温かいお風呂にゆっくりとつかると、心も体もほっとしますよね。

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上のイラストは、妹が描いてくれたゆず湯です。
読んでくださっている方の中にも、冬至にはゆず湯に入るという方がいらっしゃるのではないでしょうか?

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22日(日)には1年で最も昼が短い冬至を迎えます。
今回はこの冬至をテーマに書いていこうと思います。

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さっそくですが、皆さんは「冬至冬なか冬はじめ」という言葉を知っていますか?

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「冬なか」というのは、冬至が暦の上で、冬の真ん中ということを指しています。
暦の上での冬は、11月上旬の立冬に始まり、立春前日の節分までとなります。
冬至はその真ん中に当たるということで、「冬至冬なか」と言うのです。

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一方で、「冬はじめ」というのは、本格的な冬の寒さはこれからということです。
1年で最も寒いのは1月下旬ごろですから、これから寒さは一層厳しくなっていきます。
ことしの気温は高めの傾向が続いていますが、冬至の日は冬らしい寒さとなりそうです。

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さて、こうした寒い冬至、昔から行われてきた習慣として、
ゆず湯に入ったり、冬至にはカボチャを食べると良いといったことが言われてきました。
それはなぜなのか、由来を調べてみました。

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まずはゆず湯、いくつか説はあるのですが、
1つは「邪気を払い、身を清める」という意味があったとされています。
ゆずの強い香りで邪気を払い、厄払い前の禊のために入ったという説です。

また「縁起の語呂合わせ」という説もあります。
ゆずは「融通」がきくという言葉に、そして冬至はお風呂で体を癒す「湯治」に通じていて、
縁起が良いとされていたそうです。

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また、カボチャを食べるのにも理由があります。
こちらも諸説ありますが、まずは寒い時期の「栄養補給」という意味です。
β‐カロテンやビタミンが豊富なカボチャは、江戸時代中期ごろには、
中風(脳卒中)予防や風邪予防に良いとして食べられていたのだとか。

そして、「長寿の願い」という説もあります。
カボチャは保存がきくという意味にかけて、長生きできますようにという願いを込めて
食べられていたそうです。

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さらには、「運気上昇」という説もありました。
カボチャの別名は「なんきん」、昔から冬至に「ん」のつくものを食べると「運がつく」と言われてきました。
ですから、冬至に「なんきん」を食べて運をつけるという訳です。

他にも、「ん」が2つ付く
「にんじん、れんこん、きんかん、ぎんなん、かんてん、うんどん(うどん)」を加えた七種類を食べると、
病気にならないとも言われていました。

説はまだまだあるようですが、いろいろな思いが込められて食べられていたことが良くわかります。

寒さの本番はこれからです。
ゆず湯で温まり、栄養のあるものを食べて、寒い冬も元気に乗り切れると良いなと思います。