ハレピョンブログ~NHK北九州だより~

2019年8月 8日

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こんにちは。気象予報士の森本まりあです。
5日(月)は台風8号の影響で、北九州周辺では30m/s近い暴風が吹くなど、
荒れた天気となりました。
さらに、8号が過ぎ去った後には9号10号も発生している状況です。

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毎日色んな資料を見たり、各国が出す予想を見比べたりしながら、
この先の予想をどのようにお伝えするか、頭を悩ませています。
というのも、台風10号はまだ進路がはっきりと定まっておらず、
お盆の天気に影響を及ぼす可能性が高いからです。

まずは、9号10号の進路予想を見ていきましょう。
こちらの画像は8日9時に発表された情報ですので、
最新の進路予想は下記URLよりご確認ください。
気象庁HP:https://www.jma.go.jp/jp/typh/

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台風9号は、9日未明にかけて非常に強い勢力で先島諸島に最接近する見込みです。
その後は東シナ海から大陸方面へと進んでいくでしょう。
当初の予想より、少し東寄りの進路を取るコースに変わり、大陸に乗り上げない場合、
そこまで勢力を落とさず北上する可能性があります。

そして台風10号は、今後非常に強い勢力にまで発達し、北上を続ける予想です。
こちらの台風10号は、予報円の幅が大きく、
まだ進路がはっきりと定まっていない状況です。

台風がこの先どこへ進むのか、カギを握るのが太平洋高気圧です。
台風は自分で動くことができないため、太平洋高気圧の風に流されて動いていきます。

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こちらは8日(木)夜の予想で、オレンジ色の部分が太平洋高気圧です。
8日(木)は、この高気圧が東~西日本付近まで張り出す予想で、
台風9号は高気圧の縁を流れる南東の風に乗って、沖縄・先島諸島へと進む予想です。

ところが、10日(土)以降は、太平洋高気圧の勢力が弱まる予想となっています。

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高気圧の勢力が弱まると、台風を流す風もとても弱くなってしまうため、
台風の進路を決める決定打がなくなってしまう状況となります。
この高気圧の勢力が弱い状態が続けば、
台風10号は東へ抜けるパターンも考えられますし、
逆に勢力が強まれば、東日本あるいは西日本付近に進むことも考えられます。

ヨーロッパ中期予報センターが出した計算では、
週明けに西日本へ進むことも示唆されており、目が離せない状況です。

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お盆の天気予報は、今のところ晴れマークが優勢となっていますが、
台風の進路次第では、この予報がガラッと変わる可能性があります。
今後も最新の情報にご注意ください。

そして、この先もまだまだ台風シーズンは続きます。
こちらは台風の発生数の平均をまとめたものです。

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年間でおよそ26個の台風が発生していますが、
多いのは7月から10月にかけてです。
そのうち8月には、最も多い6個の台風が発生しています。

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今年の発生数を重ねてみると、8月はまだ3個ということで、
この先もまだまだ発生の可能性はあると考えられます。
改めて台風への備えを確認しておきましょう。

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今回の台風10号は、特に進路がはっきりと定まっていないため、
こまめに最新の情報を確認するようにしてください。
台風が接近する予報が出たら、植木鉢など飛ばされやすいものは、
家の中にしまうようにしましょう。
また、5日(月)は台風8号の影響で停電が発生した地域もありました。
停電に備えて、懐中電灯の用意や
スマートフォン・携帯電話を充電しておくことも大切です。
そして、念のため避難経路の確認や防災用品の準備もしておきましょう。

台風シーズンはまだまだ続きそうです。
こまめに最新の情報を確認してください。