ハレピョンブログ~NHK北九州だより~

2019年4月10日

2019年04月10日 (水)

甲子園にあふれる「気」

こんにちは(〇^^〇)/! 
藤重です。

新年度、春ですねえ。

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新元号も令和と発表されました。
桜も咲き、街を歩く人の表情もどこかやわらか。
新たな未来への希望が感じられるこのごろです。

気分、やる気、景気、雰囲気…など、
いろんな場面で「気」ということばを使いますが、
人間の「気」の持ちようは、
様々な場面に影響する大きな力を持っていると感じます。
それが少し総体になると、
日本的に言うところの「空気」ということばになるでしょうか。

価値観が多様化し、一つの正解に向かって
「気」を高めるのが難しい現代ですが、
良い「気」があふれる環境とは何なのか、
どういう「気」の中で人間は力を発揮し生き生きと輝けるのか。
次の時代を生き抜くテーマとして、
改めて考える契機としたいと思います。

さて、そんなことを考えている中、
良い「気」が満ちあふれている場所に出張してきました!

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春の甲子園です。

第91回選抜高校野球大会。
福岡の筑陽学園や、決勝の千葉・習志野など、6校のアルプスリポート。
そしてラジオ放送のサポート業務を担当しました。

甲子園でアルプスリポートを担当したのは、
2年前のセンバツ以来、2回目です。
前回は開会式直後の試合など、前半を担当したのですが、
今回は、決勝に至る後半を担当しました。

試合直前、応援にかけ付けたみなさんに、
アルプスリポートでご紹介できそうな内容を取材するのですが、
毎回毎回感じたことは、
甲子園に集う人たちには、
自分以外の誰かを思う気持ちがあふれていることです。

放送でご紹介できたものはもちろん、できなかったもので言うと、
例えば、ある九州のチーム。
このチームには、マネージャーがいませんでした。
そこで、保護者のみなさんが少しでも協力しようと、
センバツが決まった後、
夕方の練習に毎日100個以上のおにぎりを差し入れたといいます。

選手が大阪に移動してからは、保護者でチームを組んで、
宿舎にユニフォームや下着などを取りに行き、洗濯を担ったそうです。

また、選手一人ひとりの名前が入った必勝祈願のお守りを保護者会で作り、
保護者と、選手がともに同じものを持っているといいます。
一緒にプレーはできないけれど、一心同体、
つながっているという思いを込めたそうです。

ほかにも、話題になった習志野高校の吹奏楽部に話を聞くと、
「自分たちのコンクールとは違い、甲子園はつれてきてもらわないと
演奏することができない。野球部への感謝しかない」など、
野球部のために、という言葉を繰り返していました。

お互いがお互いを尊重し合い、あたたかな支えがあふれている甲子園。
そんな空間に身を置くみなさんの、
明るく、熱く、生き生きとした様子を伝えられて、
ありがたさをひしひしと感じながら過ごしました。

時代を超えて愛されてきた甲子園。
次の時代にも普遍的な、生きるヒントを学んだように思います。