ハレピョンブログ~NHK北九州だより~

こんにちはー!!
アナウンサーの藤重です。

7月1日(月)に「ニュースブリッジ北九州」の中で放送した、筑豊地域で初めて、
発達障害の啓発団体「Warm Blue IIZUKA」を立ち上げた女性への
インタビュー内容を、ブログでもご紹介します。

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藤 重 )
「発達障害の子どもには、ことばの発達の遅れや、
じっとしていられず動き回るなどの特性があります。
いま、小中学生の15人に1人が、その可能性があるとも言われています。」

廣瀬アナ )
「1クラスに2人くらいの割合となり、身近な存在ですよね。」

藤 重 )
「そんな中、去年7月、4人の仲間とともに、市民団体を立ち上げた女性がいます。
相本ゆかりさんです。
筑豊地域で初めてとなる、発達障害の啓発団体「Warm Blue IIZUKA」を立ち上げました。
活動に込めた思いを、取材しました。」

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今年4月、相本さんは、飯塚市役所を青色にライトアップしました。
青は、発達障害の一つである自閉症のシンボルカラーです。

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相本さん )
「市役所という目立つ建物をライトアップしたことで、発達障害を知らない方も、
近くを通りかかったら飯塚市役所が青く染まっていて、
『ああ、何だろう』というところから、
『発達障害について知ってください』と思っている人たちがいて、
それで青く染めているんだと興味を持っていただいたり、
興味関心の入り口となったりしている場面があったのかなと思います。」

藤 重 )
「発達障害をめぐる地域の現状、どういう風に感じていますか?」

相本さん )
「飯塚に限らないと思うんですけど、発達障害という言葉だけが先走ってしまって
『発達障害って何なんだろう』って、ちゃんとわかってない方も多いですし、
不安ばかりをかき立てられている方も多いです。
実際(ある子が)発達障害だとわかったところで、『じゃあどうしたらいいんだろう』という
一歩先のところまで理解が進んでいない、現状があるので、
そういったところに情報を伝えることができたらいいなと、活動を始めました。」

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相本さんは、ふだん、飯塚市にある発達障害の子どもたちを支援する施設で働いています。
ことばの発達をサポートする言語聴覚士として、飯塚市に移住した5年前から、
筑豊地域で初めて、発達障害の子どもに、ことばの訓練を行ってきました。

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この日は、思っていることをうまく話せない子どもに対して、
カードを使って、気持ちをことばで表す訓練を行っていました。
まず子どもに、自分の好きな色を選んでもらいます。

子どもが「オレンジ色のペンがほしい」と、カードを使って相本さんに伝えます。
すると相本さんは「オレンジ、下さい」と、
ことばで思いをどう表現するか、子どもに口に出して練習してもらいます。
こうした訓練を重ねることで、
子どもは、少しずつ思っていることを口に出し、
コミュニケーションがとれるようになるといいます。

日々、子どもや保護者と向き合う中で、啓発活動の必要性を強く感じ、
団体を立ち上げたという相本さん。
字を書く、話すなどのコミュニケーションを教える中、
どんな課題を感じてきたんでしょうか。

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相本さん )
「たとえば字が上手に書けないことです。指先が不器用で字が上手に書けないというときも、
ちょっと汚かったりするとバツがついたりするときがあるんです。
でも本人たちはふざけて汚い字を書いているわけではなくて、
本人なりにがんばって書いている字だったりします。
そういったときに、ちゃんと書かないからだとか、集中しないからだとか、
例えば漢字を10回書けば書けるようになるとか、
そういう精神論というか根性論みたいなところに
解決策を見出そうとする方がいらっしゃったりするので、
そうではなくて、(発達障害が背景にある)ということを理解してもらうと
より生きやすくなるのかなと思います。」

藤 重 )
「ことばに関する悩みっていうのは、保護者の皆さん、どんな風に感じているんですか?」

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相本さん )
「コミュニケーションが成立しないとか、言葉の発達がゆっくりだっていうことは、
生活にすごく密着してつながっている部分があって、やっぱり育てていても、
打ったものが返ってこないというか。」

藤 重 )
「会話をしようにも言葉が返ってこない?」

相本さん )
「そういうことで、むなしさを感じたりする親御さんもいるのかと思います。
親の育て方がいけないんじゃないかとか、しつけの問題なんじゃないかとか、
という風に親御さんが思われる場面があったりしますし。」

藤 重 )
「例えば走り回る子供とか。」

相本さん )
「そうですね。」

相本さんは、こうした子どもの現状や、親たちの悩みをもっと社会に理解してもらおうと、
団体の活動を続けていきたいといいます。

藤 重 )
「団体立ち上げから7月で1年になりますが、このWarm Blue IIZUKAを通し、
どんな社会を相本さんは作っていきたいと思いますか?」

相本さん )
「まずは発達障害というものを知ってもらうってことが一つです。
それは別物として除外するために知ってもらうんじゃなくて、
凄く身近なものなんだよっていうことを知ってもらいたい。
人って違って当たり前なので、違うってことを前提に。
そこは発達の障害があろうがなかろうが、差があるものなんだから、
丁寧にコミュニケーションを取り合うことによって
縮まっていくものがあるんじゃないかなと思います。」

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藤 重 )
「飯塚市によりますと、ことし6月現在、市内では、およそ450人の子どもが、
発達障害の支援施設に通っているということです。
発達障害の子どもたちが、安心して暮らせる学校や地域の環境を作っていくためにも、
社会全体でさらに理解を深めていく必要があると感じました。」