ハレピョンブログ~NHK北九州だより~

ニュースブリッジ北九州のコーナー「きたきゅー防災チェック!」。
2回目の放送も無事に終えることができました!

今回ご紹介したのは、「応急処置」。
こんな風に、ケガをして血を流しているような人を発見したとき、どうするか!

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(・・・写真で血のように見えているのは、赤い紙。
迫真の表情をしたり、赤い紙をそれらしく切ったりするのも、アナウンサーの仕事なのです。)

こんなケガ人を見つけたら、もちろん「救急車を呼ぶ」ことになりますが、
総務省消防庁によれば、救急車が現場に到着するまでの時間は、平均8.6分。
この時間に、私たちに適切な応急手当ができれば、より助けられる確率が上がるのです。

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そうした応急処置について知ってもらおうという研修会が、9月に小倉北区で開かれました。
北九州や京築地区などから、学校の養護教諭や防災士など20人が参加しました。

実はこれ、福岡県で初めての研修会。
これまで、救急隊員や医師向けの救護プログラムはありましたが、
去年、一般の人向けのコースが作られたのです。

参加者がまず学んだのは、現場を確認する「状況評価」。

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ケガ人を見つけたら、すぐに助けに行かなきゃ!と思いがちですが、
二次災害に巻き込まれないように、安全確認をすることが大切です。

スキー場でのケガであれば、ほかのスキーヤーなどの通行がないか、
交通事故現場であれば、燃料が漏れたり、対向車が来ていたりといった状況がないか。
研修では、どんな安全確認が必要か、話し合いました。

安全確認ができたら、ケガ人の状況を確認します。

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意識、呼吸、どこをケガしているか、聞いたり、触ったりしながら、確認します。
後遺症が残るおそれもあるため、無理には動かさないこともポイントです。

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私もやってみましたが、正直、相手が怪我人だと思うと・・・
焦ってしまって、頭は真っ白。
そんなときに、大切なのは、声をかけることです。
「私は●●と言います。あなたを助けます!」とか「●●を触ります、分かりますか」など
声をかけると、状況の把握とともに、相手を安心させることができるといいます。

様子が分かったら、119番通報。
場所の目印なども落ち着いて伝えましょう。

通報と並行して行うのが、応急手当。

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何よりも優先したいのは、「止血」です。
画像のように、傷口を直接押さえる「直接圧迫止血法」が有効です。
救護する側への感染などを防ぐため、タオルやビニール袋などを使って押さえます。

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逆に、してはいけないことも。
刃物などが刺さっている場合は、抜いてはいけません。
抜くと、出血がひどくなる恐れがあるのです。
タオルなどで刃物を囲んで、動かないように固定しましょう。

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研修を開いたJPTEC九州の西中さんは、
「病院のERに患者が運ばれてきたときに一番多い重症の原因は出血。
出血を減らすことにかかわってもらえたら、医師として本当に助かる」と話していました。

必要と分かっても、手当をするのは不安・・・と感じるかもしれません。
そんなときには、消防への「119番通報」が実は強い味方。
「口頭指導」と言って、通報を受けた指令センターで、心臓マッサージや、止血、
安全確認はどんなことをしたらよいかアドバイスをくれるので、安心です。

もし、ケガ人を発見したら、なによりも、冷静に、通報することが肝心かもしれませんね。

ココもチェック! ~第2回・小倉北区~
http://www.nhk.or.jp/kitakyushu-blog/100/283444.html